イタリアのレーシングバイクブランド「ピナレロ」が主催するグランフォンド・ピナレロへと参加された3編目をお届けします。今回はグランフォンドの翌日、トレヴィゾに集まる自転車ブランドの本社を見学したレポートとなっています。(1編目はこちら2編目はこちら



グランフォンド・ピナレロの翌日は、イタリアトレヴィーゾ周辺にある自転車メーカーめぐり。最初はカンパニョーロ社。グランフォンド・ピナレロの翌日は、イタリアトレヴィーゾ周辺にある自転車メーカーめぐり。最初はカンパニョーロ社。 photo:Kiriko.Fuchigami
製品作りにかけている心意気などを伺う製品作りにかけている心意気などを伺う photo:Kiriko.Fuchigami製品作りの過程を一つ一つ丁寧に説明いただく製品作りの過程を一つ一つ丁寧に説明いただく photo:Kiriko.Fuchigami


グランフォンド・ピナレロの翌日は、イタリア トレヴィーゾ 近くに集まる自転車メーカーの本社巡りをさせて頂きました。1軒目はコンポーネントのカンパニョーロ本社。2軒目はサドルのフィジークとセラロイヤル社。3軒目はローラー台や各種アクセサリーを手掛けるエリート社でした。そして、その翌日がピナレロ本社訪問です。

カンパニョーロでは、12段化に伴って、新しく導入した機械を見せていただきました。イタリア、ルーマニア、台湾の工場でコンポ生産をしているカンパニョーロですが、イタリア国内では特にこだわりの製品を手作業で生産されていました。シマノに比べると少し高く見えるチェーンも本国生産でしっかりチェックされていました。職人さんの手作業で、1日1本しか作れないという、黒ギブリのディスクホイールも見せていただきました。

続いて、フィジーク・セラロイヤル社へ続いて、フィジーク・セラロイヤル社へ photo:Kiriko.Fuchigami
まず最初に連れて行って頂いたのは社員食堂(笑)ここでランチをいただきましたまず最初に連れて行って頂いたのは社員食堂(笑)ここでランチをいただきました photo:Kiriko.Fuchigamiパスタとリゾットは決まっていて、前菜系はバイキング形式パスタとリゾットは決まっていて、前菜系はバイキング形式 photo:Kiriko.Fuchigami


とりわけのお皿、丼タイプや丸皿など様々。ここで働く方でダイエットしている方は丼にサラダを食べていました。とりわけのお皿、丼タイプや丸皿など様々。ここで働く方でダイエットしている方は丼にサラダを食べていました。 photo:Kiriko.Fuchigamiここで働く方も一緒に食べさせていただき、イタリアの雰囲気を味わえました(笑)ここで働く方も一緒に食べさせていただき、イタリアの雰囲気を味わえました(笑) photo:Kiriko.Fuchigami


次にお邪魔したのは、フィジーク、セラロイヤル、ペダレッドウェアなど複数のブランドが所属するセラロイヤルグループです。フィジークでは、日本でも人気が出てきているフィジークのシューズや定番のサドルに加え、新製品紹介や開発部門の紹介などがありました。こちらは撮影禁止とのことでしたが、とても新鮮な印象のニューモデルが登場しそうです。

セラロイヤルは日本のクロスバイクのような自転車用のサドルメーカーで、生産工程の体験をしながら工場を案内していただきました。一般自転車用のグレードアップ用のサドルとして、ヨーロッパではかなりの市場規模とのことでした。

続いて工場内を丁寧に回らせていただきました続いて工場内を丁寧に回らせていただきました photo:Kiriko.Fuchigami自分で手作りの体験もさせていただき、そのサドルをプレゼントしていただけました自分で手作りの体験もさせていただき、そのサドルをプレゼントしていただけました photo:Kiriko.Fuchigami


セラロイヤルとフィジーク、両方見せていただきましたセラロイヤルとフィジーク、両方見せていただきました photo:ピナレロジャパン
ペダレッドは日本人の方が立ち上げたアパレルブランドで、ヨーロッパで絶対売れるだろうということでここの会社に入っていました。日本発のブランドとのことで、本社では日本人の方も働かれていました。
エリートは、日本と同じくボトル、ボトルケージ、ローラー台が主力商品。ツールドフランスで使われているようなメンテナンススタンドもよく売れているとのことでした。バッグなど一部のみ中国生産ですが、その他ほとんどの製品が国内生産とのことでした。

パワーメーター付きのスマートローラー台の品質管理もここで行なっており、パワー値が正しく出るかの検査を、製品全数でされているのには驚きました。誤差が±2%とカタログでは表記されているローラー台も実際は誤差0.1%に収まっているのを見せていただきました。また、会社の建物も印象的で100年前の工場(石灰岩から石灰を作る工場)をリフォームした建物でした。とても素敵でした。

続いてエリート本社です。歴史的建物を買って会社にされています。美しいです。続いてエリート本社です。歴史的建物を買って会社にされています。美しいです。 photo:Kiriko.Fuchigamiエリート社社長と、ローラー台のソフト開発の方。プロチームからのフィードバック方法などを話していただきましたエリート社社長と、ローラー台のソフト開発の方。プロチームからのフィードバック方法などを話していただきました photo:Kiriko.Fuchigami
ローラー台の誤差チェックを見せていただきましたローラー台の誤差チェックを見せていただきました photo:Kiriko.Fuchigami
全てのメーカーでそうだったのですが、国内生産にこだわっている部分があったり、一つ一つの製品の説明を聞く中で現場の空気感を体験させていただき、イタリア製品の魅力はこういうところにもあるのかと思いました。

その後はフィジーク、セラロイヤル社の社員食堂でランチを頂く機会にも恵まれました。まるで働いている方と同じような気分も体験できる社員食堂にお邪魔させていただきました。ここでランチを頂けてとても楽しかったです。

エリート本社にシェフを呼んでいただき、ディナーがスタートしました。ここで食べるのは珍しいとのことエリート本社にシェフを呼んでいただき、ディナーがスタートしました。ここで食べるのは珍しいとのこと photo:Kiriko.Fuchigami
一方、エリート社ではディナーが振舞われました。会社に一流シェフを呼んで、豪華なディナーを由緒ある建物の中で頂きました。こちらもほっぺが落ちそうなくらい、おいしかったです。

長かったこの旅の最終日の目的地、ついにピナレロ本社です。ファウスト・ピナレロ氏も、その右腕のルチアーノ氏も出迎えて下さいました。まずは今回ご自身のピナレロバイクで参加された方に、ファウスト・ピナレロ氏からバイクへサインのプレゼント。皆様、持ってきて良かったと凄く喜ばれていました。

グランフォンド・ピナレロから翌々日。今日はピナレロ本社で日本から来たメンバー全員で行きましたグランフォンド・ピナレロから翌々日。今日はピナレロ本社で日本から来たメンバー全員で行きました photo:Kiriko.Fuchigami
ピナレロを持参した参加者へファウスト・ピナレロ氏から直筆のサインをいただけました。皆大喜びですピナレロを持参した参加者へファウスト・ピナレロ氏から直筆のサインをいただけました。皆大喜びです photo:Kiriko.Fuchigami丁寧な手作業をゆっくり見せていただきました丁寧な手作業をゆっくり見せていただきました photo:Kiriko.Fuchigami


続いて、ピナレロ本社にある工場見学をさせていただきました続いて、ピナレロ本社にある工場見学をさせていただきました photo:Kiriko.Fuchigami
その後は、ピナレロ工場内での塗装を見せて頂きました(職人さんの手先の器用さに感動)袋にいっぱい詰まったお土産を2つも頂き、ピナレロ社を後にしました。

ラストは、雰囲気の良いレストランで参加者全員でディナー。もうすぐお別れの寂しさも相まってか、いつもより更に仲良しでお話も盛り上がった気がします。今回、この遠征を一緒にさせて頂いた皆様とも凄く仲良くさせて頂き、とびっきりの時間を過ごさせて頂きました。

ファウスト・ピナレロ氏の右腕。マーケティング担当のルチアーノ氏。私達、お土産2袋も頂きました。ファウスト・ピナレロ氏の右腕。マーケティング担当のルチアーノ氏。私達、お土産2袋も頂きました。 photo:Kiriko.Fuchigami
続いて、見晴らし綺麗なレストランで皆でランチ。参加者メンバー同士、本当この旅ですっかり仲良くなりました。続いて、見晴らし綺麗なレストランで皆でランチ。参加者メンバー同士、本当この旅ですっかり仲良くなりました。 photo:ピナレロジャパン
イタリアのサイクリング事情は、もちろんロングライドや街乗りの方が人口的には沢山いらっしゃるそうですが、速さをもとめての切磋琢磨、ロードバイクの良さを最大限に楽しむような、頑張って練習してジロ・デ・イタリアのステージのような距離をしっかり挑戦する環境が日本よりも遥かに整っていると思いました。

速さにも2つの意味があって、周りの方に勝つ速さの楽しさと皆で協力して作り上げる速さの楽しさ。これらが両方共たまらなく楽しい。これを本当に判っている方たちがイタリアのサイクリストには多いなぁという感想を持ちました。

このレストランを最後に、販売店メンバーの旅は終了です。余韻たっぷりで、帰路へ。このレストランを最後に、販売店メンバーの旅は終了です。余韻たっぷりで、帰路へ。 photo:ピナレロジャパン
そして、忙しい日常の合間にも自分の時間をなんとか作ってロードバイクのトレーニングに励んだり
時には仲間と一緒にロードバイクの時間を楽しみながらその頑張った結果、こんなに大きな腕試し、お互いに温かいエールを交わしながら挑戦できるロードバイクのこんな大きな舞台があるのは、凄く素敵で羨ましいなぁと心底思いました。

ぜひ、人生で一度は……、いや一度と言わず何度でもこのグランフォンド・ピナレロの舞台に挑戦して頂きたいです。人生を輝かせてくれる素晴らしく価値の高い世界だと思います。

text:Kiriko Fuchigami

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