ツール・ド・フランスでステージ4勝をマークしたロット・ソウダルが愛用するリドレー。創業25周年を迎えた同社から2016モデル情報が届いた。既に発表されている「FENIX SL」、使い勝手を優先した新型「NOAH」、どんな道でも走破できる「X-TRAIL」など新型をダイジェストでお届けします。



ロードバイク:話題振りまくFENIX SL、ミドルグレードの新型NOAH

リドレー NOAHリドレー NOAH (c)ジェイピースポーツグループ
2016年のロードバイクラインナップでは、先にデビューを飾っている振動吸収性に空力性能と軽量性を加えた「FENIX SL」に加え、エアロロードの「NOAH」シリーズに新型のミドルグレードがデビュー。NOAH、HELIUM、FENIXというロード3本柱の中、2車種のミッドレンジが代替わりしたため、全体の厚みが大幅に増している。

新型のNOAHは、昨年モデルチェンジを受けた上位モデル「NOAH SL」からフレームデザインを受け継ぎ、エアロロード最先端を行くフォルムに生まれ変わった。エアロ効果はもちろん、実戦での使用を踏まえ使い勝手も向上しており、フォークはスリットを省略した軽量バージョンに変更。素材も30トンと24トンのハイモジュラスカーボンを使い分け、アマチュアライダーに最適な剛性感とコストパフォーマンスに貢献している。

ユーロバイクのリドレーブースに展示されたNOAHユーロバイクのリドレーブースに展示されたNOAH photo:Yuya.Yamamotoフォークはスリットを省略した軽量バージョンにフォークはスリットを省略した軽量バージョンに photo:Yuya.Yamamoto

ノーマルブレーキを使い、使い勝手や整備性を高めているノーマルブレーキを使い、使い勝手や整備性を高めている photo:Yuya.Yamamoto後輪に合わせてカットオフされたシートチューブ後輪に合わせてカットオフされたシートチューブ photo:Yuya.Yamamoto


フレーム価格は285,000円(税抜)で、カーボンエアロシートポスト20,000円(税抜)が装備されいる。フレームはロット・ソウダルのチームカラーに彩られており、人気が出そう。同グレードのFENIX SLが235,000円(税抜)、HELIUMが271,000円(税抜)と、走り方に応じて3タイプから選ぶことができる。

そしてアルミフレームの「FENIX AL」もまた、フレーム素材を見直すなどマイナーチェンジを受けている。こちらの詳報はまだ不明だが、リドレーが他ブランドに先駆けて採用した下側1-1/2インチの上下異径ヘッドチューブなど、リドレーらしさはそのまま活かされているという。シマノ105を中心に据えたパーツアッセンブルで、完成車価格は195,000円(税抜)だ。

リドレー FENIX AL(イエロー、画像はカラーサンプル)リドレー FENIX AL(イエロー、画像はカラーサンプル) (c)ジェイピースポーツグループリドレー FENIX SL(FSL-01Bm)リドレー FENIX SL(FSL-01Bm) (c)ジェイピースポーツグループ


リドレー NOAH
材 質:30、24トン ハイモジュラスカーボン
カラー:NSL-02Bs
サイズ:XXS/XS/S/M
重 量:フレーム1150g、フォーク400g(※開発時のMサイズターゲット重量)
NEWジオメトリー/PF30/1-1/8to1-1/2
価 格:285,000円(税抜)

リドレー FENIX SL
材 質:30、24トン ハイモジュラスカーボン
カラー:FSL-01Bm(ブラック)、FSL-01Cs(ホワイト)
サイズ:XXS/XS/S/M
重 量:フレーム1050g(S)/1060g(M)、フォーク370g
NEWジオメトリー/PF BB86/1-1/8to1-1/2
価 格:235,000円(税抜)

リドレー FENIX AL
材 質:6061-T6トリプルバテッドアルミ
カラー:JP15-1As(イエロー)/JP15-2Am(ブルー)/FLAN15m(ブラック)
サイズ:XXS/XS/S/M
フォーク重量:370g
ヘッドセット:FSA
コンポーネント:SHIMANO 105,FC-RS500,BR-R561,11S(F50.34TR11-28T)
タイヤ:コンチネンタルグランドスポーツ700*25
ホイール:SHIMANO WH-RS10
完成車価格:195,000円(税抜)



ロードからシクロクロスまで ディスクブレーキ対応のオールロード「X-TRAIL」

リドレー X-TRAILリドレー X-TRAIL (c)ジェイピースポーツグループ
そして欧米で流行の兆しを見せるグラベルロードカテゴリーにも新型「X-TRAIL」を投入。30トンと24トンのハイモジュラスカーボンを使用したフレームの最大対応タイヤ幅は40c。CXバイクよりも守備範囲を広げ、舗装路から未舗装路、トレイルまで道を選ばず遊ぶことのできるバイクに仕上がっている。

曲線を多用したフレームは高速走行時のエアロダイナミクスにも配慮しつつ、湾曲したトップチューブ、細いシートチューブなど快適性向上にも大きく貢献。BBはプレスフィットBB86を採用し、Qファクターを変えずにBBエリアをよりワイドにすることで剛性も確保した。

また前後共にスルーアクスル(フロント15mm、左右非対称のリアエンドは12mmx142mm)規格を導入することで、ホイールの固定力と、ブレーキング性能を増すなど、未舗装路で求められる条件を満たしている。価格は237,000円(税抜)。同時にアルミフレームの「X-TRAIL AL」(リアエンドは135mmクイック)もデビューし、オン/オフを問わないツーリングやパスハンティング、シクロクロスレースなど、マルチパーパスで活躍してくれるだろう。

フロント15mm、左右非対称のリアエンドは12mmx142mmスルーアクスルを採用したフロント15mm、左右非対称のリアエンドは12mmx142mmスルーアクスルを採用した photo:Yuya.Yamamotoフレームの最大対応タイヤ幅は40c。あらゆる道に対応するフレームの最大対応タイヤ幅は40c。あらゆる道に対応する photo:Yuya.Yamamoto

リドレー X-TRAIL ALリドレー X-TRAIL AL (c)ジェイピースポーツグループリドレー X-NIGHTリドレー X-NIGHT (c)ジェイピースポーツグループ


またCXカテゴリーでは、昨年モデルのX-NIGHTがX-NIGHT SLと名称変更され、カーボンを24トンハイモジュラスに変更してリニューアル。フレーム形状は同一としながらもハイモジュラスカーボン素材を見直し、コストパフォーマンスに優れた一台だ。

リドレー X-TRAIL
材 質:30、24トン ハイモジュラスカーボン
カラー:XTR-01Am
サイズ:XS/S
重 量 : フレーム1000g、フォーク460g(※開発時のターゲット重量)
NEWジオメトリー/PF BB86/1-1/8to1-1/2
価 格:237,000円(税抜)

リドレー X-TRAIL AL
材質: 6061-T6 トリプルバテッドアルミ
カラー: XTA-01Cm
サイズ: XS/S
NEWジオメトリー/BSA68/1-1/8to1-1/2
ヘッドセット:FSA
コンポーネント:SHIMANO 105,FC-RS500,BR-R561,11S(F50.34TR11-28T)
タイヤ:チャレンジ グラベルグラインダー700*38
ホイール:Fulcrum Racing Sports
完成車価格:240,000円(税抜)

リドレー X-NIGHT
材質:24トン ハイモジュラスカーボン
カラー:XNI-02Ds
サイズ:41/48/52 (41.48サイズ追加)
ブレーキ:カンチブレーキ仕様、ディスクブレーキ仕様
重量:フレーム(カンチ)1190g/(ディスク)1150g、フォーク(カンチ)460g/(ディスク)500g(※54サイズ未塗装時)
価格:220,000円 (税抜)

全ランナップについてはリドレーを取り扱うジェイピースポーツグループウェブニュースにて速報が掲載されているでチェックしてほしい。 http://www.jpsg.co.jp/ridley_news/


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