熊本県で3月24日から行われている高校選抜大会。中村愛花(福井科技)が個人追抜きとスクラッチで優勝し女子2冠達成。男子ポイントレースは地元熊本九州学院の相葉健太郎が、個人追抜きは松本京太(静岡北)が制した。



高校生にとってインターハイに並ぶ重要な大会が3月に行われるこの高校選抜大会。3月24日(木)からトラック3日間、ロード1日の計4日間で競われる。会場はトラックが熊本競輪場、ロードは山鹿市周辺で行なわれる。熊本競輪場は直線部分が全国最長の500mトラックであり、特に競走種目はこのバンクの特性をいかに使うかで勝敗が決まる。3月25日(金)の第2日は、昨年に続いて九州勢が力を見せた。

会場は500mバンクの熊本競輪場 ポイントレース決勝から会場は500mバンクの熊本競輪場 ポイントレース決勝から photo:Hideaki TAKAGI
男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート

前日の3月24日に行われた予選上位4人により順位決定戦が行われた。連日の強風に見舞われたが、2日間とも3分36秒台にまとめた松本京太(静岡北)が、予選タイムをわずかに縮める3分36秒659で優勝。4位までは予選の順位通りの結果に。
優勝した松本は「去年の優勝タイムを狙いたかったのですが。風は強くともそれを利用せねば。今年はインターハイで大会記録を出したい、ジュニアオリンピックカップでは23秒台を狙います」と目標を見据える。

男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 1位 松本京太(静岡北)3分36秒659男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 1位 松本京太(静岡北)3分36秒659 photo:Hideaki TAKAGI男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 表彰男子3kmインディヴィデュアル・パーシュート 表彰 photo:Hideaki TAKAGI

1位 松本京太(静岡北)3分36秒659
2位 梅本泰生(石田)3分37秒177
3位 村田祐樹(氷見)3分41秒428
4位 大屋正聡(岐阜第一)3分41秒766
5位 中山駿(日出総合)3分42秒116
6位 佐藤健(九州学院)3分42秒559
7位 廣瀬丈士(開新)3分44秒822
8位 三宅大春(北桑田)3分44秒905

女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート

前日の予選では強風下で2分44秒877のタイムを出した中村愛花(福井科技)2分44秒877がトップに。決定戦では序盤からリードした中村が差を広げて優勝。石井菜摘(作新学院)、菅原朱音(倉吉総産)が続いた。
中村は「相手のことは考えず最初から全力で行きました。屋外では今日のタイムがベストです。この後のスクラッチも優勝したいです」と語る。

女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート 1位 中村愛花(福井科技)2分42秒729女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート 1位 中村愛花(福井科技)2分42秒729 photo:Hideaki TAKAGI女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート 表彰女子2kmインディヴィデュアル・パーシュート 表彰 photo:Hideaki TAKAGI

1位 中村愛花(福井科技)2分42秒729
2位 石井菜摘(作新学院)2分46秒465 予選時タイム
3位 菅原朱音(倉吉総産)2分45秒284
4位 新井美菜(川越工)2分46秒557 予選時タイム
5位 根岸恵美(興陽)2分48秒042
6位 真砂なな子(英明)2分48秒564
7位 長石悠里(倉吉西)2分49秒225
8位 樋口彩華(城東工科)2分50秒510

ポイントレース

予選を勝ち抜いた24人、24kmで行われた決勝。ロードレースで活躍する選手らが逃げを試みるが成功しない。周長500mでもあり逃げやラップの動きにならないまま4周に1回、合計12回あるポイントの争いに。僅差の戦いからポイント差を広げたのは相葉健太郎(九州学院)、勝呂真至(伊豆総合)、長松大祐(別府商・別府翔青)の3人。ゴールポイントで途中落車していた長松が1位通過して逆転の2位に。相葉はリードを保ち優勝。

ポイントレース 2回目のポイント、右端の相葉健太郎(九州学院)が1位通過ポイントレース 2回目のポイント、右端の相葉健太郎(九州学院)が1位通過 photo:Hideaki TAKAGIポイントレース 表彰ポイントレース 表彰 photo:Hideaki TAKAGI

1位 相葉健太郎(九州学院)20点
2位 長松大祐(別府商・別府翔青)18点
3位 勝呂真至(伊豆総合)18点
4位 久保田寛栄(北中城)9点
5位 井手口滝吾(南大隅)8点
6位 関根論容(叡明)7点
7位 山崎耕平(川越工)6点
8位 花田凱成(祐誠)6点

女子スクラッチ

予選を勝ち抜いた14人6kmで行われた決勝。逃げができないまま推移するが中盤に松井優佳(南大隅)が単独逃げる。集団からは追走の動きが見られず終盤へ。ラスト2周で菅原朱音(倉吉総産)が追走に出て松井をかわし先頭。最終周回第2コーナー過ぎて3人が絡む落車が発生し、その横にいた中村がスパートをかけ第4コーナー手前で先行していた菅原をかわして優勝。女子2kmインディヴィデュアル・パーシュートに続いて2冠を達成した。

女子スクラッチ 中村愛花(福井科技)が優勝女子スクラッチ 中村愛花(福井科技)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI女子スクラッチ 表彰女子スクラッチ 表彰 photo:Hideaki TAKAGI

「なかなか抜け出すことができず松井さんが逃げたときは焦りましたが、最終周回に抜け出して勝つことができました」と喜ぶ中村。中村は1月のアジア選手権同種目で3位に入った実績がある。冬場は筋力トレーニングと暖かい場所へ移っての練習を重ねてきたという。


スプリント予選 1位 梶原海斗(祐誠)11秒316スプリント予選 1位 梶原海斗(祐誠)11秒316 photo:Hideaki TAKAGIスプリントでは予選から1/4決勝まで行われ、梶原海斗(祐誠)、脇本勇希(福井科技)甲斐俊祐(別府商・別府翔青)、吉元大生(静岡北)の、予選タイム上位でもある4人が翌日の1/2決勝へ進出した。予選の200mでは梶原が強風下で11秒316のタイムを出している。500mバンクであることとバックが強い向かい風だったため、最低でも0.3秒は影響を受けたとみられる。

photo&text:高木秀彰

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