マウンテンバイクのムーブメントを牽引したトム・リッチー氏が興したフレーム/パーツブランド「リッチー」。ブランドの中核モデルのひとつ「Road Logic」をトリコロールカラーで彩ったヘリテージモデルがごく少数国内展開される。



リッチー Raod Logic ヘリテージエディションリッチー Raod Logic ヘリテージエディション (c)東京サンエス
トム・リッチーが初めて制作したロードフレームをベースに、時代ごとに要求されるスペックを取り入れたモダンクラシックなスチールバイク「Road Logic(ロードロジック)」。リッチーの銘品として長い間ファンから愛され続け、現在はロードバイクらしい高速走行からグラベルまで様々なシチュエーションに対応できるフレームとして受け入れられている。

2018年モデルでもマイナーチェンジが加えられており、ジオメトリー変更とともに、タイヤクリアランスを28Cから30Cまで対応可能とする広さに拡幅した。今回の変更により、より快適性や走破性を重視する太めのタイヤを履かせやすくなっている。

フロントフォークも30Cに対応するべく新しいものに切り替えられている。新型フォークはクラウンから先端にかけてフォークブレード全体がボリュームアップしており、オフロード走行時でも安定した剛性を感じやすくなっている。ブレーキはリムキャリパーであり、あくまでもロードをメインに走り、たまにストラーデビアンケの砂路面や北のクラシックのパヴェ風な路面を楽しく走るためのバイクとして位置づけられる。

ヘリテージモデルにはシリアルナンバーが入れられるヘリテージモデルにはシリアルナンバーが入れられる (c)東京サンエスヘッド周りは鮮やかな赤色で彩られるヘッド周りは鮮やかな赤色で彩られる (c)東京サンエストリコロールカラーが採用されるトリコロールカラーが採用される (c)東京サンエス


一方で、BBドロップは70mmと一般的なロードバイクと同じような数値とすることで、バイクの振りやすさや軽快さを確保した。シートポスト径は27.2mm。フレーム重量は55cmサイズで1.77kg。

そんなRoad Logicのラインアップにかつて用意されていたトリコロールカラーが復刻する。ヘッドから赤、白、青へと切り替わり、各色の境のグラデーションが美しい1本に仕上げられた。世界で100台限定生産となっており、ダウンチューブにシリアルナンバーがあしらわれている。

日本国内に入ってくる本数もごくわずかであり、非常に希少性の高いフレームとなる。気になる方は早速チェックしたほうが良いだろう。輸入代理店である東京サンエスが取り扱うのは49cm(2台)、53cm(3台)とのこと。価格は200,000円(税抜)。



リッチー Raod Logic ヘリテージエディション
パイプ:熱処理トリプルバテットリッチーロジックパイプ、鍛造切削インテグラルヘッドチューブ
フォーク:リッチーカーボンフォーク 700Cx30Cタイヤクリアランス(タイヤメーカーによっては入らない場合あり)
その他スペック:ヘッドセット付属(WCSドロップイン IS42 1-1/8)、フロント変速機クランプ径 28.6mm、シートポスト径27.2mm
カラー:トリコロール
サイズ:49cm(2台)、53cm(3台)いずれも東京サンエス取扱い数量
重 量:1.77kg(55cm)
価 格:200,000円(税抜)