クイーンステージで決まったのは、苦渋をなめてきたヴィンツェンツォ・ニーバリの会心のアタック。その後方で激しい戦いを繰り広げたクリス・フルームやナイロ・キンタナらの言葉で第19ステージを振り返ります。



ステージ優勝したヴィンツェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)

ステージ優勝を飾ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)ステージ優勝を飾ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) photo:Tim de Waele
ピエール・ロラン(ユーロップカー)に次いで超級山岳クロワ・ド・フェール峠を2位通過するヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)ピエール・ロラン(ユーロップカー)に次いで超級山岳クロワ・ド・フェール峠を2位通過するヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) photo:Makoto.AYANO1級山岳ラ・トゥッスイールにフィニッシュするヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)1級山岳ラ・トゥッスイールにフィニッシュするヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) photo:Tim de Waeleご覧の通り、自分にとっては厳しいツール・ド・フランスになってしまっている。第1週目にはトラブルに見舞われ、第2週目には少し復調してきた。そして今週は希望の全てを賭してアタックし続けた。今日もまた厳しい一日だったけれど、ミケーレ(スカルポーニ)が最初の逃げに乗り、タネル(カンゲルト)が2回目の逃げに乗るという、チームとして良く動くことができた。僕はチームの誰かにずっと一緒にいて欲しかったんだ。クロワ・ド・フェール峠でリズムを上げたのは僕らの作戦だった。

ゴールまで距離を残してアタックするのはシンプルな作戦だが、ベストチョイスだったと思う。フルームがトラブルを抱えていたことは知らなかった。アシストのカンゲルトを探すために振り返っただけ。レースラジオからはタイムギャップが聞こえるばかりで展開が一切分からなかったんだ。気づいた頃には2分20秒差。この差をキープするのに全力を尽くしたよ。

今日はイタリアの、そしてフランスのファンからの応援が力になった。心から応援に感謝したい。今週はようやく昨年と同じようなリズムが刻めるようになってきたが、爆発的、とまではなっていない。僕らは機械じゃなくて人間だ。だから昨年と比較して推し量ることはできないし、コンタドールもジロ明けで本来の力が出せていない。僕らはいつだって勝てるわけじゃないんだ。

マイヨジョーヌを守ったクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)

リードを減らしながらもマイヨジョーヌを守ったクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)リードを減らしながらもマイヨジョーヌを守ったクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:Tim de Waele
ラ・トゥッスイール峠でニーバリとキンタナに続くクリス・フルーム(チームスカイ)ラ・トゥッスイール峠でニーバリとキンタナに続くクリス・フルーム(チームスカイ) photo:Makoto.AYANOすごくハードな一日だったし、レース展開が最初から激しく動いていた。結果的に僕らにとっては良いステージとなったし、次のステージに向けてまた一つ歯車を進めることができた。僕らは日一日を慎重に進めているんだ。キンタナがアタックした時にはロスを最小限に留め、明日に繋げる走りを選択した。そしてゲラント・トーマスにとっては厳しい一日となってしまった。彼は今日に至るまでのステージで大活躍してくれた一方、彼のエネルギーは枯渇してしまっていたんだ。4位を失ってしまって残念だ。

今日はグランドン峠の頂上手前で小石かアスファルトから溶け出したタールか何かが後輪とブレーキシューの間に挟まってしまい、取り出すのにストップせざるを得なかった。残念なことに、そのタイミングでニーバリはアタックしたんだ。今ツールを最も象徴するアルプデュエズの登りが楽しみだし、何かすごいことが起きると思う。アルプデュエズでのステージ優勝は僕の夢だけれど、キンタナから目を離さないことが今の僕に取って最優先事項だ。

フルームを引き離したナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)

1級山岳ラ・トゥッスイールでフルームを振り切ったナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)1級山岳ラ・トゥッスイールでフルームを振り切ったナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:Kei Tsuji総合的に今日はとても上手くいったけれど、最終盤でミスを冒してしまった。ニーバリのアタックにスカイが脚を使ってくれると思っていたが、ニーバリのように総合で遅れている選手に対しては追いかける必要が無い。だからモビスターとしてはヘスス・ヘラーダでペースを上げ、その後にティンコフが組織だった追走を開始した。

僕のアタックは場所もタイミングもバッチリ決まったと思っていたが、フルームを完全に引き離せなかった。実際にはゴールまでの距離が少し足りていなかったんだ。総合争いは既に後一日。イチかバチかでもっと強力なアタックを掛けていくつもりだ。バルベルデの総合表彰台はもう固いだろう。

総合6位のロバート・ヘーシンク(オランダ、ロットNLユンボ)

今日はとても上手くいった。スプリントで後続集団の頭を獲ることができず残念だ。今日は序盤からとにかくペースが速く、最初からエネルギーを大量消費してしまった。もはや限界を突破していた。ニーバリは昨年のマイヨジョーヌだ。だから彼に総合順位で追い抜かれたのは何の恥でもない。今日はクルウィシュイックの働きに報いるべく走った。

山岳賞ジャージを獲得したロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) 

マイヨ・ジョーヌ集団から抜け出て山岳ポイントを取りに行くロメン・バルデ(AG2Rラモンディアール)マイヨ・ジョーヌ集団から抜け出て山岳ポイントを取りに行くロメン・バルデ(AG2Rラモンディアール) photo:Makoto.AYANO超級山岳クロワ・ド・フェール峠をトップ通過するピエール・ロラン(ユーロップカー)超級山岳クロワ・ド・フェール峠をトップ通過するピエール・ロラン(ユーロップカー) photo:Makoto.AYANO山岳賞ジャージを着て明日のラルプデュエズを登るなんてとてもクールだ。今日は山岳賞を獲得することが目標だったけれど、昨日の勝利から多くの感情をコントロールしなければならなく、最初の展開をつくることができなかった。そのため今日は何としてでも5位でフィニッシュする必要があった。明日、このジャージを守ることは難しいことだが、僕は全てを出し切る準備はできている。僕は山岳賞のためにツールには来たわけではないが、今はそれのために力を尽くすよ。

序盤から逃げ続けたピエール・ロラン(フランス、ユーロップカー) 

今日は純粋に自転車を楽しもうという気持ちで自転車に乗り、観客の声援にも後押しされながらレースを走った。しかし、ニーバリのアタックで僕の計画は失敗に終わってしまった。僕がステージ優勝を手にできるチャンスは明日のラルプデュエズが最後だ。

各選手のコメントはチーム公式サイト、レース公式サイトより。

text:So Isobe,Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.Ayano,Kei.Tsuji,CorVos,Tim de Waele

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