山梨県をながれる富士川流域を走るロングライドイベント、ツール・ド・富士川。今中大介さんら豪華ゲストとともに富士川の自然を味わうことのできるオータムライドを紹介しよう。



富士山をバックに走り抜ける第3回ツール・ド・富士川富士山をバックに走り抜ける第3回ツール・ド・富士川 (c)やまなしサイクルプロジェクト
山梨県鋸岳に源流を発し、駿河湾へと注ぐ富士川。山形県の最上川、熊本県の球磨川と並び、日本三大急流の一つとして知られる河川である。そんな富士川流域の4市町村(市川三郷町、富士川町、身延町、南アルプス市)を舞台として開催されるロングライドイベントがツール・ド・富士川だ。

初心者向けのロングライドイベントが幅をきかせる中で、ツール・ド・富士川のコースは距離100kmの中で、獲得標高が1,700mに達する本格山岳イベントとなっている。山間地帯を流れる富士川に沿った穏やかなルートに、2つの峠や激坂、大小のいくつもの丘がスパイスとして加えられ、ロードバイクに乗りなれた中・上級者にこそふさわしい走りごたえのあるコースに仕上がっているのだ。

秋晴れのもと富士川を渡っていく秋晴れのもと富士川を渡っていく (c)やまなしサイクルプロジェクト観光スポットもコース上には点在する観光スポットもコース上には点在する (c)やまなしサイクルプロジェクト参加者と一緒に走ってくれる今中大介さん参加者と一緒に走ってくれる今中大介さん (c)やまなしサイクルプロジェクトコースの中で最も厳しい登りとなるのは約85km地点から始まる平林峠へのヒルクライム。平均勾配8.7%、距離5.5㎞の峠がそれまでに脚を使ってきた参加者の前に立ちはだかる。一発勝負のヒルクライムとは違い、総合力の求められるヒルクライムとなるだろう。といっても、実はショートカットすることもできるので、無理せずに脚力にあったコースを選ぶと良いだろう。

ただ、決して走りごたえだけがこのイベントの魅力ではない。富士山と八ヶ岳、ユネスコエコパークにも登録された南アルプスなど、日本を代表する名峰を望むこの一帯は眺望にすぐれ、どれだけ走っていても飽きない景観が続く。特に開催される時期は紅葉シーズンまっさかり。美しく色づいた山々のなかを走り抜けるのは、それだけで気持ち良い体験となるはず。

魅力的な景色に加えてもうひとつのツール・ド・富士川の魅力となるのがグルメである。エイドステーションでは、富士川流域の名産品が沢山出されるのに加え、ランチには「こしべんと」と呼ばれる地元産の食材をふんだんに使用したお弁当が供される予定だ。

ちなみに昨年は山女旨揚げ、風呂吹き大根、しめじご飯、ほうれん草胡麻和えなど、野菜が中心のヘルシーメニューの物と、揚げ茄子の親鶏のそぼろあんかけ、芦澤養鶏の親鶏の肉ダンゴ厚焼き玉子、さつま芋ごはんといった食べ応えのあるメニュー詰まったお弁当が用意されたとのこと。グルメを売りにするロングライドイベントは多いが、ここまでしっかりとしたものを用意してくれるイベントはそうそうないだろう。

しかも、このツール・ド・富士川ではゲストライダーに今中大介さんを迎え、一緒にコースを走ってくれるという。30名ごとに出発する各グループで一度は一緒に走ることができるそうで、自転車の乗り方やロングライド攻略法などいろいろな話を聞くことが出来る貴重な機会となる。

また、初心者でも富士川流域の魅力を楽しむことが出来るようにと、「プチ・ツール・ド・富士川」も同時に開催される。37kmのポタリングイベントとして、のんびりとした農道をつかったコースで開催されるプチ・ツール・ド・富士川は、自転車を始めたばかりのビギナーでも気軽に走ることが出来るはず。

参加賞として、地域の複数の温泉で使える無料券がプレゼントされるので、走り終えた後に汗を流すにはもってこい。山梨の湧き出る名湯で、イベントの疲れを癒し、ゆったりとした時間を過ごすのもまた、自転車の楽しみ方の一つだ。

遠くに見える富士山は美しい遠くに見える富士山は美しい (c)やまなしサイクルプロジェクト
現在参加者募集中!申し込み期間は11月8日まで

さて、そんな山梨の魅力をギュッと詰め込んだ、ツール・ド・富士川は現在参加者を募集中だ。エントリーはインターネットのみとなっており、スポーツエントリーから申し込むことになっている。グルメと景色を楽しみながらも、坂を登るのは外せない、そんなサイクリストたちは富士川に集合だ。



第3回ツール・ド・富士川
開催場所:道の駅富士川
参加定員:600名(定員になり次第申込を締切ります)
参加部門:ツール・ド・富士川、プチツール・ド・富士川
参加費:ツール・ド・富士川 7000円、プチツール・ド・富士川 3000円
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