タイで開催中のツアー・オブ・フレンドシップ。第3ステージで武井きょうすけが3人で逃げ切り勝利を演じたのに続き、翌第4ステージでは高橋義博(チームCB)が独走で勝利を飾った。

第4ステージで独走勝利を飾った高橋義博(チームCB)第4ステージで独走勝利を飾った高橋義博(チームCB) (c)Makoto.AYANO

優勝した高橋義博を囲み喜ぶチームCBの4人優勝した高橋義博を囲み喜ぶチームCBの4人 (c)Makoto.AYANO厳しい山岳を含む164kmで行われたツアー・オブ・フレンドシップ第4ステージは今大会中もっとも厳しいクイーンステージ。レース中盤からは3度の厳しいKOM(山岳ポイント)を通過する周回コースに入り、3度目のKOM頂上がフィニッシュ地点となる。

表彰を受ける高橋義博(チームCB)表彰を受ける高橋義博(チームCB) (c)Makoto.AYANO高橋は2周めのKOMポイントの上りでアタックを敢行。リーダージャージのリー・ロジャース(イギリス、Lapierre Asia)らは武井きょうすけ(フォルツァ・ニールプライド)をマークした状態でこれを追えず、高橋は4分のリードを保ったまま1周半を逃げ切り、後続に3分51秒差をつけて独走勝利を決めた。

20秒差の総合2位につける武井はゴールへの上りで攻め、5位でフィニッシュ。続く6位のロジャースに対して4秒差をつけることに成功した。16秒差をもって勝負は最終ステージに持ち越した。

優勝した高橋はチームCBの4人のメンバーで参加している。昨第3ステージは逃げる武井ら3人を追って集団を飛び出すも、単独追走の際に誘導員のいないポイントでコースを間違え、13分のタイムロスを喫しているため総合争いは諦めざるをえない状況だ。

武井と高橋は共同戦線を張り、最終ステージでの日本人のステージ3連勝と総合優勝獲得を狙うつもりだ。


第4ステージ終了後のオープンクラス総合トップ3
1位 リー・ロジャース(イギリス、Lapierre Asia)07:49:51.420
2位 武井きょうすけ(フォルツァ・ニールプライド)+16秒
3位 ピーター・プーリ(フランス、Bike Net Training Camp)+22秒

詳しいレポートは追ってお伝えします。

photo&text:Makoto.AYANO