千葉県成田市の下総フレンドリーパークのサイクルロードにて、2月14日(土)に女子ライダー限定の練習会が賑やかにおこなわれた。今回が初めての開催で、主催は女子プロチームを運営するJ-BRAIN。

スタートラインの前方にはReady Go JAPAN女子チーム所属の3選手。左より吉井、堀、松田スタートラインの前方にはReady Go JAPAN女子チーム所属の3選手。左より吉井、堀、松田 実際にレース会場としても使用される同会場内の自転車専用コース(1周=1.5km)を、普段はたくさんの人数で集まることが困難な女子ライダーを募集し、講師を入れた練習会をおこなうことで、様々なシーンで安全に自転車を乗りこなすことを目指し、地元千葉県にあるNPO法人サイクリスト国際交流協会(J-BRAIN)が主催・企画、今回が第1回目の開催となった。

レース結果にうまく繋げるテクニックを実戦形式で把握するのがこの練習会の醍醐味レース結果にうまく繋げるテクニックを実戦形式で把握するのがこの練習会の醍醐味 数日前の「暴風雨」という天気予報が見事に吹き飛んだ素晴らしい好天の元、普段は実業団レースに出場する選手から、耐久レースを中心に出場する選手まで、J-BRAINが活動支援するReady Go JAPAN(RGJ)女子チームと提携するチームや、地元クラブチームから幅広く女子ライダーたちが集まった。

11時からの開会式には、RGJ女子チームの堀 友紀代、松田千裕、吉井玲香各選手から挨拶、女子が20名近く集まったこの会を通じて、女子ライダーが増える様に練習会の運営を手伝う意気込みを見せた。

市川雅敏さんが講師!

3列の集団走行もこなしていく参加者たち3列の集団走行もこなしていく参加者たち 練習会の講師にはRGJチーム・アドバイサーである市川 雅敏氏(Vitesse ICHIKAWA)が担当。まずはアップがわりに、運営を手伝う提携チームや地元チームの男子選手たちと集団走行からスタート。市川氏の的確な指導の下、2列走行や3列走行、先頭交代などを実際の走行を通してチェックと、細かく指示が入る。約40分ほどの走行であったが、最後にはキレイな集団走行で準備も万端。

この後からコース5周回を1ヒートとして、休憩を挟みながら計4ヒートを走る女子限定練習会に突入。RGJ女子選手たちとともに、同日おこなった第2回RGJチーム女子選手選考会(トライアウト)受験者も混ざり、真剣な面持ちでスタート位置についた女子ライダーたちは、かわるがわるアタックをしながらレース本番さながらの走りでコースを疾走。

たまたま会場に居合わせた子供たちが、選手の集団をカケッコで追いかけるほどの白熱した走りをみせた。このヒートの合間にも市川氏から細かくアドバイスが入るので、参加女子選手たちは真剣に耳を傾ける。

RGJ吉井選手は男子に混ざって活躍した女子選手にチョコレート進呈RGJ吉井選手は男子に混ざって活躍した女子選手にチョコレート進呈 女子限定練習会での表彰はなかったが、フィッツの小島綾子選手が後半のチカラの伸びを生かして1位を3回連取した。さらに地元チームBlancheの佐々木 初子選手も毎回3位に入る健闘をみせた。それに負けじとRGJ女子選手も後半戦で奮闘し最終ヒートで着に絡んだ。

会場では協賛のカクイチレジャーランドさまより具沢山の豚汁が振舞われ、参加者たちのお腹をあたためた。さらに、RGJオリジナルグッズが練習会の参加記念品として配布された。

午後3時からは練習会運営協力の男子選手たちも交えた30kmのレース形式ロング練習会も開催。こちらの練習会では表彰式を開催、参加した男子選手の参加費の一部はRGJチーム運営資金となるため、表彰式では御礼としてRGJ女子選手から直筆メッセージ付きのチョコレートを進呈。バレンタイン・デー開催に相応しい練習会の締めくくりとなった。

講師として参加した市川氏は「今日は盛大に練習会ができた。このサーキットは、同じ距離を走っても集中出来るから、負荷が高く良いトレーニングになるけど、少しやり過ぎたかな? でも女子ライダーにとっては貴重な練習の場として、今後も講師として指導しますよ!」と笑顔で応えていた。

今後も定期的に同会場で開催予定の「オンナだらけの練習会」に、次回ぜひ参加してみてはどうでしょうか?
今回の練習会参加者と記念撮影、皆様お疲れ様でした!今回の練習会参加者と記念撮影、皆様お疲れ様でした!