ジャパンカップの興奮冷めやらぬその日の夜、選手が宿泊しているホテルにてキャノンデール・プロサイクリングのアフターパーティーが開催された。キャノンデール・チャンピオンシステムや、鹿屋体育大学の選手たちも交えた楽しいパーティーの模様をレポート。

キャノンデール・ジャパンの池田新ジェネラルマネージャーキャノンデール・ジャパンの池田新ジェネラルマネージャー 「弱虫ペダル」作者の渡辺航さんも登場した「弱虫ペダル」作者の渡辺航さんも登場した


ジャパンカップの終了から数時間後、宇都宮市内のホテルにて行われたキャノンデール・プロサイクリングのアフターパーティー。毎年恒例となったキャノンデール・ジャパン主催によるパーティーは、イヴァン・バッソやペーター・サガンなど世界トップクラスのスター選手と交流できるとあって、事前応募があっという間に締め切りに達するほどの人気ぶりだ。

キャノンデール・ジャパンの池田新ジェネラルマネージャーによる挨拶を経て開幕したアフターパーティー。もちろん会場にはバッソ、ペーター&ユライのサガン兄弟、マティアス・クリセク、そして増田成幸という5人の選手達に加え、監督やメカニック、マッサーなどが揃い踏み。加えてキャノンデールがサポートするCプロジェクトや鹿屋体育大学のメンバーも参加する豪華なものとなった。キャノンデールがサポートする3チームが揃う様は圧巻だ。

ペーターがバッソを始めチームメイトにお酌をする場面も。もう飲んでいるのはユライペーターがバッソを始めチームメイトにお酌をする場面も。もう飲んでいるのはユライ キャノンデール・プロサイクリングのメンバーが「KANPAI!」キャノンデール・プロサイクリングのメンバーが「KANPAI!」

和やかな雰囲気でスタートしたアフターパーティ和やかな雰囲気でスタートしたアフターパーティ 箸使い指南の入るペーター・サガン箸使い指南の入るペーター・サガン


おなじみ白戸太郎さんの軽快なMCトークで進んでいくパーティー。代表の挨拶に続いては「弱虫ペダル」作者の渡辺航さんによる乾杯や、キャノンデール・プロサイクリング選手の選手紹介とトークなどが行われた。その中で注目を集めた、増田成幸のコメントを抜粋しよう。

「今日はイヴァンをアシストする予定だったのですが、彼が僕を立てようとしてくれて、”お前が勝負しろ”と言ったので、チャンスを待つ事にしたんです。結局うまくいかなかったけれど、皆さんの声援が凄く届いたので、大きな力になりました!

イタリア語でレースの展開を話す増田成幸イタリア語でレースの展開を話す増田成幸 増田のイタリア語スピーチを見守るペーター・サガン増田のイタリア語スピーチを見守るペーター・サガン 同バッソとユライ同バッソとユライ


今までフランスやイタリアで短期過ごしたことはありましが、この1年間最高峰のチームのメンバーと過ごして、やはり全てが初めての事でしたし、レースの事も全てイタリア語で話さないといけませんでした。この一年で味わった苦労と充実ぶりは濃すぎるほどで、寿命が5年ぐらい縮まりました(笑)。とてもありがたく思っています。この経験を自分の糧にしたいですね。」

次いで白戸さんの1年で習得したイタリア語を披露して下さい!とのフリに、しっかりとイタリア語訳したコメントを披露した増田には、やればできるじゃん!とチームメイトからも拍手喝采。故障治療によって日本で過ごしていた時間が長かった増田だが、いじられキャラとして(?)完璧にチームと溶け込んでいる様子を見せてくれた。

はやし立てられて一発芸を披露する増田!はやし立てられて一発芸を披露する増田! いじられキャラとしての立場を確立した様子いじられキャラとしての立場を確立した様子

キャノンデールがサポートする3チームの揃い踏みキャノンデールがサポートする3チームの揃い踏み
パーティー中印象的だったのは、終止にこやかな表情を崩さなかったバッソと、昨年のパーティーよりもずいぶんと落ち着いてリラックスしていたペーター・サガン。兄のユライはガールフレンドを連れていて、シーズン最終戦が終わったためだろう安堵感が伝わってきた。序盤にはペーターがバッソを始めチームメイトにお酌をする場面も。

ちなみに、日本を愛するバッソの箸使いは安定感抜群(ペーターにはスタッフからの使い方指南が入っていた)で、チームのテーブル上は圧倒的に日本食割合が高かったことを付け加え報告しておきます。

選手のテーブルには黒山の人だかり!選手のテーブルには黒山の人だかり! お酒がまわってきて楽しい雰囲気にお酒がまわってきて楽しい雰囲気に

選手達との綱引き大会。マティアスの顔が本気です選手達との綱引き大会。マティアスの顔が本気です !?!?


さらにはかなり本気の綱引き大会(予選を勝ち抜いたチームはプロ選手チームとの決勝戦。マティアスが超本気だった!)が行われたりと、ファン達はもちろんのこと、選手もリラックスしたムードでパーティーを楽しんでいた。

次第にお酒もまわりだしたパーティー会場は、次第にイタリアンなテンション高めの雰囲気に。チームメイトに押されて増田が一発芸を披露したり、選手とのおしゃべりを楽しんだり、サインをもらったり…。

最後は選手、参加者、関係者みんな一緒の記念撮影を行ってパーティーはお開きに最後は選手、参加者、関係者みんな一緒の記念撮影を行ってパーティーはお開きに
そして抽選会が催され、ジャパンカップで着用したゼッケン付きのジャージなど、超豪華なアイテムがファンへプレゼント。最後は選手、参加者、関係者みんな一緒の記念撮影を行って、楽しい雰囲気の中パーティーはお開きを迎えたのでした。


photo:Makoto.AYANO
text:So.Isobe