11月26日と27日の2日間、Raphaスーパークロス野辺山が長野県南佐久郡南牧村の滝沢牧場で開催される。国内外の選手が出場するUCIレースや、多彩なメーカー&フードブースなど、国内シクロクロス人気の火付け役とも言えるビッグイベントの今年の見どころをお届けします。



ポディウムフィニッシャー(トップスリー)の選手に与えられる優勝トロフィーポディウムフィニッシャー(トップスリー)の選手に与えられる優勝トロフィー photo:nobeyamacyclocross.cc
ポディウムフィニッシャー(トップスリー)の選手に与えられる優勝トロフィーポディウムフィニッシャー(トップスリー)の選手に与えられる優勝トロフィー photo:nobeyamacyclocross.cc人気を博したティム・ジョンソンのシクロクロススクール人気を博したティム・ジョンソンのシクロクロススクール photo:Kei Tsuji


Raphaスーパークロス野辺山2016コースマップRaphaスーパークロス野辺山2016コースマップ photo:nobeyamacyclocross.cc八ヶ岳を背にしたダイナミックな風景が広がり、カウベルの音が鳴り響く標高1,350mの滝沢牧場に今年もシクロクロッサーが集結する。Raphaスーパークロス野辺山は今年で開催7回目を迎えるシクロクロスレース。2日連続で行われるUCI(国際自転車競技連盟)登録レースでは国内トップレベルの戦いが繰り広げられる。

竹之内悠(東洋フレーム)竹之内悠(東洋フレーム) photo:Kei Tsuji / TDWsport招待選手として出場するのは、ともに全日本チャンピオンの竹之内悠(東洋フレーム)と坂口聖香(パナソニックレディース)の2人。今シーズンのヨーロッパ遠征前半を終えた竹之内は帰国後すぐの出場となる。全日本選手権の2週間前というだけに、日本のトップレーサーたちがコンディションを整えた状態でレースに挑む。とくにエリート男子は竹之内と小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)、そして好調の沢田時(ブリヂストンアンカー)の3名が今シーズン初めて揃い、全日本選手権を占う上でも重要な戦いになる。

坂口聖香(パナソニックレディース)坂口聖香(パナソニックレディース) photo:Kei Tsuji海外からは18歳のキャメロン・ベアード(Cannondale Cycloclossworld)が出場。アメリカの将来を担うベアードは1月のシクロクロス世界選手権ジュニアで23位の成績を残している。チームメイトのティム・ジョンソン(Cannondale Cycloclossworld)は日曜日のUCIレースに出場するとともに、昨年好評を得たシクロクロススクールを土曜日に開催する。

オーストラリア選手権で2年連続表彰台に上り、シクロクロス東京にも出場したギャリー・ミルバーン(SPEEDVAGEN MAAP)は初の野辺山出場。また、スノーボード界の第一線で活躍するフォトグラファーであり、オーストラリア選手権マスターチャンピオンのジェフ・カーティス(SPEEDVAGEN MAAP)はCM1への出場だ。

もちろん注目はUCIエリートレースだけではなく、AJOCCの各カテゴリーレースからキンダーガーデンまで多種多様なレースが開催。2日間でのべ1,100人オーバーのエントリー数が人気の高さを表している。



UCIエリート男子 スタートUCIエリート男子 スタート photo:Kei Tsuji
毎年仮装で盛り上がるシングルスピード(もちろん先頭では白熱したレースが展開)毎年仮装で盛り上がるシングルスピード(もちろん先頭では白熱したレースが展開) photo:Kei Tsuji毎年盛り上がるキンダーガーデンレース毎年盛り上がるキンダーガーデンレース photo:Kei Tsuji
ビール片手にレース観戦もおすすめビール片手にレース観戦もおすすめ photo:Kei Tsuji会場には多くのメーカーブースが並ぶ会場には多くのメーカーブースが並ぶ photo:Kei Tsuji
11月24日(木)のコース設営時の様子11月24日(木)のコース設営時の様子 photo:Kei Tsuji


Raphaスーパークロス野辺山オリジナル『泥Tシャツ』 価格:4,000円(税込)Raphaスーパークロス野辺山オリジナル『泥Tシャツ』 価格:4,000円(税込) photo:nobeyamacyclocross.cc野辺山と言えばフライオーバー(立体交差)や泥セクションが名物だが、2016年はそこに雪の要素が加わることになりそうだ。

Raphaスーパークロス野辺山オリジナル『カウベル』価格:1,200円(税込)Raphaスーパークロス野辺山オリジナル『カウベル』価格:1,200円(税込) photo:nobeyamacyclocross.cc11月24日(木)、大雪に見舞われた会場は約15cmの積雪を記録し、一面真っ白な雪景色が広がった。週末にかけて天候が好転するものの、明け方の最低気温がマイナス10度以下まで下がる予報が出ている。

雪が溶けずにコースに残り、そこに凍結がプラスされた難コースになる可能性も。最高気温が上がった場合は溶けた雪によってコースが泥に覆われることも考えられる。

ビアグラス&オリジナルラベルビールのセット 価格:2,500円(税込)ビアグラス&オリジナルラベルビールのセット 価格:2,500円(税込) photo:nobeyamacyclocross.ccレース出場や観戦と同時に楽しみたいのがメーカーブースと飲食ブースだ。2016年はジャガー・ランドローバー・ジャパンを大会のサブスポンサーに迎え、さらに20社を超えるメーカーブースが会場に並ぶ予定。もちろん温かいコーヒーから焼き菓子、カレー、おでん、豚汁までありとあらゆるフードが揃う飲食ブースの充実も見逃せない。車を運転する予定がなければ、ブリュワリーや欧州クラフトビール販売店のビールを飲みながらの観戦も是非!

そしてそして大会限定のカウベル(1,200円)と泥Tシャツ(4,000円)や、ビアグラス(2,500円)が今年も販売。ビアグラスにはオリジナルラベルのボトルビールが付属する。

このビアグラス&オリジナルラベルビールの売上の一部は、シクロクロッサーにもお馴染みのブルーパブレストランROCKの支援に充てられる。野辺山のお隣、清里にあるROCKは今年8月8日に火災により全焼。現在2017年のオープンに向けて再建中で、大会当日は募金箱を設置予定だ。



11月24日(木)のコース設営時の様子11月24日(木)のコース設営時の様子 photo:Kei Tsuji


大会スケジュール
11月26日(土)
コースオープン       6:30〜
C4             8:00〜
C3             8:50〜
CL2+CL3          9:40〜
CM1+CM2          10:30〜
C2             11:20〜
ティム・ジョンソンスクール 12:10〜
シングルスピード      12:45〜
UCIエリート女子      13:30〜
UCIエリート男子      14:45〜
11月27日(日)
コースオープン       6:30〜
小学校高学年        8:00〜
小学校低学年        8:02〜
CL3            8:30〜
C4             9:10〜
C3             10:00〜
CM2            10:50〜
CL2            10:51〜
C2            11:40〜
CM1           11:41〜
キンダーガーデン     12:35〜
UCIエリート女子     13:30〜
UCIエリート男子      14:40〜




メーカーブース
株式会社カワシマサイクルサプライ
パナレーサー株式会社
株式会社フタバ商店
株式会社ジャイアント
株式会社ディッセターレ
株式会社ASK TRADING
グローブライド株式会社
ダイアテック株式会社
株式会社インターマックス
東洋フレーム株式会社
ミズタニ自転車株式会社
Champion System
AboveBikeStore
IRC TIRE
TKC Productions & ChanNu
アキコーポレーション
…&Bicycle
株式会社亀の子束子
Northwave
Fabric
Sim Works
CACHALOT

飲食ブース
盆栽自転車店
合同会社Marca
タベルナ エスキーナ
株式会社 créA
ease cafe
EARLY BIRDS BREAKFAST & PINE FIELDS MARKET
moss garden + farm
CRAFT DRINKS
マサラ・スター
more than cafe!
南牧村商工会

text:Kei Tsuji