自転車に乗るときのパンツ選びは案外難しい。ペダリングで擦れたり暑い季節はムレたりと、不快なことが多く何かと悩みが多いもの。とはいえ今回はサイクリストの定番レーサーパンツではなくて、ポップなアンダーウエアBETONES(ビトーンズ)を紹介しよう。




ビトーンズは、“HIGH POP”と“SIMPLE MADE”をキャッチフレーズに、東京を楽しむ自転車乗りがデザインしているアンダーウェアとして、2010年から展開する新しいブランド。一見してポップでカラフルな色展開が目につくが、単なるオシャレアイテムだけには留まらない。じつは動きやすさと履き心地を考えて、いろんな工夫がされている。









よく見れば、このパンツには横にも前にも生地を合わせた縫い目が見当たらない。縫製で繋いでいるのは股下前後の二カ所だけ。大きく“BETONES"と書かれた腰の部分だって、普通のパンツのゴムとはどうにも違った柔らかさ。カラフルなだけじゃない何かを感じるこのパンツ。それには作り方に秘密があった。

一般的な綿のパンツは、生地や腰ゴムなどの異素材をパーツごとに縫い合わて作り上げる。対してビトーンズは全体を立体の編み機で、パンツの形状に編み上げて作るという製法をとっている。編み上げとすることで、縫い目の少ない立体ボディを実現している。どちらかというと、ストッキングや靴下を作る製法に近いのである。

素材にはナイロン/ポリウレタンの糸を使用して、伸びやかで柔らかな風合いと肌への快適なフィット感、履き心地を実現している。ピッタリフィットがあたり前の女性用下着では一般的な作り方だけど、メンズ用のパンツでは珍しい作り方だ。柔らかさとしなやかさが手伝って、メンズ下着初のフリーサイズを実現しているという。

実際に履いてみると、スゴくしなやかで自然にストレッチする感覚は、なんとも未知なる柔らかさ。ちょっといつものパンツとは違う感覚はクセになり、動き出したい軽やかさがある。これを履くとなんだかみんなが笑顔になるのは、単にポップなカラーだけじゃなかった。

このパンツ、一度履くと手放せなくなる人が続出中とのこと。






ビトーンズ・アンダーウェア
サイズ:フリーサイズ(対応目安 29〜34インチ)
カラー:全41色
価格(税込み):1,995円(税込み)
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