オフロード系パーツの専業パーツブランドとして数々の独創的なプロダクトを送り出してきたアメリカのWTB。今回はラインアップに登場した27.5×2.4インチのMTBタイヤとチューブレスバルブ、オフロードバイク向けのマッドガードをピックアップして紹介しよう。



WTB Trail BOSS

WTB Trail BOSSWTB Trail BOSS (c)グローブライド
Trail Boss(トレイルボス)はモデル名が指し示すとおり、クロスカントリーやトレイル、オールマウンテン系など登りを含むオフロード全般で活躍するMTB用タイヤだ。ノブの間隔を詰めるパターンを採用することで転がり抵抗を低減し、走りの軽さを求めていることが特徴である。

もちろんノブはブレーキング時には路面を捉え優れたグリップ力を発揮する設計となっている。加えてサイドに張り出したショルダー部分のノブにより、コーナーリング時のグリップ力も期待できる。リアにTrail Boss、フロントによりグリップ力が高いVigilanteという組み合わせとすれば、スリップダウンの危険を減らすグリップ力と走りの軽さを両立させられるだろう。

このオールラウンドトレイルタイヤ「Trail Boss」のラインアップに27.5×2.4インチサイズが登場する。これまでの2.25インチよりも幅広とすることで、グリップ力やトラクション性能、エアボリュームによるクッション性が向上しているはずだ。レースではなくトレイルライドを中心にMTBを楽しむ方にピッタリだろう。

WTB Trail BOSS
サイズ:27.5×2.4
ケーシング:TCS Light
コンパウンド:High Grip
重量:844g
価格:7,800円(税抜)



WTB TCSアルミバルブ RED

WTB TCSアルミバルブ REDWTB TCSアルミバルブ RED (c)グローブライドMTBでは定着し、ロードでも普及しつつあるチューブレスタイヤ。WTBではTCS(Tubeless Compatible System/チューブレス・コンパチブル・システム)というテクノロジーを用い、タイヤ運用に必要なリム、タイヤ、リムテープ、バルブを揃えている。

今回ピックアップするのはバルブだ。アルミを素材とし2本ペアで約7gという軽さを実現していることが特徴である。また、リムとフィットするバルブの根本はテーパードデザインとしており、様々な形状のリムにマッチするようになっている。アナダイズド加工によって赤色に彩られているため、バイクのカラーコーディネートにもなるだろう。価格は2本セットで3,000円(税抜)。

WTB TCSアルミバルブ RED
素材:アルミ
重量:約7g(2本ペア)
価格:3,000円(税抜)



WTB マッドガード

WTB マッドガード(左MTB用、右グラベルバイク用)WTB マッドガード(左MTB用、右グラベルバイク用) (c)グローブライド
今回紹介するマッドガードはタイラップでフォークに取り付ける簡易的なタイプ。サスペンションフォークに取り付けるMTB用と、リジットフォークに装着するグラベルバイク用が揃う。価格はそれぞれ1,800円(税抜)。

WTB マッドガード MTB
取り付け:サスペンションフォーク
価格:1,800円(税抜)

WTB マッドガード グラベルバイク
取り付け:リジッドフォーク
価格:1,800円(税抜)