スコットからディスクブレーキを搭載した軽量レーシングバイク「ADDICT DISC」が登場。しなやかなカーボン素材を用いることでライドの幅を広げてくれる、人気モデルADDICTの進化系だ。



スコット ADDICT 20 DISCスコット ADDICT 20 DISC (c)スコットジャパン
ウインタースポーツ、ランニング、そしてサイクリングと、3つのカテゴリーを網羅する総合スポーツブランド「スコット」。サイクリング部門に関してはかつてのプロチーム、サウニエル・デュバルへと当時の超軽量モデルCR1を投入するなど話題を呼び、2012年からはグリーンエッジサイクリング(オリカ・スコット)とのパートナーシップを組み続けており、トップシーンからのフィードバックを製品へと反映させ続けている。

そんな同社のロードバイクにおいて、現在中核を成すのがライトウェイトレーサーの「ADDICT(アディクト)」だ。コンフォートロードのSOLACE(ソレイス)シリーズには2015年モデルからディスクブレーキ搭載モデルがラインアップされてきたが、昨今のディスクロードの普及を受け、このADDICTシリーズにもディスクブレーキ仕様のモデル「ADDICT DISC」が追加されている。

フラットマウント×スルーアクスルにより高い制動力を受け止めるフラットマウント×スルーアクスルにより高い制動力を受け止める (c)スコットジャパンADICCT DISCでも十分なタイヤクリアランスが用意され、28mmのタイヤが装備されるADICCT DISCでも十分なタイヤクリアランスが用意され、28mmのタイヤが装備される (c)スコットジャパン


フレーム素材にはしなやかな乗り心地が特徴的な、同社カーボンのエントリーグレードに当たる「HMFカーボン」を採用。これを無駄なレイアップを抑え、レイヤーの最適化を図るスコット独自の「IMPカーボンテクノロジー」によりフレームへ成型していくことで性能バランスに優れたフレームを実現している。最上位カーボン「HMX SL」や「HMX」素材をあえて使わず、しなやかな乗り心地が求められている。

軽量モデルながら空力性能も考慮されており、各チューブにはエアロモデル「FOIL」と同様の空力に優れた「F01テクノロジーチューブシェープ」を採用。ジオメトリーはハイエンドレーシングバイクを踏襲した、ヘッドチューブが短めなレースジオメトリーを用いている。上部1-1/8、下部1-1/4サイズのテーパードヘッドと、BB86規格のボトムブラケットにより、安定したハンドリングと高いパワー伝達性を実現。レーシングバイクたるADDICTの要素がそのまま詰め込まれた高性能な1台に仕上がっている。

スコット ADDICT 30 DISCスコット ADDICT 30 DISC (c)スコットジャパン
ブレーキシステムには主流規格となったフラットマウント×スルーアクスルを導入。またタイヤクリアランスも広げられ、28mm幅まで対応可能となったため、未舗装路を含む林道ツーリングにもうってつけだ。

国内で展開されるラインアップは2種類。コンポーネントにシマノ アルテグラを搭載し、ホワイトを基調にブラックとレッドでレーシーな佇まいの「ADDICT 20 DISC、459,000円(税抜)」と、シマノ 105を搭載しオールブラックでマットな装いの「ADDICT 30 DISC、369,000円(税抜)」が用意されている。どちらもシマノ製油圧ディスクブレーキを搭載しており、ライドの幅を広げてくれそうなモデルだ。取り扱いはスコットジャパン。

オンロードからグラベルまでライドの幅を広げてくれるだろうオンロードからグラベルまでライドの幅を広げてくれるだろう (c)スコットジャパン


スコット ADDICT 20 DISC
フレーム:Addict HMF Flatmount Disc
コンポーネント:シマノ・アルテグラ
サイズ:XXS/47、XS/49、S/52、M/54、L/56
重 量:8.50 kg
価 格:459,000円(税抜)

スコット ADDICT 30 DISC
フレーム:Addict HMF Flatmount Disc
コンポーネント:シマノ・105
サイズ:XXS/47、XS/49、S/52、M/54、L/56
重 量:8.50kg
価 格:369,000円(税抜)


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