2015/10/15(木) - 16:05
新城幸也(ユーロップカー)が2016年からイタリア籍のUCIワールドツアーチームであるランプレ・メリダに移籍することが決まった。16日、プレスリリース「ユキヤ通信」が伝えた。
フランス籍のUCIプロコンチネンタルチーム「チームユーロップカー」に所属し、フランスを拠点に活動してきた新城幸也。プロとして2009年に同チーム(当時ブイグテレコム)と契約して以来、じつに7年間をこのチームで走ってきた。
ブイグテレコムとの契約初年度の2009年にツール・ド・フランスメンバーに抜擢され、以降同チームから5度のツール・ド・フランスと、2度のジロ・デ・イタリア、そして昨夏にはブエルタ・ア・エスパーニャに出場・完走し、日本人として初となる3つのグランツール完走を成し遂げた。
チームのメインスポンサーであるユーロップカーのチームへのスポンサード契約は今季まで。来季からの代替スポンサーはフランスの企業「ディレクトエネルジー」となることがすでに発表されたが、契約が遅れたことで選手たちは別のチームとの移籍交渉をすでに始めていた。新城自身もこれまでチーム残留も視野にいれながら移籍交渉のオファーを他の数チームから受けていたようだが、ユキヤが最終的に選んだのはランプレ・メリダだった。
伝統あるイタリアンチームのランプレ・メリダは、ジャパンカップやツアー・オブ・ジャパンにも出場する、日本のファンにとって親近感のあるチームといえるだろう。近年チームには台湾のバイクブランド「メリダ」がスポンサーにつき、アジアのマーケットをより重視する傾向がある。チームが新城の獲得に名乗りを上げるのは自然な流れだ。
ツール・ド・フランス出場、そしてステージ優勝を自身最大の目標にする新城にとっても、3大ツールすべてに出場権のあるUCIワールドツアーチームであるランプレ・メリダは所属チームとして望ましい選択といえそうだ。なお別府史之もトレックファクトリーレーシングとの来季の契約更新を済ませているため、2016年は日本人のワールドツアーチーム所属選手は別府と新城の2人となる。
新城幸也のコメント
「私は伝統あるチームの一員として、素晴らしいライダーたちとチームメイトなります。それは私にとって大きな喜びです。アジアや日本のライダーにも大きなチャンスと可能性があることを実証します。この歴史あるチームで多くのことを学び、それを伝えていきます。これまで私を支えてくださったチームやスポンサーに感謝します。これは自分にとって大きなステップアップです。そして未来は希望に満ちています!! ランプレ・メリダとともに。」
ゼネラルマネージャー ブレント・コープランド氏のコメント
「ランプレ・メリダはアジアンサイクリングのアイコンとして新城と契約しました。日本ではサイクリングはとても人気が高く、彼は日本サイクリングの歴史で、もっとも重要なアスリートの一人です。新城はアジアのサイクリングのレベルを引き上げます。重要な結果や豊富な経験も得ています。それが彼がヨーロッパで高く評価され、日本で愛されている理由です。
また、メリダのおがげで私達は幸也が 2016 シーズンにランプレ・メリダでレースをする契約を締結することに成功しました。彼の経験とスキルによってリッチモンドでの世界選手権では 17 位という成績も得ています。
彼はブルー・フクシャ・グリーングループにとって秀逸な新加入選手になると確信しています。チームは常に日本ファンに温かいサポートを受けており、日本のレースに参加し、9度の勝利など良い伝統もあります。私達は 2016 シーズンに初めての日本人サイクリストを迎えることができ幸せです。
新城幸也は今週末に迫ったジャパンカップをユーロップカーではなく日本ナショナルチームのジャージで走る。大会前の金曜日には宇都宮市内においてランプレ・メリダが記者会見を開くことが予定されている。
text:Makoto.AYANO
フランス籍のUCIプロコンチネンタルチーム「チームユーロップカー」に所属し、フランスを拠点に活動してきた新城幸也。プロとして2009年に同チーム(当時ブイグテレコム)と契約して以来、じつに7年間をこのチームで走ってきた。
ブイグテレコムとの契約初年度の2009年にツール・ド・フランスメンバーに抜擢され、以降同チームから5度のツール・ド・フランスと、2度のジロ・デ・イタリア、そして昨夏にはブエルタ・ア・エスパーニャに出場・完走し、日本人として初となる3つのグランツール完走を成し遂げた。
チームのメインスポンサーであるユーロップカーのチームへのスポンサード契約は今季まで。来季からの代替スポンサーはフランスの企業「ディレクトエネルジー」となることがすでに発表されたが、契約が遅れたことで選手たちは別のチームとの移籍交渉をすでに始めていた。新城自身もこれまでチーム残留も視野にいれながら移籍交渉のオファーを他の数チームから受けていたようだが、ユキヤが最終的に選んだのはランプレ・メリダだった。
伝統あるイタリアンチームのランプレ・メリダは、ジャパンカップやツアー・オブ・ジャパンにも出場する、日本のファンにとって親近感のあるチームといえるだろう。近年チームには台湾のバイクブランド「メリダ」がスポンサーにつき、アジアのマーケットをより重視する傾向がある。チームが新城の獲得に名乗りを上げるのは自然な流れだ。
ツール・ド・フランス出場、そしてステージ優勝を自身最大の目標にする新城にとっても、3大ツールすべてに出場権のあるUCIワールドツアーチームであるランプレ・メリダは所属チームとして望ましい選択といえそうだ。なお別府史之もトレックファクトリーレーシングとの来季の契約更新を済ませているため、2016年は日本人のワールドツアーチーム所属選手は別府と新城の2人となる。
新城幸也のコメント
「私は伝統あるチームの一員として、素晴らしいライダーたちとチームメイトなります。それは私にとって大きな喜びです。アジアや日本のライダーにも大きなチャンスと可能性があることを実証します。この歴史あるチームで多くのことを学び、それを伝えていきます。これまで私を支えてくださったチームやスポンサーに感謝します。これは自分にとって大きなステップアップです。そして未来は希望に満ちています!! ランプレ・メリダとともに。」
ゼネラルマネージャー ブレント・コープランド氏のコメント
「ランプレ・メリダはアジアンサイクリングのアイコンとして新城と契約しました。日本ではサイクリングはとても人気が高く、彼は日本サイクリングの歴史で、もっとも重要なアスリートの一人です。新城はアジアのサイクリングのレベルを引き上げます。重要な結果や豊富な経験も得ています。それが彼がヨーロッパで高く評価され、日本で愛されている理由です。
また、メリダのおがげで私達は幸也が 2016 シーズンにランプレ・メリダでレースをする契約を締結することに成功しました。彼の経験とスキルによってリッチモンドでの世界選手権では 17 位という成績も得ています。
彼はブルー・フクシャ・グリーングループにとって秀逸な新加入選手になると確信しています。チームは常に日本ファンに温かいサポートを受けており、日本のレースに参加し、9度の勝利など良い伝統もあります。私達は 2016 シーズンに初めての日本人サイクリストを迎えることができ幸せです。
新城幸也は今週末に迫ったジャパンカップをユーロップカーではなく日本ナショナルチームのジャージで走る。大会前の金曜日には宇都宮市内においてランプレ・メリダが記者会見を開くことが予定されている。
text:Makoto.AYANO
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