ヘルメットやアイウェアなどのプロテクションアイテムを展開するイタリアンブランド、SH+より空気抵抗削減を第一の目的として開発されたTT向けエアロヘルメット「EOLUS」と「TRI EOLUS」を紹介しよう。



SH+ EOLUS & TRI EOLUSSH+ EOLUS & TRI EOLUS (c)ジェイピースポーツグループ
バイクヘルメットのチンストラップ生産を起源に持ち、当初はスキーヘルメットメーカーとして2001年に本格的なヘルメット生産を開始したSH+。当時のブランド名であるSunhelet (サンヘルメット)の頭文字と更なる飛躍を意味する”+”とを合わせたネームに変更され、2004年に現在のブランドの形ができあがった。

現在はNIPPOヴィー二ファンティーニにサングラスを供給するなど、アイウェアメーカーとしての地位も確立しているSH+。常に第一線のレース現場を走るプロライダーからのフィードバックを開発に活かし、かつ100%メイドインイタリーを貫くことで妥協のない製品を世に送り出しているブランドだ。

そんな同社から新たにタイムトライアル/トライアスロン向けのエアロヘルメット「EOLUS(エオラス)」と「TRI EOLUS(トライエオラス)」が登場。エアロヘルメットには流行りの丸みを帯びたショートテールフォルムを採用し、コンマ1秒を競うライダーの為に空気抵抗削減を第一の目的として開発されたモデルである。

TRI EOLUSを着用するフランスのコンチネンタルチームHP BTP-Auber93の選手TRI EOLUSを着用するフランスのコンチネンタルチームHP BTP-Auber93の選手 (c)auber93cyclisme.com/ThomasMaheux
この2つのヘルメットは基本的には同形状であるが、EOLUSはベンチレーションホールを無くすことで空気抵抗を極限まで減らし、TRI EOLUSは逆にベンチレーションホールを設けることによって快適性とエアロ効果の両立を実現したモデルとなっている。タイムトライアルやトラック競技等の短時間使用が目的であればEOLUSを、トライアスロン等のロングディスタンスを走る競技であればTRI EOLUSが適しているだろう。

シェル内部はアジア人の頭部の骨格をベースに設計されたアジアンフィットとされており、側頭部方向(横幅)が広く、被りが深い。上下にも調整が行える36段階ノッチのダイヤルクロージャーによって微調整を可能とした「Twin System IV」フィッティングシステムとあわせて、優れたフィット感を実現している。

インナーパッドには通気性に優れ、アレルギーが発生する可能性が少ないSITIP社の2Dayパッドを採用。ストラップは中央部をメッシュとした軽量タイプで、バックルをカバーするパッドを装備。テール部分には夜間走行時の被視認性を高めるリフレクターを配している。

カラーはEOLUSが中央にイタリアンカラーのラインが施されたBLACK FLAG、TRI EOLUSはホワイトのラインが入るBLACK/WHITEの各1色展開で、サイズもS/Lのワンサイズとなる。スモークが入った交換可能なバイザーが標準で装備され、クリアーバイザーと専用のソフトケースが付属する。なお、EOLUSのみがJCF公認ヘルメットとなる点に注意して欲しい。価格はEOLUSが43,000円(税抜)、TRI EOLUSが38,000円(税抜)で、取り扱いはジェイピースポーツグループ。



SH+ EOLUS
JCF公認ヘルメット
重量:420g
サイズ:S/L(55~60)
カラー:BLACK FLAG
付属品:交換用クリアーバイザー、専用ソフトケース
価格:43,000円(税抜)

SH+ TRI EOLUS
重量:420g
サイズ:S/L(55~60)
カラー:BLACK/WHITE
付属品:交換用クリアーバイザー、専用ソフトケース
価格:38,000円(税抜)

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