2013年のツール・ド・フランスにて復活を果たしたスコットの軽量レーシングバイク「Addict(アディクト)」。そのセカンドグレードであるTeam Issueの電動コンポーネント専用モデルに、オリカ・グリーンエッジのチームカラーが国内限定30台で登場する。


スコット ADDICT Team Issue Di2 (オリカ・グリーンエッジ)スコット ADDICT Team Issue Di2 (オリカ・グリーンエッジ) (c)スコットジャパン
フォーククラウンにはオリカ・グリーンエッジのチームロゴはあしらわれるフォーククラウンにはオリカ・グリーンエッジのチームロゴはあしらわれる (c)スコットジャパン2014年モデルで復活を果たしたスコットの軽量オールラウンドモデル、Addict(アディクト)。今回限定発売されるオリカ・グリーンエッジ仕様のベースとなったのは、セカンドグレードにあたる「Team Issue」の電動コンポーネント専用モデル(インプレッション記事はこちらから)。

チェーンステー及びシートステーにはスポンサーロゴが配されるチェーンステー及びシートステーにはスポンサーロゴが配される (c)スコットジャパンフラッグシップモデルの「SL」との大きな差異は、素材に「HMXカーボン」が採用されていること。下位グレードと比較して反応性を高め、化粧カーボンを廃し軽量化を図った素材であり、フォイルやソレイスなど他モデルでは現在も最高級モデルに採用されているものだ。

素材に加え、IMPと名付けられた独自のモノコック工法やドロップエンド及びフロントディレーラー台座のカーボン化によって軽さを追求した結果、フレーム単体775g、フォーク単体305g(いずれもMサイズ)をマークするに至った。

軽量化を推し進めた一方で、新型Addictは空力を高めた「フォイル」と快適性重視の「ソレイス」両モデルの特徴を取り入れたオールラウンドモデルへと進化している。ダウンチューブはカムテール形状の「F01テクノロジーチューブシェープ」とすることで、旧アディクトと比較して空気抵抗を13.2%低減し、結果7.5Wの出力低減を達成している。

同時に剛性の強化も図られており、ヘッドチューブを下ワンが1-1/4インチテーパード、ボトムブラケットをBB86とすることで俊敏な反応性を実現。一方シートステーは縦方向への柔軟性を高めるために細身の形状を採用することで、長距離レースでの疲労を低減するよう努められている。

今回発売されるベースとなった、オリカ・グリーンエッジのバイク。(写真は2013ツール、一部ロゴなどが異なる)今回発売されるベースとなった、オリカ・グリーンエッジのバイク。(写真は2013ツール、一部ロゴなどが異なる) photo:Makoto.AYANO
今回発売される限定カラーモデルは、機械式コンポーネント用のワイヤー受けが無い電動コンポーネント専用モデル。販売台数は国内限定30セット。シートステーとチェーンステーにはシマノやエリート、プロロゴ、SRMなどのスポンサーロゴがあしらわている。サイズはXXS、XS、S、M、Lの5種類がラインナップ。取扱はスコットジャパン。

スコット ADDICT Team Issue Di2 オリカ・グリーンエッジ仕様
フレーム素材:HMXカーボン
サイズ:XXS/47、XS/49、S/52、M/54、L/56、XL/58、XXL/61
重 量(Mサイズ):775g(フレーム)、305g(フォーク)
限定数:30セット
入荷予定:4月中旬
価 格:320,000円(税別)


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