今年も盛況のうちに幕を閉じたサイクルモード2015。多くのブースが居を構えるなか、新たな試みとして「ジテンシャ×旅フェア」、「シックスホイールスタイル」「e-BIKE EXPO」という3つのエリアが設けられた。それらの様子を紹介しよう。



自転車とクルマのある生活を "シックスホイールスタイル"

スポーツサイクル(2輪)とクルマ(4輪)を掛け合わせた生活を提案した「シックスホイールスタイル」。写真は三船雅彦さんのチームカースポーツサイクル(2輪)とクルマ(4輪)を掛け合わせた生活を提案した「シックスホイールスタイル」。写真は三船雅彦さんのチームカー
スポーツサイクル(2輪)とクルマ(4輪)を掛け合わせた生活を提案した「シックスホイールスタイル」。自転車の積載に適したカスタムカーやサイクルラックなどの展示が行われ、遠征派やアウトドア派から大きな注目を集めていた。取材班が興味を持ったのは、トヨタ車のコンプリートカーやカスタマイズアイテムなどを発売するトヨタモデリスタインターナショナルのブース。

自転車を積み、さらに室内のベッドで寝ることも可能なハイエースの試作コンセプトモデルが大注目で、通常トランク全体を埋めるベッドをハーフサイズにし、空いたスペースに自転車を積載できる。展示モデルはファットバイクを積んでいるのに余裕もたっぷりで、一人分のミニベッドは寝台列車のような雰囲気があって楽しそう。別電源も用意され、電化製品だって動かせる実用派モデルだ。車体のエアロパーツやアルミホイール、パワースライドドアなどを含めた価格は4,398,544円。

モデリスタの自転車を積み、さらに室内のベッドで寝ることも可能なハイエースの試作コンセプトモデルモデリスタの自転車を積み、さらに室内のベッドで寝ることも可能なハイエースの試作コンセプトモデル 居住空間とバイクスペースをうまく分けている。内部も広く使い勝手が良さそう居住空間とバイクスペースをうまく分けている。内部も広く使い勝手が良さそう

トウバーマウントタイプの「Velo Compact 926」。3台積みながら未使用時はコンパクトに収納できるトウバーマウントタイプの「Velo Compact 926」。3台積みながら未使用時はコンパクトに収納できる
スウェーデンの世界最大のカーキャリアメーカー、THULE(スーリー)もブースを展開。日本おけるカーキャリアシステムの元祖だけにラインナップも豊富で、注目ナンバーワンはトウバーマウントタイプの「Velo Compact 926」だ。3台積みながらタイヤトレーや灯火類を縮めて本体をコンパクトにできるアイテムで、バイクを固定する際の使い勝手も更に向上されているという。

その他にも軽キャンパーを出展したオートワンや、しまなみ海道などとコラボレーションしたマツダなど、アウトドア車好き注目のモデルが並び、集客も上々だった様子。郊外に住むサイクリストにとってクルマは必需品であるだけに、来年以降はより規模が拡大するかも?



日本を、世界を自転車とともに巡ろう "自転車×旅フェア"

沖縄ブースにはプチステージが設けられていました沖縄ブースにはプチステージが設けられていました 三宅島はもう噴火の影響も抜け出して、自転車で走り回れるとか三宅島はもう噴火の影響も抜け出して、自転車で走り回れるとか

石田ゆうすけさんによるトークショー石田ゆうすけさんによるトークショー チーバくんとせんとくんの夢のコラボレーションチーバくんとせんとくんの夢のコラボレーション


きれいな景色や観光地も自転車で回ればまた違う景色が見えてくる。そんな、普通の旅では味わえない自転車ツーリズムならではの魅力をより身近にしようという試みが、今回のジテンシャ×旅フェアだ。

沖縄やしまなみ海道といった、すでにサイクリストにとってはお馴染みのツーリングスポットはもちろん、日本全国のサイクリングスポットが集まった感のある自転車×旅フェア。各ブース、さまざまな方法で興味を引く展示をしているなかでもやはり注目してしまうのは、ゆるキャラである。

千葉県のチーバくんや奈良県のせんとくん、軽井沢のルイザちゃんなど、いたるところにゆるキャラが出没。記念撮影タイムがあちこちで開かれていた。ちなみに奈良の学校に通っていた筆者は、せんとくんのデザインが発表された当時の衝撃は未だに覚えている。

トップツアーのブースではホノルルセンチュリーライドの魅力を今中さんと絹代さんが伝えるトークショーが行われていたトップツアーのブースではホノルルセンチュリーライドの魅力を今中さんと絹代さんが伝えるトークショーが行われていた
さて、少し話が逸れてしまったが、こちらのエリアでは地方自治体の他にも、自転車旅に関するブースが数多く出展していた。ホノルルセンチュリーライドツアーでお馴染みの東武トップツアーや、ヨーロッパーツーリングツアーのフェロートラベルといった海外ツーリングツアーを主催する旅行代理店や、飛行機輪行時に安心の輪講箱を展示・体験できるバイクサンドやBTBといったブースなど、自転車ツーリングにまつわるブースが集結。

ステージにおいては、ご当地クイズ大会や輪行ツーリングの講習会、自転車世界一周を果たした石田ゆうすけさんや、サイクルスポーツの人気連載「海道をゆく」の取材メンバーによるトークショーなどが行われ、自転車ツーリングの世界観をこれでもか、と伝えてくれるエリアとなっていた。



実用車からスポーツバイクまで "e-BIKE EXPO"

ヤマハのブースには常に人がひっきりなしに訪れていたヤマハのブースには常に人がひっきりなしに訪れていた
欧米ではスポーツバイク市場においても、既に一定の地位を確立しているという電動アシスト自転車。日本ではまだ、坂の多い地域のお母さん用といったイメージが強いかもしれないが、最近はデザイン性の高いものやスポーツタイプモデルが日本でも発売されている。

そんな、最新の電動アシストバイクの世界をギュッと集めたのがe-BIKE EXPOだ。なんといっても注目を集めていたのは、ヤマハのブース。本格的なアルミフレームに小型化したパワーユニットを搭載することで、通常のロードバイクと比べても違和感のないシルエットに仕上がっているのが特徴だ。

YPJ-Rに興味津々の来場者YPJ-Rに興味津々の来場者
パワーユニットはBBと一体化しており、ギア側からみるとほとんど見えないパワーユニットはBBと一体化しており、ギア側からみるとほとんど見えない ヤマハの開発担当者によるトークショーもヤマハの開発担当者によるトークショーも


ベスビーの最新モデル LX1ベスビーの最新モデル LX1 子ども乗せ電動アシスト車のデモも子ども乗せ電動アシスト車のデモも 会場を歩いていても「ヤマハの電動アシストバイク乗れるらしいよ!?」「それはいかなきゃ!」なんて会話を耳にすることは2度や3度ではなかった。実際、試乗待ちの列は途切れることが無く、常にスタッフのみなさんは大忙しだった様子。また、ステージで行われた開発担当者によるトークショーには多くの聴衆が集まり、その注目度の高さを改めて示していた。

もちろん、e-BIKE EXPOはヤマハだけのものではない。以前より、小径タイプやフルサスモデルといった、趣味性の高い電動アシストバイクを開発してきた「BESV(ベスビー)」も大きくブースを展開。2年連続でグッドデザイン賞BEST100を受賞したスタンダードモデル、PS1とJS1の他、今年より新たに加わった最上級モデルLX1が展示され、注目を集めていた。

他には、従来の子ども乗せアシスト車を乗りくらべられるようなブースも。なかなか比較して試乗する機会のないということもあり、それらのバイクもコンスタントに試乗コースへと出ていた。

スポーツ向けのハイエンドマシンから、生活に根差した軽快車モデルまで多様なカタチの自転車が一堂に会したe-BIKE EXPO。これから、より活発になっていきそうな分野として目が離せない存在である。

text&photo:CW編集部
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