南アフリカ籍のプロコンチネンタルチーム、MTNキュベカがツール・ド・フランスに出場するメンバーを発表した。最終的に9名となるが、今回発表された11名中7名がアフリカ系選手であり、アフリカ自転車競技界にとって歴史的な選出となりそうだ。



初のアフリカ籍チームとしてツール・ド・フランスに出場するMTNキュベカ初のアフリカ籍チームとしてツール・ド・フランスに出場するMTNキュベカ photo:CorVos


南アフリカチャンピオンのジャック・ジャンセヴァンレンスバーグ南アフリカチャンピオンのジャック・ジャンセヴァンレンスバーグ photo:www.teammtnqhubeka.com/Stiehl Pgotography「アフリカ籍のチームがツール・ド・フランスに出場するという夢が、今まさに叶おうとしている。クライマー、クラシックハンター、TTスペシャリスト、逃げを得意とする選手など、ベストなメンバーを揃えることができた」とは、チーム首脳のダグラス・ライダー氏。世界最高峰のツールに南アフリカから挑む、MTNキュベカのメンバーは強力だ。

アフリカ大陸王者のルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ)アフリカ大陸王者のルイス・メンテス(南アフリカ、MTNキュベカ) photo:www.gsemilia.itツール・ド・ランカウイで総合優勝したヨウセフ・レグイグイ(アルジェリア、MTNキュベカ)ツール・ド・ランカウイで総合優勝したヨウセフ・レグイグイ(アルジェリア、MTNキュベカ) photo:Kei Tsuji21歳のメルハウィ・クドス(エリトリア、MTNキュベカ)21歳のメルハウィ・クドス(エリトリア、MTNキュベカ) photo:La Route du Sud今回発表された11名は、ジャック・ジャンセヴァンレンスバーグ、レイナール・ジャンセヴァンレンスバーグ、ルイス・メンテス(南アフリカ)、ナタナエル・ベルハネ、メルハウィ・クドス、ダニエル・テクレハイマノ(エリトリア)、ヨウセフ・レグイグイ(アルジェリア)、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)、スティーブ・クミングス(イギリス)、タイラー・ファラー(アメリカ)、セルジュ・パウエルス(ベルギー)という暫定の11名。

11名中7名がアフリカ大陸出身であり、内訳は南アフリカとエリトリアが3名ずつと、アルジェリアが1名。ジャック・ジャンセヴァンレンスバーグとメンテスはそれぞれ南アフリカとアフリカ大陸選手権の覇者で、レグイグイは今年のツール・ド・ランカウイで総合優勝している。クライマーであるベルハネやクドスは山岳で重要な責を担うはず。ダグラス氏は「アフリカにとっての大きな一歩になる。アフリカで自転車に乗る若者にとって夢と希望を与えたい」とニュースリリースの中でコメントしている。

他の4名は、今季獲得した欧米からの経験豊富な選手がセレクションされており、ボアッソンハーゲンやファラーはクラシックコースやゴールスプリントでエースを担うはず。対してゲラルド・チオレック(ドイツ)やテオ・ボス(オランダ)らはメンバー入りを逃している。

これからチームはクリテリウム・ドーフィネやZLMツアーに参加し、そこでの結果を踏まえ9名を選出していくという。以下にボアッソンハーゲンとジャック・ジャンセヴァンレンスバーグのコメントを紹介する。

エドヴァルド・ボアッソンハーゲン:初のアフリカ籍ツール出場チームの一員となれることにワクワクしている。歴史を書き換える瞬間にメンバーとして立ち会うのが楽しみだ。屈強なメンバー構成になるはずだし、成功を収める事ができると思う。

ジャック・ジャンセヴァンレンスバーグ:ツール出場メンバーに選ばれるのは、自分にとってずっと夢だった。長い間苦労した結果、今南アフリカのチャンピオンジャージを着ているし、このジャージでツールを走ることは自分とって最高の名誉。このために自転車競技を続けてきたんだ。



MTNキュベカ ツール出場暫定メンバー
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)
ナタナエル・ベルハネ(エリトリア)
スティーブ・クミングス(イギリス)
タイラー・ファラー(アメリカ)
ジャック・ジャンセヴァンレンスバーグ(南アフリカ)
レイナール・ジャンセヴァンレンスバーグ(南アフリカ)
メルハウィ・クドス(エリトリア)
ルイス・メンテス(南アフリカ)
セルジュ・パウエルス(ベルギー)
ヨウセフ・レグイグイ(アルジェリア)
ダニエル・テクレハイマノ(エリトリア)

text:So.Isobe

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