イタリア・トレヴィーゾに本拠を構えるバイクブランド、ピナレロが2015年モデルを発表。フルモデルチェンジを果たしたDOGMA F8に次ぐハイエンドモデルとして、かつて数々のビッグレースで勝利に貢献したレーシングバイク「PRINCE(プリンス)」が復活を果たした。


ピナレロ PRINCE(ブラックオレンジフルオ)ピナレロ PRINCE(ブラックオレンジフルオ) (c)ピナレロジャパン
リエージュ~バストーニュ~リエージュやブエルタ・ア・エスパーニャのステージなどビッグレースの勝利に貢献してきたレーシングバイク「PRINCE」。2015年モデルでスーパーハイエンドモデル「DOGMA F8」に次ぐピュアレーシングモデルとして復活した。

フレーム形状はツール・ド・フランス2連覇と2013年世界選手権など数々のレースを制したDOGMA 65.1と全く同じ。ピナレロらしいONDAフォークに加え、左右非対称設計やフォークとヘッドチューブのインテグレーテッドデザインなどをそのまま採用している。

一方で走行性能を維持しつつコストパフォーマンスを高めるため、カーボンがDOGMA 65.1の65tグレードの65HM1Kから60tグレードの60HM3Kに。素材の変更による走行性能の低下を最小限に抑え、他社の同価格帯のバイクよりも優れた走行性能を実現した。

ピナレロ PRINCE(ブラックイエローフルオ)ピナレロ PRINCE(ブラックイエローフルオ) (c)ピナレロジャパン
また、ピナレロが「信頼性を高めるための最高の解決策」と語るように、BBがイタリアン規格であることもトピックス。プレスフィット全盛の昨今ではあるものの、レースメカニックやユーザーからの声に応えたかたちだ。フレームは機械式or電動式コンポーネント両タイプに対応するTHINK 2だ。

販売パッケージはフレームセット、シマノULTEGRA完成車、カンパニョーロCHORUS完成車の3種類。完成車のホイールはフルクラムRACING SPORT。ハンドルやステム、シートポストはピナレロのオリジナルパーツブランドMOstとされている。

サイズは44SL~62までの11サイズと豊富に揃う。カラーはトレンドの蛍光色を取り入れたブラックオレンジフルオとブラックイエローフルオ、シンプルなホワイトブラックという3色がラインナップ。価格はフレームセットが365,000円、シマノULTEGRA完成車が465,000円、カンパニョーロCHORUSが575,000円(いずれも税抜)。取り扱いはピナレロジャパン。

ピナレロ PRINCE(ホワイトブラック)ピナレロ PRINCE(ホワイトブラック) (c)ピナレロジャパン
ピナレロ PRINCE
フレーム:トレカ 60HM3Kカーボン
フォーク:ONDA 2 トレカ 60HM3Kカーボン
BBシェル:イタリアン
サイズ:44SL、46.5SL、50、51.5、53、54、55、56、57.5、59.5、62
カラー:ブラックオレンジフルオ、ブラックイエローフルオ、ホワイトブラック
価格:365,000円(税抜、フレームセット)、465,000円(税抜、シマノULTEGRA完成車)、575,000円(税抜、カンパニョーロCHORUS完成車)