自転車に関連する施設を中心に、様々なアトラクションを備えている静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターに新たにBMXコースが完成したのを記念して、サイクリングジャム’09が3月28日、29日の2日間で開催された。

クリテリウムを走る小学生レーサーたちクリテリウムを走る小学生レーサーたち photo:Haruo.Fukushimaこのイベントでは会場が6つのゾーンに分けられており、さまざまな自転車を本格的なコースで体験できるのと同時に、トップアスリートたちの走りや演技も体感できるのが最大の魅力。幅広い施設を備えた日本サイクルスポーツセンターならではのイベントとなった。

ジャンプ台をクリアする選手たちジャンプ台をクリアする選手たち photo:Haruo.FukushimaまずBMXゾーンでは、このイベントでデビューしたBMXコースにて、2009 JBMXF(全日本BMX連盟)公認スーパーシリーズが開催された。

BMXレースは昨年の北京オリンピックから正式種目となった競技で、日本代表となった阪本章史選手を含む国内最高峰ライダーたちの華麗なジャンプと豪快なコーナーリングテクニックが、観客たちを大いに沸かせた。またコース脇にはBMXの試乗コーナーも設けられ、子供から大人までBMXを気軽に楽しんだ。

MTBの体験コーナー、プロライダーと一緒に本格的なコースで試乗を楽しんだ親子の参加者MTBの体験コーナー、プロライダーと一緒に本格的なコースで試乗を楽しんだ親子の参加者 photo:Haruo.FukushimaMTBゾーンでは、4種類のジャンプ台が設置されたダウンヒルコースを使った、スーパーMTB ジャンプパフォーマンスが行われ、7名のプロライダーたちが華麗なジャンプ演技を披露した。

また、試乗会ではプロライダーたちのレクチャーが受けられ、誰もが本格的なMTBコースを体験する事ができた。

5kmサーキットで行われたロードレース大会。12%の急勾配を走る選手たち5kmサーキットで行われたロードレース大会。12%の急勾配を走る選手たち photo:Haruo.Fukushima毎年数多くの大会の舞台となる5kmサーキットゾーンでは、電動アシスト自転車体験試乗会、プロメカニックによる自転車メンテナンス、小学生クリテリウム大会、ロードレーサー試乗会、そして本格的なロードレース大会である、2009東京都社会人対抗ロードレース大会が行われた。(2009東京都社会人対抗ロードレース大会はcyclowired.jpのレポートをご覧下さい)

400mピストゾーンでは、ピストレーサーでの400mタイムトライアル体験会と、日本競輪学校の生徒によるデモンストレーション、模擬レースが行われた。

400mピストを走る小学生をやさしくサポートする石井選手400mピストを走る小学生をやさしくサポートする石井選手 photo:Haruo.Fukushimaタイムトライアル体験会には北京パラリンピック金メダリストの石井雅史選手がゲスト出演。参加者たちは初体験のピストレーサーの乗り方やバンクの走り方などについて石井選手から丁寧な指導を受けた後、400mのタイムアタックにチャレンジした。

模擬レースでは景品が当たるレースチケットが配布され、レース中は来場者から大きな声援が送られた。

スカイコリドール前ゾーンでは、自転車オークション&オリンピアトークショーが開催された。
トークショーは28日にシドニー、アテネ、北京オリンピック代表、元プロライダーの沖美穂さん、29日にはBMX北京オリンピック代表の阪本章史選手が登場し、多くの来場者がオリンピック選手の貴重な体験談に耳を傾けた。

400mピストを体験した参加者たち。一緒に走った石井選手、沖美穂さんと記念撮影400mピストを体験した参加者たち。一緒に走った石井選手、沖美穂さんと記念撮影 photo:Haruo.Fukushima日本サイクルスポーツセンターでは、本格的なレース以外にも親子自転車教室やウォーキング大会など、様々なイベントが開催されている。伊豆にお出かけの際には日本サイクルスポーツセンターのホームページをチェックされてはいかがでしょうか?

レース解説はオリンピック代表で元プロレーサーの沖美穂さんレース解説はオリンピック代表で元プロレーサーの沖美穂さん photo:Haruo.Fukushimaイベントの模様は40枚の写真で振り返るフォトギャラリーをご覧ください。

photo&test:福島 治男