ツアー・ダウンアンダーを走った19チームのバイクを紹介するシリーズ完結編。最終回はティンコフ・サクソ、トレックファクトリーレーシング、ドラパックプロサイクリング、UniSAオーストラリアのバイクを紹介します。



ティンコフ・サクソ スペシャライズド S-WORKS TARMAC

ティンコフ・サクソ スペシャライズド S-WORKS TARMACティンコフ・サクソ スペシャライズド S-WORKS TARMAC photo:Kei Tsuji
ブラック塗装にティンコフのコーポレートカラーである蛍光イエローが映える新型S-WORKS TARMACに乗るティンコフ・サクソ。コンポーネントをスラムからシマノに変更したことが大きなポイントだ。しかしサプライヤーとしての契約ではなく購入しているとのこと。シーズン途中にFSAがリリースするフルコンポーネントに変更するとの噂もあり、その伏線と見られる。ハンドルはFSA傘下のヴィジョンで、ステムやシートポスト、クランクはFSA。ホイールはスペシャライズドのROVALシリーズで、ロゴ無しのタイヤを使用している。

サドルは昨シーズンに引き続きプロロゴサドルは昨シーズンに引き続きプロロゴ photo:Kei Tsujiハンドル周りはFSAとヴィジョンを組み合わせるハンドル周りはFSAとヴィジョンを組み合わせる photo:Kei Tsuji
FSAのBB386-30アダプターを使用FSAのBB386-30アダプターを使用 photo:Kei TsujiSRM搭載のFSAクランクを使用するSRM搭載のFSAクランクを使用する photo:Kei Tsuji



トレックファクトリーレーシング トレック EMONDA

トレックファクトリーレーシング トレック EMONDAトレックファクトリーレーシング トレック EMONDA photo:Kei Tsuji
プロトンの中で目立つ真っ赤なTREKバイクを揃えたトレックファクトリーレーシング。ツアー・ダウンアンダーではEMONDA、MADONE、DOMANEの3機種を選手の好みに合わせて乗り分けていた。コンポーネントはシマノ・デュラエース9070系Di2で、ホイールからステム、ハンドル、サドルに至るまでボントレガー製品で固められ、タイヤはヴェロフレックス。長年ボントレガーのラインナップにある名品ボトルケージを使用している。市販バイクとの違いはシートクランプ部にナンバープレートの取り付け台座が備わっている点のみ。

長年ボントレガーのラインナップにある名品ボトルケージ長年ボントレガーのラインナップにある名品ボトルケージ photo:Kei Tsujiロゴが変更されたボントレガーのホイールロゴが変更されたボントレガーのホイール photo:Kei Tsuji
チェーンステーに組み込まれたDuotrapSセンサーチェーンステーに組み込まれたDuotrapSセンサー photo:Kei Tsujiブレーキはダイレクトマウント方式のシマノ・デュラエースブレーキはダイレクトマウント方式のシマノ・デュラエース photo:Kei Tsuji



ドラパックプロサイクリング スウィフト ULTRAVOX TI

ドラパックプロサイクリング スウィフト ULTRAVOX TIドラパックプロサイクリング スウィフト ULTRAVOX TI photo:Kei Tsuji
ワイルドカード枠で出場したドラパックプロサイクリングはドイツのスウィフトに乗る。コンポーネントはスラム・レッドで、パワーメーターは同社系列のQUARQ。ステムやハンドル、シートポスト、ホイールはジップで統一している。ペダルは今回の出場チームの中で唯一となるスピードプレイ。写真のバイクの持ち主グレーム・ブラウン(オーストラリア)だけではなく、アルミハンドルを愛用する選手は依然として多い。リードアウトマンとして活躍するブラウンは54Tのアウターリングを使用する。

アランデルのカーボンボトルケージアランデルのカーボンボトルケージ photo:Kei TsujiボリュームあるZIPPのSLスプリントステムボリュームあるZIPPのSLスプリントステム photo:Kei Tsuji
コンポーネントはスラムで、ブラウンは54Tのアウターリングを使用するコンポーネントはスラムで、ブラウンは54Tのアウターリングを使用する photo:Kei TsujiタイヤはヴィットリアのコルサCX(25mm)タイヤはヴィットリアのコルサCX(25mm) photo:Kei Tsuji



UniSAオーストラリア サーヴェロ S3

UniSAオーストラリア サーヴェロ S3UniSAオーストラリア サーヴェロ S3 photo:Kei Tsuji
ナショナルチームとしての位置付けであるUniSAオーストラリア。出場選手はそれぞれの所属チームのバイクを使用した。写真は第1ステージで優勝して最終的に山岳賞に輝いたバジェットフォークリフツ所属ジャック・ボブリッジ(オーストラリア)のバイク。コンポーネントはカンパニョーロの機械式レコードで、ホイールやボトルケージもカンパニョーロ製。ハンドルとステムは3Tだ。なお、第4ステージで勝利したイギリスのNFTO所属スティール・ヴォンホフ(オーストラリア)はロゴを隠したガーミン・シャープ時代サーヴェロ S3をそのまま使用していた。

ステムやハンドルは3Tで、バーテープはプロロゴステムやハンドルは3Tで、バーテープはプロロゴ photo:Kei Tsujiカンパニョーロのボーラウルトラ2にヴェロフレックスのタイヤを組み合わせるカンパニョーロのボーラウルトラ2にヴェロフレックスのタイヤを組み合わせる photo:Kei Tsuji
カンパニョーロのカーボンボトルケージカンパニョーロのカーボンボトルケージ photo:Kei Tsujiボブリッジが所属するバジェットフォークリフツはカンパニョーロを使用するボブリッジが所属するバジェットフォークリフツはカンパニョーロを使用する photo:Kei Tsuji
ボブリッジがアワーレコードに使用したスペシャルバイクボブリッジがアワーレコードに使用したスペシャルバイク photo:Kei Tsuji



text:Kei Tsuji