癌からのカムバック、ツール・ド・フランス7連覇という偉業の達成。そして、ドーピングの発覚。ランス・アームストロングの栄光と転落までの軌跡を描いた映画「疑惑のチャンピオン」が、ツールの初日となる7月2日より、新宿ピカデリーほか全国で公開される。以下、プレスリリースより紹介しよう。



「疑惑のチャンピオン」7月2日公開「疑惑のチャンピオン」7月2日公開 photo:LARRY HORRICKS (c)2015 STUDIOCANAL S.A. ALL RIGHTS RESERVED
「ツール・ド・フランスの申し子」ランス・アームストロングを、名匠スティーヴン・フリアーズ監督が描いた映画『The Program』(原題)の邦題が「疑惑のチャンピオン」となり、ついに日本公開が7月2日(土)と決定いたしました。

本作は、社会問題にまで発展した自転車ロードレース選手ランス・アームストロングのドーピング・スキャンダルを扱い、スポーツ界を震撼させた疑惑の真相を浮き彫りにした問題作。選手として最盛期の20代にガンを発症し、脳までも冒されながら見事に復活、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」で7度の栄冠に輝いたアームストロングは、競技の外ではガン患者に献身的なサポートを惜しまないチャンピオンだった。しかし、その裏ではスピードのために手段を選ばない、常人には計り知れない勝利への執着があった…。

サンデー・タイムズ紙記者であり「スポーツライター・オブ・ザ・イヤー」4度受賞を誇る、デイヴィッド・ウォルシュのノンフィクションを基に“疑惑のチャンピオン”の栄光と転落の軌跡を描く。スポーツ界の闇を暴くにとどまらず、勝利に執着するあまり、倫理を踏み外していった男の実像を多面的に描き、観る者の胸にずしりと響く作品が誕生した。

監督は、アカデミー監督賞に「クィーン」でノミネートされたスティーヴン・フリアーズ。スポーツ業界におけるドーピング問題が頻繁に起きている昨今だが、実際にツール・ド・フランスを観戦した監督は「私はサイクリストの背後にあるあくなき勝利への執念を見た。彼らの後ろにいるのは全員、ツールの組織の人間だ。全体が巨大な“サーカス”であることを理解したよ。」と語っている。

主演を務めたのは、「アームストロングの適役をキャスティング出来なければ、映画を作る意味がない」とまで語っていたフリアーズ監督に「彼こそ適役だ。」と言わしめたベン・フォスター。肉体改造のため厳しい自転車トレーニングを行い、ランス・アームストロングを見事に演じきった。

疑惑のチャンピオン
原題:The Program
監督:スティーヴン・フリアーズ(あなたを抱きしめる日まで、クィーン)
脚本:ジョン・ホッジ(トレインスポッティング)
原案:「Seven Deadly Sins: My Pursuit of Lance Armstrong」デイヴィッド・ウォルシュ著
出演:ベン・フォスター、クリス・オダウド、ギヨーム・カネ、ダスティン・ホフマン
日本語字幕:稲田嵯裕里
提供:松竹、ロングライド
配給:ロングライド
公開日:7月2日(土)
劇場:丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開
上映時間:103分


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