2年連続ツール・ド・フランス総合2位のカデル・エヴァンス(オーストラリア)がエースを務めるサイレンス・ロット。若手オールラウンダーのユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー)らがメンバー入りし、チーム一丸となってエヴァンス悲願のツール制覇をバックアップする。

カデル・エヴァンス (オーストラリア、サイレンス・ロット)カデル・エヴァンス (オーストラリア、サイレンス・ロット) photo:Cor Vosサイレンス・ロットの起源は、ベルギーの宝くじ公社が設立したロットチーム。現在のメインスポンサーはオメガファーマ社で、同社が売り出し中の製品名がそのままチーム名に反映されるのが特徴だ。

チームの目標は、何と言ってもカデル・エヴァンス(オーストラリア)のマイヨジョーヌ獲得。2005年の初出場以降、エヴァンスはツールで総合8位、総合4位、総合2位、総合2位と、上位入賞を繰り返す、が、肝心のマイヨジョーヌには一歩届かない。

昨年はコンタドール(スペイン)不在で絶好のチャンスが到来したが、ヒザに不安を残して出場し、ピレネー初日に落車して負傷。落車した翌日にマイヨジョーヌを獲得したが、山岳で孤立し、ラルプデュエズでのチームCSCの攻撃に敢え無く沈んだ。今シーズンのドーフィネ・リベレではタイムトライアルでライバルを突き放しながらも、山岳でスペイン勢に完敗。消化不良の総合2位でレースを終えている。

ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、サイレンス・ロット)ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー、サイレンス・ロット) photo:Makoto Ayano「万年2位」の汚名を脱すべく、「3度目の正直」でツール制覇を夢見るエヴァンス。しかし毎年のようにエヴァンスを悩ます「アシスト不足」が今年も解消されていない。今年はマキュアンがチームを去ったため完全にエヴァンスシフトだが、それでもアシスト体制に不安が残る。

マシュー・ロイド(オーストラリア)やヨハン・ファンスーメレン(ベルギー)と言ったお馴染みのアシストたちは今年も健在だが、期待されたトーマス・デッケル(オランダ)は過去のドーピング陽性が発覚してメンバー離脱。今年はベテランクライマーのマリオ・アールツ(ベルギー)もいない。

新たな山岳アシストとして期待されるのが、ツール初出場のユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー)。昨年ジロ・デ・イタリアで総合7位&新人賞2位に入ったこの長身の若手オールラウンダーは、山岳でエヴァンスの心強い存在になるだろう。

昨年ブエルタでステージ優勝したフレフ・ファンアフェルマート(ベルギー)が、チームのエーススプリンターを務める。TTスペシャリストのセバスティアン・ラング(ドイツ)や、昨年パリ〜トゥールでフィリップ・ジルベール(ベルギー)の勝利に大きく貢献したミカエル・ドラージュ(フランス)もトラック出身のスピードのある選手だ。

サイレンス・ロットメンバー
11 カデル・エヴァンス(オーストラリア)
12 ミカエル・ドラージュ(フランス)
13 セバスティアン・ラング(ドイツ)
14 マシュー・ロイド(オーストラリア)
15 スタフ・シェイリンクス(ベルギー)
16 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー)
17 ユルゲン・ファンデンブロック(ベルギー)
18 ヨハン・ファンスーメレン(ベルギー)
19 シャールズ・ウェゲリュース(イギリス)

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