MTBレース公式戦Jシリーズが滋賀県の箱館山において開幕した。DHIは一昨年ぶりに井本はじめ(ラブバイクス)が制した。

開幕戦を制した井本はじめ(ラブバイクス)開幕戦を制した井本はじめ(ラブバイクス) photo:Akihiro.NAKAO

5月4日に滋賀県高島市箱館山スキー場でDHI第一戦が開催された。
今シーズンの話題は、最強のまま引退するも昨年それを撤回した安達靖と、全日本連覇を続ける末政実緒の移籍した新チーム「ダートフリーク」だ。ダートフリークはバイクパーツを扱う会社で、新しい自転車部門は主にスラムグループのパーツと自社製品ライテック等を扱う。またブースではサスペンションのロックショック等のサポートも行われる。他陣営ではジャイアントに浅野善亮(ジャイアント/ホットスピン)が移籍したことや、自らのブランドを立ち上げた阿藤寛(Topknot Racing)が主な動きとなっている。

九島勇気(玄武/ターナー)九島勇気(玄武/ターナー) photo:Akihiro.NAKAO浅野善亮(ジャイアント/ホットスピン)浅野善亮(ジャイアント/ホットスピン) photo:Akihiro.NAKAO


2kmのコースは後半林道がつづく高速コースで、タイムドセッションは阿藤がトップ。昨年の全日本チャンプの清水一輝(アキファクトリーチーム)はパンクしてしまう。

予選は清水が3:13.735のタイムで二番手の九島勇気に2秒近い差を付け、決勝は最終走者の清水が途中コースアウトして大きなロスタイムとなり、1位は2年ぶりの優勝を飾った井本となった。

井本は言う「オーバースピードになってラインを外して、後半は縮めるだけなので吹っ切れて全開でいけました。自分で思ったよりもタイムは縮んでた。清水の予選タイムに届かなかったので練習したい」

女子は末政の圧勝となり2位は若手の中川綾子(チーム YRS)となった。

移籍後初勝利の末政実緒(ダートフリーク/サラセン)移籍後初勝利の末政実緒(ダートフリーク/サラセン) photo:Akihiro.NAKAO
中川綾子(チーム YRS)中川綾子(チーム YRS) photo:Akihiro.NAKAO中村美佳(福井和泉MTB PARK)中村美佳(福井和泉MTB PARK) photo:Akihiro.NAKAO


Jシリーズ DHI第一戦結果

DHI男子エリート表彰 九島勇気(玄武/ターナー)・井本はじめ(ラブバイクス)・浅野善亮(ジャイアント/ホットスピン)DHI男子エリート表彰 九島勇気(玄武/ターナー)・井本はじめ(ラブバイクス)・浅野善亮(ジャイアント/ホットスピン) photo:Akihiro.NAKAO男子エリート
1位 井本はじめ(ラブバイクス) 3:14.305
2位 九島勇気(玄武/ターナー)+0.719
3位 浅野善亮(ジャイアント/ホットスピン)+1.564
4位 永田隼也(マーシュ/サンタクルズ)+1.751
5位 井手川直樹(デヴィンチ/SUNSPI.com)+3.265
6位 青木卓也(ジャイアント)+3.887
7位 清水一輝(アキファクトリーチーム)+4.120
8位 安達靖(ダートフリーク/サラセン)+4.404
9位 向原健司             +5.789
10位 小山航(バンシー)+6.716

女子エリート表彰女子エリート表彰 photo:Akihiro.NAKAO女子エリート
1位 末政実緒(ダートフリーク/サラセン)3:39.893
2位 中川綾子(チーム YRS)+12.294
3位 中村美佳(福井和泉MTB PARK)+15.366
4位 中川弘佳          +18.078
5位 木下論子(WAKO`s Zone 髑髏団)+30.976


男子エキスパート
1位 下垣 大樹(kanzaki/ FK170)3:29.375
2位 兼岡 邦旭(TEAM DAIWA/Cleat)+10.267
3位 髙山 祐次郎(Groovy Factory・AST)+10.745

男子スポーツ
1位 井岡 佑介(YKD)3:42.028
2位 山本 明(チームYRS)+3.489
3位 打越 健太郎(3500えん)+4.708

女子スポーツ
1位 三輪 夏子(Hottspin)4:28.527
2位 畑田 文美(チームYRS)+39.167
3位 佐山妙子(Cat_Me)+1:39.065

text&photo:Akihiro.NAKAO

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