8月17日から19日までの3日間の日程で行われたリオデジャネイロオリンピックBMX。日本から長迫吉拓が出場した男子は、アメリカのコーナー・フィールズが初の金メダルを獲得。女子はコロンビアのマリアナ・パホンが連覇を果たした。



19日に決勝が行われた男子BMX19日に決勝が行われた男子BMX photo:Watson/UCI
2008年の北京オリンピックから正式種目として採用されているBMX。8月17日・18日と2日間に渡って予選、準々決勝、準決勝が、19日には勝ち進んだ8名による決勝レースが行われた。

男子BMX シーディングランを走る長迫吉拓男子BMX シーディングランを走る長迫吉拓 photo:Bettini男子には、世界選手権7位入賞の実績を持つ22歳の長迫吉拓が日本から出場。予選のシーディングラン(タイムトライアル)を12位で通過。続く準々決勝は、8人1組で3回レースを行い、順位をそのまま点数にして合計点数の少なさを競うというもので、長迫は7位-6位-8位と順位を上げられず敗退。

また、前回大会覇者のマリス・ストロムベルグス(ラトビア)や現世界王者のジョリス・ドーデ(フランス)といったメダル候補たちも決勝を前に姿を消すことに。

決勝はニコラス・ロングとコーナー・フィールズのアメリカ勢2人が先頭に立つ形で第1コーナーを終える。すると最終の第3コーナーでフィールズが驚異的な加速を見せ、そのまま後続を突き放して先頭でフィニッシュし金メダルを獲得。イエレ・ファンホルコム(オランダ)が銀メダル、カルロスアルベルト・ラミレスジェペスが銅メダルに輝いた。

男子BMX 単独先頭でフィニッシュへと向かうコーナー・フィールズ(アメリカ)男子BMX 単独先頭でフィニッシュへと向かうコーナー・フィールズ(アメリカ) photo:Watson/UCI男子BMX 表彰台男子BMX 表彰台 photo:Watson/UCI

女子BMX 天を仰ぎながらフィニッシュするマリアナ・パホン(コロンビア)女子BMX 天を仰ぎながらフィニッシュするマリアナ・パホン(コロンビア) photo:Watson/UCI女子BMX 表彰台女子BMX 表彰台 photo:Watson/UCI


女子は、ロンドン五輪金メダルのマリアナ・パホン(コロンビア)が序盤のリズムセクションで先頭に立つと、後続を振りきってフィニッシュし連覇を達成。アリス・ポスト(アメリア)が2位、ステファニー・エルナンデス(ベネズエラ)が3位に入っている。

リオオリンピック最後の週末となる8月20日・21日には、それぞれ女子と男子のMTBクロスカントリーが開催される。男子には山本幸平がエントリーしている。



リオ五輪2016BMX結果
男子BMX決勝
1位 コーナー・フィールズ(アメリカ)          34"642
2位 イエレ・ファンホルコム(オランダ)         35"316
3位 カルロスアルベルト・ラミレスジェペス(コロンビア) 35"517
4位 ニコラス・ロング(アメリカ)            35"522
5位 トリー・ニハン(カナダ)              35"674
6位 サム・ウィロビー(オーストラリア)         36"325
7位 ニーク・キマン(オランダ)             36"579
8位 アンソニー・ディーン(オーストラリア)       DNF

女子BMX決勝
1位 マリアナ・パホン(コロンビア)           34"093
2位 アリス・ポスト(アメリア)             34"435
3位 ステファニー・エルナンデス(ベネズエラ)      34"755
4位 ブルック・クレイン(アメリア)           35"520
5位 ヤロスラーワ・ボンダレンコ(ロシア)        36"017
6位 エルケ・ファンホーフ(ベルギー)          39"538
7位 ラウラ・スムルダース(オランダ)          1'52"235
8位 マノン・ヴァレンティノ(フランス)         2'41"109

text:Yuya.Yamamoto
photo:Watson/UCI

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