南米アルゼンチンで多くの強豪選手達が参加するツール・ド・サンルイスが開幕。第1ステージは集団スプリントで決着し、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、エティックス・クイックステップ)を下したフェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)が勝利した。



ツール・ド・サンルイス2015 コースマップツール・ド・サンルイス2015 コースマップ (c)www.toursanluis.com1月18日から25日までの7日間、全7ステージに渡るステージレース、ツール・ド・サンルイス(UCI2.1)がアルゼンチンで開幕した。ツアー・ダウンアンダーと開催時期を重ね、本格シーズンイン前の調整レースとしての位置づけを年を追うごとに高める大会である。

ツール・ド・サンルイス2015第1ステージ コースプロフィールツール・ド・サンルイス2015第1ステージ コースプロフィール (c)www.toursanluis.comスタートライン最前列に並んだミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、エティックス・クイックステップ)スタートライン最前列に並んだミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド、エティックス・クイックステップ) photo:Cor VosUCIが定めるレースカテゴリー的には2.1ではあるものの、ヨーロッパからの移動負担もダウンアンダーと比べて少ないため、毎年ビッグネームが参加することで話題のこのレース。

今年も平坦、もしくはクラシック基調のコースが7ステージ中5ステージを占め、残りは難関山岳ステージと個人TTが一つずつという設定であり、グランツアーを見据えるオールラウンダーが集っている。

ダヴィデ・カッサーニ氏がイタリアナショナルチームの指揮をとるダヴィデ・カッサーニ氏がイタリアナショナルチームの指揮をとる photo:Cor Vos今年は既にお伝えした通り、大会連覇が懸かったナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)の他、世界王者のミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド)やマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、共にエティックス・クイックステップ)が参加していることが話題だ。NIPPOヴィーニファンティーニもリストに名を連ね、日本からは山本元喜がスタートラインに加わっている。

開幕初日はサンルイスからヴィラ・メルセデスへと至る186.8kmのコースで争われた。スタート後に控える3級山岳で3名の逃げが形成されると状況は一旦沈静化。後半に移行するにつれ、スプリントを狙うエティックス・クイックステップやランプレ・メリダらが徐々にタイム差を詰める"定石通り"の展開でレースは進行した。

およそ10kmを残した地点で逃げグループが吸収されると、折からの強風も加わったことで無数の落車が発生。地元勝利を狙うマキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、ランプレ・メリダ)やレオナルド・ドゥケ(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)らが巻き込まれてしまうが、レースはクイックステップ主導のまま最終ストレートへと突入した。

風が吹くゴール地点、一番先に仕掛けたのはコロンビアナショナルジャージを着るフェルナンド・ガヴィリアだった。その爆発的な加速に驚いたカヴェンディッシュが追従するも、ガヴィリアの勢いは最後まで衰えずに先頭でゴールへ。シーズン開幕戦に驚きの大金星が決まった。

「最強クラスの選手が集っているのでレース中はずっとタフなペースが続き苦しめられた」と言うガヴィリアは、1994年生まれの20歳。トラックとロードで培ったスプリント力が今回のプロ初勝利へと繋がった。

カヴィリアは「オメガファーマの牽引は素晴らしかったけれど、でもその中で彼らを打倒できるかもしれないとも感じていたんだ。幸運なことに落車にも巻き込まれず、上手くポジションを確保できた。コロンビアや家族、サポートしてくれた全ての人にこの勝利を贈りたい」と喜ぶ。

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、エティックス・クイックステップ)を下したフェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)が勝利マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、エティックス・クイックステップ)を下したフェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)が勝利 photo:Cor Vos
ツール・ド・サンルイス2015第1ステージ表彰台ツール・ド・サンルイス2015第1ステージ表彰台 photo:www.toursanluis.com一方で「チームメイトは残り50km地点から先頭に立つパーフェクトな働きをしてくれたのに、彼らに報いることができずにがっかりしている。」と悔しがるのはカヴ。

「残り200mのタイミングで掛けようとしたけれど、標識がよく見えなかった。その時に彼がもの凄い勢いで発進した。信じられないほどに速かったよ。まだ残り200m地点には達してないように感じたけれど、僕には追いかけるしか手段が無かった。彼に追いつくには距離が足りなかったんだ。」とガヴィリアの走りに舌を巻いた。

またこの日、キンタナをはじめとする有力総合勢はほぼ全員がトップグループ内でゴール。山本元喜も終盤に落車したものの同一集団内の81位でフィニッシュし、「落車はしたが大きな怪我はせずに済み集団でのゴールも出来たため自分的には合格」と自身のブログに綴っている。

ガヴィリアとカヴェンディッシュのコメントはチーム公式サイトより。



ツール・ド・サンルイス2015第1ステージ結果
1位 フェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)       4h40'13"
2位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、エティックス・クイックステップ)
3位 サーシャ・モードロ(イタリア、ランプレ・メリダ)
4位 ニコラス・マリーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
5位 ホセセバスティアン・トローザ(アルゼンチン、ブエノスアイレスプロヴァンシア)
6位 オスカル・ガット(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
7位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、ユーロップカー)
8位 マルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
9位 ヤコブ・マレッコ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
10位 アルマンド・フォンセカ(フランス、ブルターニュ・セシェ)
81位 山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)

個人総合成績
1位 フェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)       4h40'13"
2位 マーク・カヴェンディッシュ(エティックス・クイックステップ)
3位 サーシャ・モードロ(イタリア、ランプレ・メリダ)
4位 ニコラス・マリーニ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
5位 ホセセバスティアン・トローザ(アルゼンチン、ブエノスアイレスプロヴァンシア)
6位 オスカル・ガット(イタリア、アンドローニ・ジョカトリ)
7位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、ユーロップカー)
8位 マルコ・カーノラ(イタリア、ユナイテッドヘルスケア)
9位 ヤコブ・マレッコ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
10位 アルマンド・フォンセカ(フランス、ブルターニュ・セシェ)
81位 山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)

山岳賞
クレベル・ラモス(ブラジル、ファンヴィック・ブラジリアンベスト)

新人賞
フェルナンド・ガヴィリア(コロンビア、コロンビアナショナルチーム)

チーム総合成績
ブルターニュ・セシェ

text:So.Isobe
photo:CorVos,toursanluis.com

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