本格的なサイクリングシーズンの訪れを告げるエンデューロレースイベントとして、すっかりと関東圏のサイクリストの間に定着した「もてぎ7耐」が今年も開催される。昨年に引き続き、ゴールデンウィーク中の5月5日(火・祝)に行われる予定の大会を紹介しよう。



3回目の開催となったもてぎ7時間エンデューロGW(写真は2014年大会)3回目の開催となったもてぎ7時間エンデューロGW(写真は2014年大会)
今年で3度目の開催となる、もてぎ7時間エンデューロGW。通称、「もてぎ7耐・春大会」。もともと10年以上にわたって開催されてきた秋大会の人気の高まりを受けて、春にも開催されるようになったイベントだ。秋大会で、イベントの魅力を知るファンたちが多いこともあり、開催当初から毎年2500人以上の参加者を集める人気イベントだ。

優勝争いはかなりハイレベルな争いが展開され、シリアスレーサーからの人気も高いもてぎ7耐。一方では、レースイベントが初めてというビギナーのためを考えた様々な細かいケアが充実しているのも大きな特徴となっており、初心者や女性ライダーも安心して走ることが出来る大会でもあるのだ。

老若男女様々なライダーが一緒のコースを走る老若男女様々なライダーが一緒のコースを走る ツインリンクもてぎエンジェルが参加者を応援してくれるツインリンクもてぎエンジェルが参加者を応援してくれる

女性ライダーのエントリーが多いのもこの大会の特徴だ女性ライダーのエントリーが多いのもこの大会の特徴だ 多くのサポートライダーが集団をコントロールしてくれる多くのサポートライダーが集団をコントロールしてくれる


「もてぎ7耐」の舞台となるのは、MotoGP日本グランプリをはじめ、様々なレースが開催される国際的なサーキット、ツインリンクもてぎ。昨年はスーパースピードウェイ(オーバルコース)を含む7.3kmのコースだったが、合流部などでの安全面での配慮の結果、今年はオーバルを省いた4.8kmのロードコースのみの使用となる。

スタート後の最初のポイントは90度コーナー。直後からツインリンクもてぎ最大の難所である約760mにわたる上り坂が出現する。坂を上りきったら下りの途中にヘアピン、V字と細かなコーナーが続くため、速度コントロールして安全走行を心がけよう。コース幅も12m~15mと広く安全かつ快適な走行ができることは、ビギナーライダーにとっては大きな安心ポイントだ。着替えの場所や売店、お手洗いなど、設備が充実していることも嬉しい。

子供たちのレースがたくさん用意される子供たちのレースがたくさん用意される 親子併走システムも大きなもてぎ7耐の特徴の1つ親子併走システムも大きなもてぎ7耐の特徴の1つ ブリッツェンの清水監督と廣瀬GMによるクリニックも開催されたブリッツェンの清水監督と廣瀬GMによるクリニックも開催された メインとなる7時間と4時間のエンデューロは、7時間がロード、ロード以外、男女混合という3カテゴリー。4時間エンデューロはファミリーや車輪径22インチ以下限定のミニベロ、ママチャリ、ファミリークラスなど様々なカテゴリーが用意されているため、それぞれの楽しみ方に合った部門を選択できる。(詳細は開催概要を参照のこと)。

また、レース未経験のライダーでも安心して楽しむことができるようにビギナークラスとして設定されるのが2時間エンデューロ。エンデューロに参加する前に、プロによる講習と模擬レースを体験し、レースの雰囲気を味わってからサーキットデビューすることができる。レース未経験者や初心者の方でも安心してレースに参加できる、またとない機会だ。

それに加えて、もてぎ7耐の隠れた人気種目がキッズレースの各種目。とくに、4~6才のこどもが参加対象となるひよこレースは、キックバイク人気の高まりもあって大盛況とのこと。子どもたちの熱い戦いと同時に、親御さんたちの熱い声援がサーキットに飛び交い、じつは最も白熱するレースかもしれない。

もう少し大きな子どもたちなら、大人たちと一緒のレースを走ることができる。安心して子どもたちがレースに参加させることができるように、コース走行に不安を感じる小学生への併走を可能とした「併走ゼッケンシステム」を採用している。伴走者には通常のゼッケン(上着背中左側)とは別に、伴走用のゼッケンをつけることで子どもと一緒に走ることができる。キッズも保護者も安心のプログラムとして、ファミリーから強い支持を受けるシステムだ。

他にもレースに関すること、自転車の走り方など、さまざまな質問を気軽に聞ける“ライダーコンシェルジュ”が随時コースを巡回するなど、サポート体制もバッチリ。マトリックス・パワータグや、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、ホンダ栃木といった国内トップチームからゲストライダーが参加してくれ、プロサイクリストから直接アドバイスしてもらうことが出来る。

ゴールデンウィークの1日を自転車三昧で過ごすことで、家族や仲間との思い出づくりにはぴったり。しっかりと走りこんでも、翌日が休みというのもゴールデンウィーク中のイベントのいいところ。子どもから大人、ビギナーからベテランまで、とにかく誰でも楽しめるイベントがもてぎ7時間エンデューロだ。




エントリー受付中 申し込みは4月8日まで

もてぎ7時間エンデューロではより多くの家族やチーム、仲間に気軽に参加してもらうため、エントリーがおトクな学割やチーム割引が設定されている。参加メンバーに応じた割引があり、仲間を誘って参加するとドンドンお得になっていく料金体系だ。申し込みはスポーツエントリーもしくはJTBスポーツステーションから、もしくは電話や郵送で行う。

申込締め切りはwebと電話エントリーが4月8日(水)まで、郵送エントリーが4月6日(月)消印有効となっている。大会事務局によれば、例年よりも早いペースで申し込みが集まっているとのことなので、エントリーはお早めに。



第3回もてぎ7時間エンデューロGW
開催日:2015年5月5日(火・祝)
場所:栃木県ツインリンクもてぎ
参加資格:4才以上の健康な男女
種目:2・4・7時間エンデューロ、キッズレース
参加規模:約3,000名程度を予定
参加費:2000円(キッズ)~48000円
申込締切:web・電話エントリー 4月8日(水) 郵送 4月6日(月)消印有効
主催:もてぎ7時間エンデューロ実行委員会
問い合わせ先:もてぎ7時間エンデューロ大会事務局 TEL:03-6435-4374  


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