2009/10/14(水) - 21:53
JCFジャパンシリーズダウンヒル第6戦及びクロスカントリー第8戦が10月10～11日に石川県白山市瀬女高原スキー場で行われ、DHIエリート男子は安達靖（Team Ikuzawa）、エリート女子は末政美緒（FUNFANCY/INTENSE）、XCOエリート男子は山本幸平（チームブリヂストン・アンカー）、エリート女子は片山梨絵（SPECIALIZED）が優勝した。
安達靖（Team Ikuzawa） photo:Akihiro.NAKAOJシリーズ最終戦となる瀬女。このレースでナショナルランキングが決定するとあって一年の締めくくりとなる。先日の台風の影響でダウンヒルのコースは一部倒木により変更となり、路面は水が流れる箇所もあって非常に厳しいコンディションだ。
10日のダウンヒルエリート男子予選は青木卓也（TEAM GIANT）の4:48.333を先頭に安達靖（Team Ikuzawa）・永田隼也（FFC/INTENSE）・門脇祥（ARIGERRacingFact）・井手川直樹（EVIL/SUNSPI.com）の順。向原健司（Team Ikuzawa）は痛恨のパンクで自身が宣言していた3冠（全日本、ナショナルランキング、チームランキング）は消えた。
末政美緒（FUNFANCY/INTENSE） photo:Akihiro.NAKAO
決勝はコース最後のゲレンデに降りる激下りの手前のジャンプセクションで何人ものライダーが転倒してしまう程果敢に攻める。井手川が4:46.968で50秒台を切り、門脇、永田と続いて安達が4:42.183をマーク、青木は4:46.504止まりで安達が今季初優勝。安達「今季なかなか勝てずに焦りましたが最後に勝ててよかったです」と語る。
エリート女子は末政で2位に12秒も離す貫禄勝ち。末政は自身最終戦の11月のアジア戦の抱負を語った。
DHIナショナルランキングは井手川、飯塚朋子（team corratec）が獲得。
今回も後続を大きく離した片山梨絵（SPECIALIZED） photo:Akihiro.NAKAO
11日のクロスカントリーは低い高低差のコースで、下りの要所は多くの選手が担いで降りる程の難しさ。また夜半の雨で芝生区間は重く路面は回復していない。エリート男子は7周回で行われ、山本幸平が出場し最終戦にふさわしいレースだ。
定刻スタート、序盤から辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）がハイペースで飛び出す、後に山本、ディラン・クーパー（TREK）・山本和弘（キャノンデール・ファクトリーレーシング）と続く。3周目に辻浦は山本幸平に約30秒リードし、3番手になった山本和弘とは約1分40秒も離した。過去圧倒的なペースで走った山本幸平は今回は淡々としたペースで走る。5周目に辻浦はパンクして遅れ山本幸平が抜く。辻浦はピットでタイヤ交換をするものの挽回できず山本幸平が優勝。3位は山本幸平の兄の山本和弘、4番手にディラン、5位に竹之内悠 （TREK）が入った。山本幸平は「最終戦ということで勝ててよかったです。11月のアジア戦に出場しますので応援よろしくお願いします」と語る。
5周目に山本幸平（チームブリヂストン・アンカー）が辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）を抜く photo:Akihiro.NAKAO
エリート女子は片山が後続を6分以上も離して優勝。「瀬女ではなかなか勝てなかったのですが、世界戦のトレーニングの技術もあっていい走りで勝てました」と語る。
XCOナショナルランキングはディラン・片山が獲得した。
最終周回でピットにサインを送る山本幸平（チームブリヂストン・アンカー） photo:Akihiro.NAKAO
結果
DHIエリート男子
1位 安達靖（Team Ikuzawa）4:42.183
2位 青木卓也（TEAM GIANT）＋4.321
3位 井手川直樹（EVIL/SUNSPI.com）＋4.785
4位 永田隼也（FFC/INTENSE）＋5.882
5位 門脇祥（ARIGERRacingFact）＋11.322
6位 黒沢大介（Team Fust）＋13.228
7位 清水一輝（AKI FACTORY TEAM）＋14.102
8位 阿藤寛（1-jyo AV store）＋16.186
9位 柴田幸治（A&F SANTACRUZ）＋17.295
10位 井本はじめ（TRANSITION）＋17.615
DHIナショナルランキング表彰 photo:Akihiro.NAKAO
DHIエリート女子
1位 末政美緒（FUNFANCY/INTENSE）5:24.473
2位 飯塚朋子（team corratec）＋12.383
3位 富田敬子（ZONE/nu style）＋24.124
DHIエキスパート男子
1位 藤井敏彦（RINGOROAD） 5:14.882
2位 山元春雄（M-2 MAD ANGEL）＋0.976
3位 野武雄一朗（コストダウン/ウンウン）＋3.945
XCOナショナルランキング表彰 photo:Akihiro.NAKAO
DHIスポーツ男子
1位 五十嵐優樹（STORMRIDERS） 5:18.499
2位 館正訓（ボディーアーキテクトOGK）＋2.658
3位 下垣大樹（FK170）＋3.494
DHIスポーツ女子
1位 中川綾子 7:15.899
2位 西本奈保（カピバラさん2号）＋1:48.337
3位 佐山妙子（Team Cat_Me）＋4:45.382
XCOエリート男子
1位 山本幸平（チームブリヂストン・アンカー）2:00:27.18
2位 辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）＋3:43.12
3位 山本和弘（キャノンデール・ファクトリーレーシング）＋4:00.86
4位 ディラン・クーパー（TREK）＋5:12.88
5位 竹之内悠 （TREK）＋5:29.36
6位 小野寺健（SUBARU GARYFISHER）＋6:18.49
7位 門田基志（TEAM GIANT）＋8:17.18
8位 斉藤亮（TEAM CORRATEC）＋8:53.68
9位 藤本弥之助（チームコラテック）＋9:55.10
10位 平野星矢（BIKERANCH）＋11:01.00
XCOエリート女子
1位 片山梨絵（SPECIALIZED） 1:46:04.03
2位 中込由香里（SY-NakSPECIALIZED）＋6:12.88
3位 矢沢みつみ（Team corratec）＋9:59.23
XCOエキスパート男子
1位 色川浩樹（オンザロード）1:37:55.07
2位 坂本昌良（FORZA・フォルツァ!）＋1:13.52
3位 横山航太（GEAX）＋1:54.97
XCOスポーツ男子
1位 宮内翼（INFINITY ウッチ）1:01:25.11
2位 堀江守弘（Team奥州/SKI-O）＋2:49.32
3位 酒井領（パワースポーツSICK）＋3:06.60
XCOスポーツ女子
1位 宮内佐季子 0:51:17.78
2位 岩出愛未（AKI Jr Factory Team）＋1:10.53
3位 正木知子（はとチーム）＋6:50.52
Photo&text:Akihiro.NAKAO
安達靖（Team Ikuzawa） photo:Akihiro.NAKAOJシリーズ最終戦となる瀬女。このレースでナショナルランキングが決定するとあって一年の締めくくりとなる。先日の台風の影響でダウンヒルのコースは一部倒木により変更となり、路面は水が流れる箇所もあって非常に厳しいコンディションだ。10日のダウンヒルエリート男子予選は青木卓也（TEAM GIANT）の4:48.333を先頭に安達靖（Team Ikuzawa）・永田隼也（FFC/INTENSE）・門脇祥（ARIGERRacingFact）・井手川直樹（EVIL/SUNSPI.com）の順。向原健司（Team Ikuzawa）は痛恨のパンクで自身が宣言していた3冠（全日本、ナショナルランキング、チームランキング）は消えた。
末政美緒（FUNFANCY/INTENSE） photo:Akihiro.NAKAO決勝はコース最後のゲレンデに降りる激下りの手前のジャンプセクションで何人ものライダーが転倒してしまう程果敢に攻める。井手川が4:46.968で50秒台を切り、門脇、永田と続いて安達が4:42.183をマーク、青木は4:46.504止まりで安達が今季初優勝。安達「今季なかなか勝てずに焦りましたが最後に勝ててよかったです」と語る。
エリート女子は末政で2位に12秒も離す貫禄勝ち。末政は自身最終戦の11月のアジア戦の抱負を語った。
DHIナショナルランキングは井手川、飯塚朋子（team corratec）が獲得。
今回も後続を大きく離した片山梨絵（SPECIALIZED） photo:Akihiro.NAKAO11日のクロスカントリーは低い高低差のコースで、下りの要所は多くの選手が担いで降りる程の難しさ。また夜半の雨で芝生区間は重く路面は回復していない。エリート男子は7周回で行われ、山本幸平が出場し最終戦にふさわしいレースだ。
定刻スタート、序盤から辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）がハイペースで飛び出す、後に山本、ディラン・クーパー（TREK）・山本和弘（キャノンデール・ファクトリーレーシング）と続く。3周目に辻浦は山本幸平に約30秒リードし、3番手になった山本和弘とは約1分40秒も離した。過去圧倒的なペースで走った山本幸平は今回は淡々としたペースで走る。5周目に辻浦はパンクして遅れ山本幸平が抜く。辻浦はピットでタイヤ交換をするものの挽回できず山本幸平が優勝。3位は山本幸平の兄の山本和弘、4番手にディラン、5位に竹之内悠 （TREK）が入った。山本幸平は「最終戦ということで勝ててよかったです。11月のアジア戦に出場しますので応援よろしくお願いします」と語る。
5周目に山本幸平（チームブリヂストン・アンカー）が辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）を抜く photo:Akihiro.NAKAOエリート女子は片山が後続を6分以上も離して優勝。「瀬女ではなかなか勝てなかったのですが、世界戦のトレーニングの技術もあっていい走りで勝てました」と語る。
XCOナショナルランキングはディラン・片山が獲得した。
最終周回でピットにサインを送る山本幸平（チームブリヂストン・アンカー） photo:Akihiro.NAKAO結果
DHIエリート男子
1位 安達靖（Team Ikuzawa）4:42.183
2位 青木卓也（TEAM GIANT）＋4.321
3位 井手川直樹（EVIL/SUNSPI.com）＋4.785
4位 永田隼也（FFC/INTENSE）＋5.882
5位 門脇祥（ARIGERRacingFact）＋11.322
6位 黒沢大介（Team Fust）＋13.228
7位 清水一輝（AKI FACTORY TEAM）＋14.102
8位 阿藤寛（1-jyo AV store）＋16.186
9位 柴田幸治（A&F SANTACRUZ）＋17.295
10位 井本はじめ（TRANSITION）＋17.615
DHIナショナルランキング表彰 photo:Akihiro.NAKAODHIエリート女子
1位 末政美緒（FUNFANCY/INTENSE）5:24.473
2位 飯塚朋子（team corratec）＋12.383
3位 富田敬子（ZONE/nu style）＋24.124
DHIエキスパート男子
1位 藤井敏彦（RINGOROAD） 5:14.882
2位 山元春雄（M-2 MAD ANGEL）＋0.976
3位 野武雄一朗（コストダウン/ウンウン）＋3.945
XCOナショナルランキング表彰 photo:Akihiro.NAKAODHIスポーツ男子
1位 五十嵐優樹（STORMRIDERS） 5:18.499
2位 館正訓（ボディーアーキテクトOGK）＋2.658
3位 下垣大樹（FK170）＋3.494
DHIスポーツ女子
1位 中川綾子 7:15.899
2位 西本奈保（カピバラさん2号）＋1:48.337
3位 佐山妙子（Team Cat_Me）＋4:45.382
XCOエリート男子
1位 山本幸平（チームブリヂストン・アンカー）2:00:27.18
2位 辻浦圭一（チームブリヂストン・アンカー）＋3:43.12
3位 山本和弘（キャノンデール・ファクトリーレーシング）＋4:00.86
4位 ディラン・クーパー（TREK）＋5:12.88
5位 竹之内悠 （TREK）＋5:29.36
6位 小野寺健（SUBARU GARYFISHER）＋6:18.49
7位 門田基志（TEAM GIANT）＋8:17.18
8位 斉藤亮（TEAM CORRATEC）＋8:53.68
9位 藤本弥之助（チームコラテック）＋9:55.10
10位 平野星矢（BIKERANCH）＋11:01.00
XCOエリート女子
1位 片山梨絵（SPECIALIZED） 1:46:04.03
2位 中込由香里（SY-NakSPECIALIZED）＋6:12.88
3位 矢沢みつみ（Team corratec）＋9:59.23
XCOエキスパート男子
1位 色川浩樹（オンザロード）1:37:55.07
2位 坂本昌良（FORZA・フォルツァ!）＋1:13.52
3位 横山航太（GEAX）＋1:54.97
XCOスポーツ男子
1位 宮内翼（INFINITY ウッチ）1:01:25.11
2位 堀江守弘（Team奥州/SKI-O）＋2:49.32
3位 酒井領（パワースポーツSICK）＋3:06.60
XCOスポーツ女子
1位 宮内佐季子 0:51:17.78
2位 岩出愛未（AKI Jr Factory Team）＋1:10.53
3位 正木知子（はとチーム）＋6:50.52
Photo&text:Akihiro.NAKAO
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