ヘッドライトやサイクルコンピューターで有名なキャットアイから、夜間にも安心な高出力の電池式ヘッドライトが発売された。

キャットアイ HL-EL530キャットアイ HL-EL530

強力な明るさ


HL-EL530は、超高輝度LEDを1灯使用し、約1500カンデラの明るさを実現した。カンデラとは国際単位系における光度の単位であり、1500カンデラはキャットアイのラインナップでも高出力な部類に含まれる性能だ。

入手が容易な電池の使用


HL-EL530は単三乾電池4本で約90時間の使用が可能。使用する単三乾電池は万が一電池の残量がなくなったときでも入手が容易だ。

ライト装着時。まるでアニメのビーム兵器のようだ。ライト装着時。まるでアニメのビーム兵器のようだ。

うれしい生活防水


スイッチにはマグネットスイッチを使用し、水に強い3気圧防水により、雨の日や路面からの水しぶきをシャットアウト。

汎用性の高いブラケット


HLーEL530にはH-34N FlexTightブラケットを使用。15種類以上のライトと互換性があり、ハンドルにつけておけば、様々なライトを時と場合に合わせて簡単に交換することが出来る。また、オーバーサイズハンドルバーにも取り付けが可能で、使用できるハンドルを選ばない。


― インプレッション ―

ライト点灯。かなりの出力で、撮るほうも大変だ。ライト点灯。かなりの出力で、撮るほうも大変だ。 サイクリングをはじめる上で、まずはじめに必要となるアイテムのひとつであるライト。ライトを選ぶ上で様々な要因があると思うが、その手助けになればと思う。

まずこのライトのオススメポイントは、高出力を出せる点。
インプレ中に夜道を走ったが、あまりの明るさには驚かされたほどだ。自分が今まで使ってきた電池式のライトではもっとも明るいと感じた。

使用する場所が都内のような大都市では、街灯が豊富で出力の強いライトは必要ないと思われるが、都内といってもすべての場所に街灯が豊富にあるとは限らない。

一歩細かい道に入れば、出力が強いライトが必要になることが十分考えられる。
大は小をかねるという言葉があるが、出力が強いに越したことはないだろう。

ライト装着時。見た目からとても高い出力を出せそうだ。ライト装着時。見た目からとても高い出力を出せそうだ。 また、電池が切れた時の入手しやすさはかなり大きなメリットだ。小型ライトや特殊なライトだと、万が一電池が切れたとき、コンビニやスーパーだと購入できないパターンがある。

かく言う私も、北海道まで関東から走って旅行に行ったとき、コンビニで電池が交換できなくて泣きかけた経験を持つ。おそらく同じような経験をもつユーザーは少なくないだろう。

次のオススメポイントは、生活防水であること。通勤に自転車を使用しているユーザーは多い。雨でも自転車を使用する人も多く、そんなユーザーには生活防水は必需品である。

最後のオススメポイントは、ブラケットが他のライトと互換性があること。
このライトの唯一の欠点であると思われる、サイズの大きさ。その弱点を補っているのが、このブラケットの互換性だ。ユーザーは天気予報や今日のツーリングポイントと予定を考えながら、ブラケットを交換せずライトだけを交換することで、使用用途にあったライトを選択することができるだろう。

ブラケットは他のライトと共通なので、ブラケット1種類で様々なライトをつけられる。ブラケットは他のライトと共通なので、ブラケット1種類で様々なライトをつけられる。 別のライトを装着。ブラケットの使い回しでライトの交換も簡単。別のライトを装着。ブラケットの使い回しでライトの交換も簡単。


これからのシーズン、天気も良くなり、日も長くなる。夜の涼しい時間帯に趣味として自転車に乗ろうと思うユーザーは少なくないだろう。夜間の走行に不可欠なライト、アイテムの取捨選択で、より楽しい夏を過ごしてほしい。

HL-EL530 詳細データ


価格 5,250円
サイズ 103.7×59.7×56.8mm
ウエイト 約207g (ブラケット・電池含む )
光源 ハイパワーホワイトLED ×1
使用電池 単3乾電池:4本 (アルカリ電池使用推奨)

text:中曽 佑一
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