UCI(国際自転車競技連盟)は2月10日、UCIプロツアーレースへのワイルドカード獲得権を持つ13チームを発表した。サーヴェロ・テストチームやスキル・シマノがリスト入りする一方で、LPRブレークスやアミーカチップス・クナウフ、アックア・エ・サポーネはリストから外れている。

ツアー・オブ・カタールで大活躍したサーヴェロ・テストチームツアー・オブ・カタールで大活躍したサーヴェロ・テストチーム photo:CorVos年間14戦行なわれるUCIプロツアーレースには、プロツアー18チームと、ワイルドカード枠のプロコンチネンタルチームのみ出場可能だ。つまり、今回発表されたリストから外れたチームは、UCIプロツアーレースに出場できない。

カルロス・サストレ(スペイン)やトル・フースホフト(ノルウェー)が所属し、ツアー・オブ・カタールでも大活躍を見せたサーヴェロ・テストチームはリスト入り。その他にも別府史之と土井雪広が所属するスキル・シマノや、現在ツール・ド・ランカウイで活躍中のセッラメンティPVCディキジョヴァンニは順当に獲得権を得ている。

別府史之と土井雪広が所属するスキル・シマノ別府史之と土井雪広が所属するスキル・シマノ photo:CorVos13チームがワイルドカード獲得権を得た一方で、LPRブレークス、アックア・エ・サポーネ、CSFグループ・ナヴィガーレ、シャコベオ・ガリシア、アグリチュベル、PSKウィールプール、アミーカチップス・クナウフのプロコンチネンタル8チームはリスト入りを逃した。

ダニーロ・ディルーカ(イタリア)やアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)が所属するLPRブレークスの落選は大きなサプライズだ。

UCIのプレスリリースによると、今回のチーム選考にあたってUCIが重要視したのは、競技性(所属選手とチームの戦歴)、適法性(ルールの厳守)、管理能力(チームマネジメント)、道徳性(アンチドーピング体制)の4点。今回選出された13チームは、UCIのバイオロジカル・パスポート・プログラムへの参加が義務づけられている。

UCIプロツアーのワイルドカード獲得権を所有する13チーム
フォアアールベルク・コラテック(オーストリア)
ランドバウクレジット・コルナゴ(ベルギー)
トップスポート・フラーンデレン(ベルギー)
アンダルシア・カハスール(スペイン)
コンテンポリス・AMPO(スペイン)
バルロワールド(イギリス)
チェラミカ・フラミニア(アイルランド)
ISD(イタリア)
スキル・シマノ(オランダ)
ヴァッカンソレイユ(オランダ)
サーヴェロ・テストチーム(スイス)
BMCレーシングチーム(アメリカ)
セッラメンティPVCディキジョヴァンニ(ベネズエラ)