5月23日、ジロ・デ・イタリア第18ステージ終了後、主催者RCSスポルトは翌日の第19ステージのコース変更を発表した。選手たちの安全を優先し、ガヴィア峠とステルヴィオ峠をパス。新たにトナーレ峠とカストリン峠が加わった。スタート地点とゴール地点に変更は無い。

ジロ・デ・イタリア2013第19ステージ・変更後コースマップジロ・デ・イタリア2013第19ステージ・変更後コースマップ image:RCS SPORT季節外れの積雪と悪天候によって、ジロ第19ステージのコースに変更が加えられた。当初はポンテ・ディ・レーニョからヴァル・マルテッロまでの139kmで行なわれる予定だったが、レース主催者RCSスポルトは標高2618mの1級山岳ガヴィア峠(登坂距離16.5km・平均勾配8%)と、今大会のチーマコッピ(最標高地点)である標高2758mのステルヴィオ峠(登坂距離21.7km・平均勾配6.9%)が危険だと判断。大きく南に迂回するコースに急遽変更した。

変更後のコースは、2級山岳(登坂距離8.3km・平均勾配7.5%)と1級山岳カストリン峠(登坂距離8.4km・平均勾配9.5%)を含む160km。ゴール地点は標高2059mの1級山岳ヴァル・マルテッロのままだ。

コース全体の難易度は下がったが、レース当日の天気予報は強雨。場所によっては氷点下まで気温が下がる。標高1200m以上は降雪の予報が出ているため、更なるコース変更の可能性もある。選手たちにとって過酷なステージになることは間違いない。

ジロ・デ・イタリア2013第19ステージ・変更後コース高低図ジロ・デ・イタリア2013第19ステージ・変更後コース高低図 image:RCS SPORT

text:Kei Tsuji