スペシャライズドが主導する"Soil Searching"。MTBフィールドを作りだすトレイルビルダーたちにスポットを当て、彼らの活動を支えるためのムーブメントだ。昨年11月、アジアで初めて行われたSoil Searchingの様子を収録したムービーを紹介しよう。




スペシャライズドが世界各地のトレイル、そしてそれを作り出すトレイルビルダーたちに焦点を当て、その活動や思いを伝え広め、サポートしていくプロジェクトが"Soil Searching"だ。

ウィスラーやタスマニアなど世界中のトレイルビルダーにスポットを浴びせ、感謝を捧げてきたSoil Searchingが、昨年日本にも上陸していた。アジア初となるSoil Searchingの舞台となったのは、山梨県の南アルプス市の櫛形山。

このムービーの主役となるのが、スペシャライズドがグローバルトレイルアンバサダーとしてサポートする弭間亮(はずまりょう)さん。南アルプスマウンテンバイク愛好会の中心人物であるマウンテンバイカー/トレイルビルダーだ。

弭間さんが創り上げた櫛形山のトレイル弭間さんが創り上げた櫛形山のトレイル photo:Makoto.AYANO
櫛形山という土地にほれ込んだ弭間さんは、2年以上の歳月をかけて櫛形山に昔から残っていた古道を再生。トレイルビルディングを進めると同時に、地域の重要な"夜祭り"の手伝いなどを通して地元の皆さんと対話をすすめることで、地域の人達にも歓迎され、MTBが地域活性にもつながるという関係づくりを進めてきた、

2016年からは会員制トレイルというユニークなカタチで、櫛形山のトレイルをオープン。多くのMTBライダーが集まるコースになると同時に、その地域と密着した活動は注目を集めてきた。※オープン時のレポート

そんな南アルプスの櫛形山で昨年末に行われたSoil Searchingには、全国から100名を超すマウンテンバイカーやトレイルビルダーが集結。新たに使用許可が下りた区間に全く新たなトレイルを創り上げた1日目のDIGDAY、出来立てほやほやのトレイルを楽しんだRIDEDAYと2日間にわたって、多くの山を愛する人々が対話する時が持たれた。

地域の人達と会話を楽しむ弭間亮さん。MTBに期待してくれていることがよくわかるという地域の人達と会話を楽しむ弭間亮さん。MTBに期待してくれていることがよくわかるという photo:Makoto.AYANO
南アルプスの山に魅せられ、その地に移住するほど山を愛する弭間さん。"山に生き、そして山をも動かす信念を持った人"として弭間さんをリスペクトしサポートするスペシャライズドが"GURDIAN OF THE MOUNTAINS"(山守人)と題し、公開したムービーをぜひその目で確認してみてほしい。

また、冒頭で触れたSoil Searchingの活動理念については、以下のウィスラーのムービーは理解の助けになるだろう。スペシャライズドがトレイルビルダーにスポットを当てる理由が垣間見える1作だ。合わせて目を通してみては。