箱根ヒルクライムや宮ケ瀬クリテリウムなど、神奈川エリアを中心に多くの人気イベントを開催するウォークライド。そのイベントカレンダーの中でも冬場のトレーニングレースとして定着した「大磯クリテリウム」が今年も開催されている。



今年で6シーズン目を迎える大磯クリテリウム今年で6シーズン目を迎える大磯クリテリウム
湘南地域を中心にさまざまなイベントを開催するウォークライド。有料道路であるマツダターンパイクを走ることができる”箱根ヒルクライム”や宮ケ瀬湖畔園地を舞台に開催するクリテリウム”宮ケ瀬クリテリウム”など、多くの魅力的なイベントを手掛けている。

そんなウォークライドイベントの中でも、最もよく知られているシリーズが冬場に開催される大磯クリテリウムだろう。夏は多くの海水浴客でにぎわう大磯ロングビーチ、その駐車場に作られた特設コースを舞台に開催されるトレーニングレースとして、オフシーズンでも足をなまらせたくないレーサーに人気を集めるイベントだ。

レース前にはブリーフィングなども行われるレース前にはブリーフィングなども行われる コーナーリングやブレーキングテクニックが問われるコーナーリングやブレーキングテクニックが問われる 一周約1kmのコースは東西に延びる2つの直線とそれをつなぐコーナーで構成される周回コース。基本的には非常に単純なコースレイアウトとなっているが、初心者が安全に自転車競技を始めるために、基本的なスキルを習得するためという明確な目的があって設計されたものだ。

まっすぐラインを守って走るという基本的な技術とマナーが求められる広い道幅のストレート。そして小田原側には十分な減速が必要となる180°のヘアピンが、東側の平塚コーナーには2つの直角コーナーとその後に緩やかなクランクが設けられる。総合的なコーナーリングスキルや集団走行でのテクニックが求められることで、単純なコース設定ながらも、レースで求められる基礎的なスキルが養われるようになっている。

レース前には、ライダーズミーティングが行われるなど安全対策も手厚い。先ほど述べたクランクなども、レースごとのフィードバックを活かして曲率を調整しているというのも、安全にレース経験を積んでもらうための取り組みだ。

また、もっとも入門者向けのカテゴリーとなる「ピュアビギナー」クラスではスタートから規定周回を集団走行の練習へ充てる。まさに集団走行の経験が少なく、レースイベントに初参加するという方のためのカテゴリーとして、設定されている。

会場を提供している大磯プリンスホテルと、真っ白に雪化粧した富士山会場を提供している大磯プリンスホテルと、真っ白に雪化粧した富士山
ピュアビギナークラスの存在が示すように、大磯クリテリウムは、細やかなクラス分けがされている点も大きな特徴だ。年代別カテゴリー、女性カテゴリー、脚力別カテゴリーの大きく三つに区分される中から、自分にピッタリのクラスを選べるのは嬉しい。

年代別カテゴリーは未就学児の「バンビーノ」、「小学校1~2年」、「小学校3~4年」、「小学校5~6年」、50歳以上の「シニア」という5クラスが設けられる。女性カテゴリーは、レース未経験だったり脚力に自信のない「女子ビギナー」、レース参加経験が豊かな「女子スポーツ」の2クラスとなる。

脚力別カテゴリーは、集団走行に不安のある人向けの「ピュアビギナー」、レース経験が少ない方向けの「ビギナー」、2年以上のレース経験がある方向けの「スポーツ」、実業団E3相当の「ミディアム」、E3~E2相当の「エキスパート」、E1以上相当の「エリート」の計6クラスとなっている。

バックストレートは小田原の山々を背後に走るバックストレートは小田原の山々を背後に走る
トップカテゴリーのライダーが指導役として伴走するクラスもトップカテゴリーのライダーが指導役として伴走するクラスも トレーニングレースながら計測体制もしっかりとしているトレーニングレースながら計測体制もしっかりとしている


そんな大磯クリテリウムだが、今年は既に初戦が11月25日に迫り、残るは4戦となっている。現在第2戦以降の参加者募集は開始されており、申し込み受付中だ。また、第2戦ではチームタイムトライアルも開催されるという。チームの仲間と力を合わせて挑戦してみてはいかがだろうか?

6シーズン目を迎える大磯クリテリウム6シーズン目を迎える大磯クリテリウム (c)ウォークライド


大磯クリテリウム 2019
主 催:株式会社ウォークライド 
会 場:大磯プリンスホテル特設クリテリウムコース
住 所:神奈川県中郡大磯町国府本郷546 大磯ロングビーチ 駐車場特設コース

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