先週末の2日間、地元ベルギーのクラシックレースを見据えるロット・ソウダルのメンバーがコースをレッキ。タイヤのテストも含め、オウデ・クワレモントなどの急坂も駆け上がった。



コースの下見を行うロット・ソウダルのメンバーコースの下見を行うロット・ソウダルのメンバー photo:CorVos新加入のモレノ・ホフラント(オランダ、ロット・ソウダル)新加入のモレノ・ホフラント(オランダ、ロット・ソウダル) photo:CorVosクラシックで用いられるコースでトレーニングライドを行ったのは、ロットNLユンボから移籍してきたモレノ・ホフラント(オランダ)とティエシー・ブノート、フレデリック・フリソン、ニコラス・マース、そしてユルゲン・ルーランズ(共にベルギー)の5人。

土曜日には2月25日に開催されるオンループ・ヘット・ニュースブラッド(UCIワールドツアー)のコースを140km、日曜日には2月26日開催のクールネ~ブリュッセル~クールネ(UCI1.HC)と3月24日開催のレコードバンク・E3ハレルベーケ(UCIワールドツアー)のコースを計200kmを試走。オウデ・クワレモントなどの勝負どころも通過した。ホフラントは「雨少々、石畳少々、登り少々、キツさ少々で十分に下見ができた」と語っている。

ヘルマン・フリソン監督によれば、この季節に試走を行った理由はオンループが近くなると悪天候となることが多いため。「選手たちにも自分にも有益な下見になった。(新しいサプライヤーに変更した)タイヤ空気圧やチューブを試すことができた」とコメント。この中ではスプリント力の高いホフラントとルーランズがエースを担うと見られている。

また、ロンド・ファン・フラーンデレン(UCIワールドツアー)をシーズン序盤の目標に据えるドイツナショナル王者のアンドレ・グライペルは、昨年とは異なりアブダビツアーやパリ〜ニースを通してコンディションを整えていくという。その後はドイツ、フランクフルトで開幕するジロ・デ・イタリアへと出場する予定だ。

text:So.Isobe
photo:CorVos