ポルトやFシュレク、エヴァンスら、ダウンアンダーの出場選手が続々発表

1月19日から26日までオーストラリア・アデレードで開催されるツアー・ダウンアンダー（UCIワールドツアー）の出場選手が続々と発表されている。リッチー・ポルト（オーストラリア、スカイプロサイクリング）やフランク・シュレク（ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング）らがスタートラインに並ぶ予定だ。

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真夏のオーストラリアを舞台に開催されるツアー・ダウンアンダー photo:Kei Tsuji
ロードシーズンの幕開けを告げるUCIワールドツアー初戦、ツアー・ダウンアンダー。舞台となるのは南オーストラリア州のアデレード近郊で、開催期間は1月19日から26日まで（UCIワールドツアーレースは1月21日から26日まで）。

リッチー・ポルト（オーストラリア、スカイプロサイクリング） photo:Kei Tsuji2014年大会には18のUCIプロチームと、来季新たにUCIプロコンチネンタル登録するドラパックプロサイクリングが出場する。すでに出場選手を発表しているのはオメガファーマ・クイックステップ、スカイプロサイクリング、トレックファクトリーレーシング、BMCレーシングチーム、アージェードゥーゼルの5チーム。

フランク・シュレク（ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング） photo:Kei Tsuji注目は2013年大会総合3位のゲラント・トーマス（イギリス）とリッチー・ポルト（オーストラリア）擁するスカイプロサイクリングだ。久々に母国最大のロードレースに出場するポルトは「オージー（オーストラリア人）として、ツアー・ダウンアンダーは勝利を狙うべきレース。かつてはスプリンター向きのレースだったけど、現在はコークスクリューやウィランガの登りが組み込まれているのでオールラウンダー向き。調子が良ければ、僕かG（ゲラント・トーマス）のどちらかにチャンスがあると思う。オーストラリアにおけるロードレースの盛り上がりは肌で感じている。カデル（エヴァンス）やサイモン・ゲランスも出場するし、面白いレースになりそうだ」とコメントしている。

装い新たにオーストラリアで船出を迎えるトレックファクトリーレーシングからは、オーストラリアでも極めて人気が高いイェンス・フォイクト（ドイツ）やフランク・シュレク（ルクセンブルク）が出場。「毎年恒例のダウンアンダーで僕の"フェアウェル（さよなら）ツアー"が始まる」と語るのは現役最後のシーズンを迎えるフォイクト。出場停止処分明けのFシュレクはダウンアンダー初出場だ。

BMCレーシングチームからは、ジロ・デ・イタリアを狙うカデル・エヴァンス（オーストラリア）やレディオシャックから移籍するベン・ヘルマンス（ベルギー）の他、エリック・ツァベルの息子リック・ツァベル（ドイツ）が出場。アージェードゥーゼルはクライマーのマキシム・ブエ（フランス）やスプリンターのセバスティアン・テュルゴー（フランス）を中心に闘う。

シクロワイアードでは、ツアー・ダウンアンダーのレースレポートはもちろんのこと、最新チームバイク特集を掲載予定です。

ツアー・ダウンアンダー2014出場予定選手





text:Kei Tsuji