2013/11/27(水) - 21:52
これまでのサドルとは異る構造とデザインによって、快適性とスマートなルックスを両立したアスチュートのサドル。標準的なサドルとは異なるセッティング方法について紹介すると共に、デビューモデルとしてラインナップされた3種のモデルの詳細なディテールに迫る。
設計上では、骨盤が載る硬めの後端部が地面と水平に近くなる様にデザインされており、一般的なサドルのセッティング方法ではノーズ部分のパッドが柔らかいために自然と前方へ滑ってしまうケースがある。そこでアスチュートではサドル前端を2°から3°程度上向きに傾けることを推奨している。
この推奨セッティングでは、一度ペダルを漕ぎだすとライダーのポジションを適切な位置へ調整してくれるため、陰部の不快な圧迫等が低減され、高い快適性を実現することが可能になる。また、ペダリング動作やバイクコントロールが安定するというメリットもある。
パッドには密度が異なる3層のフォームを組み合わせた「TRI-DENSITY NES70」を組み合わせる。低反発・高密度ながら、メモリーフォーム(形状記憶)システムによって長距離・長時間のライディング後でも型崩れすることなく、使用前の形状を正確に復元する。そのため耐久性も高い。
レールとベースの接続部分には「SPAS(Shock Pad Absorber System)」と名付けられた赤いパッドが挿入される。ショックや振動を吸収し快適性の向上に貢献しながら、レールとベースの摩擦を除去する事により、不快な音鳴りが発生する可能性を低減した。
ラインナップはベーシックなSRタイプと、様々なライディングポジションで尿道の圧迫による痛みを防止する穴あきのVTタイプの2種類となる。カラーは表皮の特殊マイクロファイバーカバーの色別にブラック/カーボンとホワイト/カーボンの2タイプとなる。重量はSRタイプが145g、VTタイプが140g。
SKYLITE(スカイライト)は3種類発表されたアスチュートのサドルのミドルグレードモデル。特許を取得した「ダブル・ベース構造」を採用し、それぞれ軽量な2つのベースを組み合わせる軽さと強度を両立した。シェルの素材は外側にソフトタッチナイロンと呼ばれる特殊なナイロンを、内側にカーボンコンポジットナイロンを配す。また従来サドルの裏側に位置していた表皮を固定する接着剤の痕やホッチキスは2層のベース間に収まり、美観性が向上している。
上位モデルのSKYCARBと同様に、特殊マイクロファイバーカバーや低反発高密度三層パッド、中空カーボンレールを採用し、特殊ナイロン製ベースとの間にはSPASパッドが挿入される。軽さや快適性を追求しながら、ベースとレール間の摩擦が抑制されることで、不快な音鳴りが発生する可能性を低減した。
ラインナップはベーシックなSRタイプと、尿道を圧迫しづらく痛みが発生しにくい穴あきのVTタイプの2種類。カラーは表皮の特殊マイクロファイバーカバーの色別にホワイト/レッドとブラック/ブラックの2タイプとなる。重量はSRタイプが165g、VTタイプが160gを達成している。
レールにはチタンバナジウム合金を採用し、大幅な重量増加を避けつつも、カーボンには無い高い耐久性や信頼性を実現している。MTBやシクロクロスなどサドルに大きな負荷がかかる競技への使用や、体重のあるライダーにおススメだ。また、レールにサイドにはポジション調整の際に便利な目盛りがプリントされる。
ラインナップも上位機種同様にベーシックなSRタイプと、尿道を圧迫しづらく痛みが発生しにくい穴あきのVTタイプの2種類。カラーは表皮/ベースの組み合わせ別にホワイト/レッドやホワイト/ブラック、ブラック/レッド、ブラック/ブラックの4タイプとなる。重量はSRタイプが200g、VTタイプが190gだ。
アスチュートサドルの快適性を最大限に引き出すためのセッティング方法
アスチュートサドルは一般的なサドルとはパッドの構造や配置が異なるため、その取り付け方法も異なる。一般的にはサドルの上に定規などの長いものをあて、その上に水平器を載せ地面と水平にするセッティング方法が主流だ。しかし、アスチュートの場合には快適性を最大限に引き出すためにノーズ部分の厚みを考慮したセッティングを提唱する。設計上では、骨盤が載る硬めの後端部が地面と水平に近くなる様にデザインされており、一般的なサドルのセッティング方法ではノーズ部分のパッドが柔らかいために自然と前方へ滑ってしまうケースがある。そこでアスチュートではサドル前端を2°から3°程度上向きに傾けることを推奨している。
この推奨セッティングでは、一度ペダルを漕ぎだすとライダーのポジションを適切な位置へ調整してくれるため、陰部の不快な圧迫等が低減され、高い快適性を実現することが可能になる。また、ペダリング動作やバイクコントロールが安定するというメリットもある。
プロダクトラインナップ
SKYCARB カーボンを多用し軽量性と強度を追求したハイエンドモデル
SKYCARB(スカイカーブ)は、薄いカーボン製ベースを2層重ねあわせ、中空カーボンレールを採用して軽量性とコンフォート性能を高い次元で両立したハイエンドモデル。ベースには特許を取得した新しい形状「オープン"U" シェイプ」採用し、一般的なレーシングバイク用サドルと同等の薄さを維持しながら、より厚みのあるパッドを装着することを可能とした。特に局部を圧迫しやすいフロントノーズ部分が柔軟になったことが特徴で、尿道などに発生する痛みを防止している。パッドには密度が異なる3層のフォームを組み合わせた「TRI-DENSITY NES70」を組み合わせる。低反発・高密度ながら、メモリーフォーム(形状記憶)システムによって長距離・長時間のライディング後でも型崩れすることなく、使用前の形状を正確に復元する。そのため耐久性も高い。
レールとベースの接続部分には「SPAS(Shock Pad Absorber System)」と名付けられた赤いパッドが挿入される。ショックや振動を吸収し快適性の向上に貢献しながら、レールとベースの摩擦を除去する事により、不快な音鳴りが発生する可能性を低減した。
ラインナップはベーシックなSRタイプと、様々なライディングポジションで尿道の圧迫による痛みを防止する穴あきのVTタイプの2種類となる。カラーは表皮の特殊マイクロファイバーカバーの色別にブラック/カーボンとホワイト/カーボンの2タイプとなる。重量はSRタイプが145g、VTタイプが140g。
幅×長さ | 135×275mm |
重量 | 145g(SR)、140g(VT) |
カラー | ブラック/カーボン、ホワイト/カーボン |
価格 | 53,000円(税抜、SR)、54,500円(税抜、VT) |
SKYLITE 特殊ナイロン製ベースにカーボンレールを組合せたミッドレンジ
SKYLITE(スカイライト)は3種類発表されたアスチュートのサドルのミドルグレードモデル。特許を取得した「ダブル・ベース構造」を採用し、それぞれ軽量な2つのベースを組み合わせる軽さと強度を両立した。シェルの素材は外側にソフトタッチナイロンと呼ばれる特殊なナイロンを、内側にカーボンコンポジットナイロンを配す。また従来サドルの裏側に位置していた表皮を固定する接着剤の痕やホッチキスは2層のベース間に収まり、美観性が向上している。
上位モデルのSKYCARBと同様に、特殊マイクロファイバーカバーや低反発高密度三層パッド、中空カーボンレールを採用し、特殊ナイロン製ベースとの間にはSPASパッドが挿入される。軽さや快適性を追求しながら、ベースとレール間の摩擦が抑制されることで、不快な音鳴りが発生する可能性を低減した。
ラインナップはベーシックなSRタイプと、尿道を圧迫しづらく痛みが発生しにくい穴あきのVTタイプの2種類。カラーは表皮の特殊マイクロファイバーカバーの色別にホワイト/レッドとブラック/ブラックの2タイプとなる。重量はSRタイプが165g、VTタイプが160gを達成している。
幅×長さ | 135×275mm |
重量 | 165g(SR)、160g(VT) |
カラー | ホワイト/レッド、ブラック/ブラック |
価格 | 27,600円(税抜、SR)、28,500円(税抜、VT) |
SKYLINE 金属製レールによって耐久性を重視したエントリーモデル
SKYLINE(スカイライン)は上位機種のテクノロジーを取り入れながら、レールを金属製に置き換えることでコストダウンを図ったアスチュートのエントリーモデル。ダブル・ベース構造やオープン"U" シェイプのベース、低反発高密度三層パッドといった同社ならではの技術を多く搭載している。レールにはチタンバナジウム合金を採用し、大幅な重量増加を避けつつも、カーボンには無い高い耐久性や信頼性を実現している。MTBやシクロクロスなどサドルに大きな負荷がかかる競技への使用や、体重のあるライダーにおススメだ。また、レールにサイドにはポジション調整の際に便利な目盛りがプリントされる。
ラインナップも上位機種同様にベーシックなSRタイプと、尿道を圧迫しづらく痛みが発生しにくい穴あきのVTタイプの2種類。カラーは表皮/ベースの組み合わせ別にホワイト/レッドやホワイト/ブラック、ブラック/レッド、ブラック/ブラックの4タイプとなる。重量はSRタイプが200g、VTタイプが190gだ。
幅×長さ | 135×275mm |
重量 | 200g(SR)、190g(VT) |
カラー | ホワイト/レッド、ホワイト/ブラック、ブラック/レッド、ブラック/ブラック |
価格 | 18,900円(税抜、SR)、19,900円(税抜、VT) |
提供:Vittoria Japan text:シクロワイアード編集部