昨日からベトナムで開催中の女子ステージレース「ビワセカップ」。大会初日の梶原悠未(筑波大学)のスプリント勝利に続き、大会2日目には唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が独走勝利を飾った。



後続に3分以上のタイム差を付けて独走勝利した唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)後続に3分以上のタイム差を付けて独走勝利した唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:PHAM HUY


大会2日目は平坦基調の97kmを行く大会2日目は平坦基調の97kmを行く photo:PHAM HUYスプリントポイントでは2回ともイエロージャージを着用する梶原悠未(筑波大学)が1位通過スプリントポイントでは2回ともイエロージャージを着用する梶原悠未(筑波大学)が1位通過 photo:PHAM HUYレース後半の登りでアタックする唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)レース後半の登りでアタックする唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:PHAM HUY3月8日より9日間にかけてベトナムにて開催されている女子のステージレース「ビワセカップ」。日本からもナショナルチームとして5名が出場しており、大会2日目はベトナムのドンナイ省ディンクアン地区をスタートしバオロク市まで北上していく97kmで争われた。

レース前半はアップダウンを含む平坦基調なレイアウト。途中には2箇所のスプリントポイントが設けられ、昨日2位に終わったベトナムのエース、グイェン・ティータットが仕掛けたものの、リーダージャージを着る梶原悠未がどちらも差し切り1位通過してみせる。

レースは後半になって動く。およそ10kmの登りに差し掛かると唐見実世子がアタックし、そこにタイ・カザフスタン・ベトナムの選手が続く展開となった。力強い走りを見せた唐見はそのまま独走態勢に持ち込み、後続に3分以上のタイム差を付ける圧巻の勝利。リーダージャージを獲得した。また、第2グループに入り抑え役に回った福田咲絵(慶応義塾大学)が5位に入っている。

黄色いリーダージャージを受け取った唐見は「チームのみんなの協力で私は足を使わず登りに突入できたので、そのまま独走になり、ステージ優勝とリーダージャージを獲得する事ができました。みんな、ありがとう!明日からはリーダージャージ、ポイントジャージを守らなければなりません。チームで声を掛け合って頑張ります」とチームFacebookにてコメント。

明日は今日のゴール地点からさらに北上し、途中には再び約10kmの登りが用意されている115kmのコース。日本勢は唐見のリーダージャージ保持を第一に、梶原のスプリントポイント獲得等も狙ってくることが期待できる。



ビワセカップ2017第2ステージ
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
2位 サンパソン・ヌンタナ(タイ)
3位 ディン・ティーヌンクィン(ベトナム)

text:Yuto.Murata

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