トライスポーツが取り扱う台湾ブランド MAX DNAより、超コンパクトなハンディポンプ「BLADE(ブレード)」が発売されている。持ち運びに長けている上、使い勝手にこだわった製品だ。インプレッションをお伝えしよう。



MAX DNA BLADE RBS(カラーは手前がチタン、奥がアルミ)MAX DNA BLADE RBS(カラーは手前がチタン、奥がアルミ) photo:So.Isobe
BLADE(ブレード)にはサイズが異なるRBS(13cm)とRBM(19cm)という2種類がラインナップされており、今回インプレッションを行ったのは最小を誇るRBSだ。

BLADE RBS最大の特徴はそのコンパクトさにある。一般的なボールペンよりも短い本体はツールケースはもちろんのこと、ジャージのバックポケットにも余裕をもって収納可能である上、他に補給食やレインジャケットを詰めていても全く邪魔になることが無い。重量も51gと軽量で、他の携帯ポンプには無いこのコンパクトさは大きな魅力である。

ポケットに難なく収まるコンパクトさ。他に補給食やレインジャケットを入れても余裕があるポケットに難なく収まるコンパクトさ。他に補給食やレインジャケットを入れても余裕がある 13cmという超コンパクトサイズのBLADE RBS。まさしく「ハンディ」サイズだ13cmという超コンパクトサイズのBLADE RBS。まさしく「ハンディ」サイズだ

ホースと確実に固定できる口金を装備するため、ポンピングに不安が無いホースと確実に固定できる口金を装備するため、ポンピングに不安が無い 内部にはホースが仕込まれている。BLADE RBSのホース長は約5cm内部にはホースが仕込まれている。BLADE RBSのホース長は約5cm


しかも、小さいだけに留まらないのがBLADE RBS。ヘッド部分にはホースが組み込まれており、口金にはネジが切られているためチューブのバルブと強力に装着できる。ホースが無い携帯ポンプでは充填の際に外れたり、空気が漏れたり、バルブが曲がってしまうことがあるが、BLADE RBSならその心配が無用というワケだ。

実際に23cのロード用タイヤに空気を充填したが、確実に固定できる口金とホースの効果はかなり大きく、外れる不安も無くポンピングができた。さすがに本体が小さいためラクラク充填とはいかないが、小ささを考えればかなり優秀なつくりだと言えるだろう。ちなみに500回のポンピングで約4.5bar、750回では約5.4barまで空気を入れることができたが、これ以上は一人ではなかなか厳しいものがある。ただし空気の漏れは一切無かったため、構造的にはカタログスペック上限の11barまで耐えられるのかもしれない。より大きなボディを持つBLADE RBMならば、もっと簡単に高気圧が充填できるだろう。

ボトルケージ台座に取り付けるアタッチメントが付属するボトルケージ台座に取り付けるアタッチメントが付属する 750回ポンピングをして空気圧を測ってみた。結果は約5.4bar750回ポンピングをして空気圧を測ってみた。結果は約5.4bar


BLADE RBSはチタン、ブラック、アルミという3カラーが用意され、BLADE RBMはブラックとアルミの2カラー。BLADE RBMの重量は75gだ。共にボトル台座に取付けるブラケットとボルトが付属するため、荷物が多くなるロングライド派にも。価格も1,900円(税別)と非常にリーズナブルであるため、とりあえず1つ購入しておいても損は無いはずだ。



MAX DNA BLADE RBS 、BLADE RBM
全 長:13cm(RBS)、19cm(RBM)
重 量:51g(RBS)、75g(RBM)
カラー:チタン(RBSのみ)、ブラック、アルミ
付属品:ボトル台座取り付け用ブラケット&ボルト
価 格:1,900円(税別)


text&photo:So.Isobe