「のんびりと秋の味覚とサイクリングを楽しもう!」というサイクリングイベント「やまのうち自転車エコツアー」が11/13〜14に開催された。紅葉真っ盛りの長野県山ノ内町をポタリングする、電動アシスト自転車のレンタルもありという、ちょっとのんびり&ユニークなこのイベントの模様を紹介しよう。

ツアーの主催者であり「自転車+何か」をテーマに活動する、北澤肯(きたざわ・こう)さんのレポートで紹介しよう。
北澤さんは自身も29インチシングルスピードバイクなどのライフスタイル系バイクをこよなく愛する、根っからの自転車好きでもある。

当日は紅葉のまっ盛り!先週では早すぎで、来週ではもう遅いと言うことでした。当日は紅葉のまっ盛り!先週では早すぎで、来週ではもう遅いと言うことでした。

---電動アシスト付き自転車をレンタルできる!今までにない新しい発想のイベント

私は「自転車で地域おこし」を合言葉にHUBという会社を立ち上げ、今までいろいろな地域で自転車イベントを実施して来たが、今回のイベントは1年ほど前から長野県山ノ内町からの協力要請で、調査、企画に携わってきた。そして、このたび11月13日、14日に「やまのうち自転車エコツアー」が今年初めて開催された。

この山ノ内町の良さを皆さんに広く知ってもらおうと、各方面に呼びかけと広報活動を行い、その結果、初開催のイベントにも関わらず、両日で約50人のサイクリストが参加。通常のサイクルイベントと違って、当日は電動アシスト付きの自転車を現地でレンタルできるので、気軽に参加できることが一番のポイント。

もちろん自身の自転車を持ち込んで参加することもできる。公道を走ることの出来る自転車なら車種も問いません。ちなみに私は、お気に入りの29インチシングルスピードバイクで参加した。

温泉街を自転車でのんびりと巡る温泉街を自転車でのんびりと巡る みんなで急な坂道を上って行くみんなで急な坂道を上って行く



---わざわざ山間部の町で自転車エコツアーを開催したことも興味深いところ

周囲を山に囲まれた山ノ内町は、自然も食べ物も温泉も最高の場所。果樹園や温泉などが豊富な、山ノ内町の自然や文化を楽しむには、のんびりとした自転車が観光にちょうどよいスピード。

それに、坂の多い同町では普段の足として自転車が使われることはあまりない。このイベントで電動アシストつきの自転車を町の皆さんにもアピールし、役場や町の人たちにも乗ってもらうことで、同町の普段の足としての自転車利用を促進することもこの企画の狙いの一つ。

地元の人にも自転車利用の促進をアピール地元の人にも自転車利用の促進をアピール 普段何気なく食べているリンゴも、またおいしさやありがたさも増す普段何気なく食べているリンゴも、またおいしさやありがたさも増す



---地元の人と触れ合いながら、真っ盛りの紅葉の中、露天風呂を目指し、猿と戯れる!?

1日目は、この地域で栽培の盛んなリンゴの農業体験、また展望温泉ヒルクライムやモンキーウェッチングなどのオプションツアーが実施された。普段何気なく食べているリンゴだが、栽培の苦労や楽しさを直接生産者から聞くと、またおいしさやありがたさも増す。

ヒルクライムでは標高差約190m、距離約13kmのコースを山腹の眺望の良い露天風呂目指して登った。ヒルクライムでかいた汗を露天風呂で流すのは最高だ。モンキーウェッチングでは温泉街や紅葉を見ながら野猿公苑まで走り、野猿や自噴する温泉を観察した。

リンゴ畑の道を抜けて坂を登って行くリンゴ畑の道を抜けて坂を登って行く 山頂で記念撮影山頂で記念撮影


お母さんと息子さんの親子で参加。仲の良いヒルクライム親子でした。うらやましいです!お母さんと息子さんの親子で参加。仲の良いヒルクライム親子でした。うらやましいです! ヒルクライムのあとは眺望の良い露天風呂でひと息ヒルクライムのあとは眺望の良い露天風呂でひと息



---温泉宿を巡ったあとは、地元の味覚に舌鼓!これぞ、秋の醍醐味

2日目は参加者全員で約13kmの湯田中渋温泉郷、リンゴ農園地帯を巡るコースを自転車で回った。町中に散らばる足湯や観光施設を巡る「スタンプラリー」は、スタートを待つ間に冷えた体を温め、参加者には大好評だった。
「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルとなった「金具屋」などがある温泉街をゆっくり走り、たくさんの登り坂で汗をかき、農園地帯をビューンと自転車で駆け抜ける壮快感は格別。

千と千尋の神隠しのモデルとなった温泉宿で記念撮影千と千尋の神隠しのモデルとなった温泉宿で記念撮影


また、温泉まんじゅうや温泉卵、キノコ汁やリンゴがサイクリング途中に配られ、昼食にはきのこカレー又はソバが、ゴールでは早ソバがふるまわれ、同地域の特産品や秋の味覚も楽しんだ。参加者の楽しそうな笑顔に、1年間の苦労も吹き飛ぶ。運営しながら、町の人たちのおもてなしに、自分たちも楽しんでしまった。

キノコ汁やリンゴがサイクリング途中に配られ地元の味に舌鼓キノコ汁やリンゴがサイクリング途中に配られ地元の味に舌鼓

---自転車こそが、山ノ内の自然や文化を楽しめる最高の手段

町立の志賀高原ロマン美術館を設計した故黒川紀章さんの長男、黒川紀章建築都市設計事務所(東京)代表取締役の未来夫さんは副実行委員長で当企画発案者。自転車好きの未来夫さんは「自転車こそが、山ノ内の自然や文化を楽しめる」と開会式で話していた。

この地域で栽培の盛んなリンゴの農業体験この地域で栽培の盛んなリンゴの農業体験 冷えた体に足湯は最高でした冷えた体に足湯は最高でした


町役場も初開催に手ごたえをつかんだようで、来年も実施を計画している。現在、既にレンタルのアシスト付き自転車を湯田中駅前温泉「楓の湯」に5台設置しているが、今回のサイクリングコースやオプションのコースをモデルコースとして定着させ、更にエコツアー進めていく考えだ。

来年も開催する予定なので、ぜひ参加して、山ノ内町の自然と文化を体全体で楽しんでもらいたい。

温泉街を行くには自転車がちょうどいい。この楽しさをぜひ体験して下さい温泉街を行くには自転車がちょうどいい。この楽しさをぜひ体験して下さい

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