ブエルタ・ア・ブルゴス(UCI2.HC)第2ステージはチームタイムトライアル形式で行われ、アスタナがトップタイム。ディミトリ・グルージェフ(カザフスタン)が総合首位に浮上している。



トップタイムで優勝したアスタナトップタイムで優勝したアスタナ photo:Bettini


ステージ2位 モビスターステージ2位 モビスター photo:Bettiniステージ4位 チームスカイステージ4位 チームスカイ photo:Bettiniチームタイムトライアルの舞台となったのは、ブルゴス市街地と郊外を繋ぐ10.72kmの短距離コース。中盤には標高差およそ100mほどの登りが含まれるが、その前後は基本的にオールフラット。午後15時3分、第1出走チームであるFDJのスタートをもって、この日のレースが幕を開けた。

アルベルト・コンタドール(スペイン)率いる7番手出走のティンコフがトップタイムをマークしたものの、元アワーレコード保持者であるアレックス・ダウセット(イギリス)やゴルカ・イサギーレ(スペイン)擁するモビスターが7秒上回る。しかし次出走のアスタナがわずか2秒トップタイムを塗り替えた。

以降もチームスカイ(最終4位)やエティックス・クイックステップ(最終3位)が好走したものの、最後までアスタナの記録を破るチームは現れない。アスタナの優勝が決まり、先頭でフィニッシュしたディミトリ・グルージェフ(カザフスタン)が総合リーダージャージに袖を通した。

「今日のチームは完璧だった。一つのミスも犯すことなく最後まで走りきれた。リーダージャージを手にできて嬉しい。3週間の厳しい山岳トレーニングを重ねてきた甲斐があった」とはグルージェフ。

NIPPOヴィーニファンティーニは34秒遅れのステージ14位に入っており、山本元喜と小林海はそれぞれ総合87位と128位となっている。



総合首位に立ったディミトリ・グルージェフ(カザフスタン、アスタナ)総合首位に立ったディミトリ・グルージェフ(カザフスタン、アスタナ) photo:Bettini
NIPPOヴィーニファンティーニは34秒遅れのステージ14位でまとめたNIPPOヴィーニファンティーニは34秒遅れのステージ14位でまとめた photo:Bettini


ブエルタ・ア・ブルゴス2016第2ステージ結果
1位 アスタナ
2位 モビスター
3位 エティックス・クイックステップ
4位 チームスカイ
5位 BMCレーシング
6位 オリカ・バイクエクスチェンジ
7位 カチューシャ
8位 ティンコフ
9位 カハルーラル
10位 FDJ
14位 NIPPOヴィーニファンティーニ
13’10”
+02”
+03”
+06”
+09”

+11”
+13”
+14”

+34”


個人総合成績
1位 ディミトリ・グルージェフ(カザフスタン、アスタナ)
2位 ダリオ・カタルド(イタリア、アスタナ)
3位 エロス・カペッキ(イタリア、アスタナ)
4位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アスタナ)
5位 ジャンニ・メールスマン(エティックス・クイックステップ)
6位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)
7位 ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、エティックス・クイックステップ)
8位 ダヴィド・デラクルス(スペイン、エティックス・クイックステップ)
9位 ゴルカ・イサギーレ(スペイン、モビスター)
10位 イブ・ランパート(ベルギー、エティックス・クイックステップ)
87位 山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)
128位 小林海(NIPPOヴィーニファンティーニ)
3h45’14”



+03”





+35”
+54”


ポイント賞
1位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、チームスカイ) 

山岳賞
1位 マーティン・トゥスフェルト(オランダ、ジャイアント・アルペシン)

ヤングライダー賞
1位 ヨナタン・レストレポ(コロンビア、カチューシャ)

チーム総合成績
1位 アスタナ

text:So.Isobe

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