アジア選手権男子エリートロードレースで、韓国のパク・ソンホンが金メダル。日本勢は別府史之が4位、新城幸也が7位とメダルには届かなかった。



8名の逃げグループを率いる別府史之(トレック・セガフレード)8名の逃げグループを率いる別府史之(トレック・セガフレード) photo:Kenji NAKAMURA/JCF


スタートを待つ新城幸也(バーレーン・メリダ)、別府史之(トレック・セガフレード)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ)スタートを待つ新城幸也(バーレーン・メリダ)、別府史之(トレック・セガフレード)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ) photo:Kenji NAKAMURA/JCF先頭を追う新城幸也(バーレーン・メリダ)先頭を追う新城幸也(バーレーン・メリダ) photo:Kenji NAKAMURA/JCFバーレーン、バーレーン・インターナショナルサーキットを舞台に開催されているアジア選手権はいよいよ最終日を迎え、コースを12周、153.6kmで争われる男子エリートのロードレースが行われた。日本チームのメンバーは、新城幸也(バーレーン・メリダ)、別府史之(トレック・セガフレード)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ)の4名だ。

当日朝には非常に珍しい雨が降りつけ、8時スタートのレースは1周目の途中までニュートラル走行の措置が採られた。雨が上がってペースが上がると、別府を含む8名が逃げる展開に。中盤に入ってメイン集団はペースアップによって分裂し、新城は第2集団に入ったものの、増田と窪木は後方に取り残されてしまう。

後続グループは追走のリズムを失い、新城グループのみがペースを上げて先頭を追い込んでいく。最終盤になってようやく追いつき、ラスト1.2kmでカザフスタンの選手がアタック。ここに新城が食らいつき絶好の展開に持ち込んだものの、残り300mで吸収。

そのままフィニッシュへとなだれ込み、パク・ソンホン(韓国)が頭一つ抜け出すスプリントで金メダル。UAEチームエミレーツのヨゼフ・ミルザアルハマディ(UAE)、アスタナのザンドス・ビジギトフ(カザフスタン)と続き、別府史之(トレック・セガフレード)は4位、新城幸也(バーレーン・メリダ)は7位とメダルには手が届かなかった。

新城は「自分のチームのスポンサーの母国開催だっただけに、表彰台に上がって王子からメダルをかけてもらいたかった。まだシーズンは始まったばかりなので、気持ちを切り替えてヨーロッパでまた頑張ります」とコメント。



集団内で走る増田成幸(宇都宮ブリッツェン)集団内で走る増田成幸(宇都宮ブリッツェン) photo:Kenji NAKAMURA/JCF集団内で走る窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ)集団内で走る窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ) photo:Kenji NAKAMURA/JCF

ゴール勝負を制したパク・ソンホン(韓国)ゴール勝負を制したパク・ソンホン(韓国) photo:Kenji NAKAMURA/JCF


アジア自転車競技選手権大会2017 男子エリートロードレース結果
1位 パク・ソンホン(韓国)         3h49'16"
2位 ヨゼフ・ミルザアルハマディ(UAE)
3位 ザンドス・ビジギトフ(カザフスタン)
4位 別府史之(トレック・セガフレード)
7位 新城幸也(バーレーン・メリダ)
26位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)     +11'34"
28位 窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ)
  
text:So.Isobe
photo:Kenji NAKAMURA/JCF