バーレーン・メリダが母国の宮殿でチームプレゼン開催　新城幸也もジャージ姿を披露

今シーズンから新城幸也が所属する新UCIワールドチーム、バーレーン・メリダプロサイクリングチームのプレゼンテーションが宮殿にて盛大に開催された。いよいよ新チームとともに新城の2017年シーズンが始動する。このプレゼンテーションで公式カメラマンを務めた飯島美和さん（チームユキヤ）が伝える。

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美しい中東の海を背景に出揃ったバーレーン・メリダの選手たち photo:Miwa.Iijima/CorVos
チームの概要を紹介するナセル・ビン・ハマド・アル・カリファ王子 photo:Miwa.Iijima/CorVosプレゼンテーションに登壇するエースのヴィンチェンツォ・ニーバリ photo:Miwa.Iijima/CorVos


年末から恒例のタイでのトレーニングキャンプを行っていた新城は1月5日にバーレーンに入り新チームと初めて合流し、チームの集合写真撮影や、バーレーンのファンたちとのライドイベント、またメディアからのインタビュー取材などのスケジュールをこなした。

チームの撮影中はエースで看板選手であるイタリアのスーパースター、ヴィンチェンツォ・ニーバリらと肩を並べフロントポジションを指名されるなど、10回のグランツール完走の実績を持つベテランの新城に対し、チームの期待や信頼、そしてチームメイトからのリスペクトが感じられる場面が多くあった。

ナセル・ビン・ハマド・アル・カリファ王子と新城幸也 photo:Miwa.Iijima/CorVosプレゼンテーションには世界各国からジャーナリストたちが集まった photo:Miwa.Iijima/CorVos


チームはバーレーンの第4位即位継承権を持ち、同国オリンピック委員会会長を務めるナセル・ビン・ハマド・アル・カリファ王子が中心となり、バーレーンの企業から集めた資金とバイクブランドメリダのスポンサーにより発足し、ワールドツアーライセンスを取得。ツール・ド・フランスをはじめとするグランツール、ビッグレースの出場が確定されている。

ヤシが繁る道をヴィンチェンツォ・ニーバリらと肩を並べ走る新城幸也 photo:Miwa.Iijima/CorVos
ヴィンチェンツォ・ニーバリらと肩を並べ走る新城幸也 photo:Miwa.Iijima/CorVosヴィンチェンツォ・ニーバリらと肩を並べ走る新城幸也 photo:Miwa.Iijima/CorVos


ジャージ姿を披露した新城幸也（バーレーン・メリダ） photo:Miwa.Iijima/CorVosチームプレゼンテーションを終えた新城は「チームの雰囲気はとても良く、居心地が良いチームです。マシンは変わらないので、なんの心配もなかった。新しいチームなので、みんながいろいろなチームから移籍してきているが、すでにきちんと役割的なものを自分たちが自覚していて、本当にプロだと思えるメンバーが集まっている。強いチームになれると思うよ。今シーズンも良いレーススケジュールが与えてもらっているので、自分への期待も感じている。その期待以上のことができるように、2017年シーズン頑張りますので、バーレーンメリダともども応援してください!!」と、晴れやかな表情で語っている。

新城は本日9日にバーレーンからオーストラリアへと移動。1週間ほどトレーニングを行い、初戦は17日からアデレードで開催されるツアー・オブ・ダウンアンダー(ワールドツアー)に出場
する。


Photo&text: 飯島美和／Miwa IIJIMA（チームユキヤ）