ライトウェイプロダクツジャパンが新しく取り扱いを始めたヘルメットブランドのLUMOS(ルーモス)。コミューターの安全性を高めるために様々なプロダクトを展開する中から、今回はヘルメットのULTRAシリーズが国内で販売される。前後にLEDを搭載して、被視認性を高めたヘルメットを紹介しよう。



ルーモス ULTRA

夜間のサイクリングは周囲に自分の存在をアピールすることが安全にとって極めて重要なこと。自転車に搭載した前後のライトの強力な明るさや、独特な点滅パターンで注意を引きつけると同時に、着用するウェアを蛍光色などで目立たせることでさらに存在を主張できる。

特にペダリングで常に動いている足回りや、高い位置のヘルメット周りに被視認性の高いアイテムを配置することで、車など後続からもサイクリストの存在に気がついてもらいやすくなる。そのためヘルメットに自らリアライトを装着するライダーも少なくない。ライトウェイプロダクツジャパンが新たに取り扱いを開始したルーモスというブランドは、サイクリスト、特に交通量の多い都市部を走るコミューターの安全性を高めるためのプロダクトを展開している。

今回紹介するヘルメットのULTRAもアーバンサイクリストの安全性を高めるために、前頭部に白色LED、後頭部に赤色LEDを搭載することで、先述したように周囲からの被視認性を向上させたプロダクトとなっている。前後のライトは連動しており、1つのボタンで電源操作、モード切り替えが行えるようになっており、加えて点灯・点滅パターンも前後で統一されている。

自動車を思い起こさせる流麗なフォルム

ULTRAのフロントライトはいわゆる前照灯として地面を照らし出す役割というよりも、前方から近づく車両に対してサイクリストの存在をアピールするためのもの。もちろん暗闇のコーナリングで目線の先が明るくなることで得られる安心感に繋がる。また、自転車に取り付けるライトは点灯、ヘルメットは点滅と使い分けることでアピール力も高まる。

左右に分けられたリアライトによる被視認性の向上はもちろんのこと、このライトにはウインカー機能も搭載されており、付属するスイッチで遠隔操作が可能。後続にサイクリストの進行方向を知らせることで、トラブルの回避に貢献してくれるだろう。またウインカーを起動させるとヘルメットから動作音が発せられるため、ライダー自身がウインカーの起動を認識することができる。更にスマートフォンアプリとも連携でき、点灯モードをカスタマイズすることも可能だ。

大きな排気口を備えることで通気性を向上させた

深い溝によって通気性を確保した

ライトの搭載が目玉であるULTRAだが、自動車をイメージさせる流麗なラインも現代的で目を引く。スポーティーでありながらアーバンライドにも似合うフォルムとなっており、スポーツバイクで通勤するライダーにはぴったりだろう。通常モデルのULTRAと、アクシデント時に脳へのダメージを低減する技術を採用したULTRA MIPSがラインアップされる。サイズは通常モデルがM-L、MIPSモデルがS、M-L、XLの3種類。

今回は通常モデルのヘルメット(M-L)を頭囲58cmの編集部員が試着した。サイズ感はちょうど良いのだが、ULTRAのシェル形状はヨーロピアンな楕円形。カブトなどアジアンフィットがベストチョイスとなる方は、一度ショップで試着することをお勧めする。価格は通常モデルが24,200円(税込)、MIPSモデルが29,700円(税込)。ライトのスペック等は以下の一覧をチェックしてもらいたい。

最大300ルーメンの明るさのフロントライト

自動車のような配置でリアライトが備えられた

リモートスイッチでウインカーを操作する



ルーモス ULTRA
カラー:アクアマリン、アッシュグレー、チャコールブラック、ジェットホワイト
サイズ:M-L(54 – 61cm)
重量:370g
価格:24,200円(税込)

ルーモス ULTRA MIPS
カラー:アッシュグレー、チャコールブラック、ジェットホワイト
サイズ:S(51〜55cm)、M-L(54〜61cm)、XL(61〜65cm)
重量:370g(S)、409g(M-L)、450g(XL)
価格:29,700円(税込)

ライトスペック
フロント:30個、ホワイトLED 最大300ルーメン
リア:片側32個、左右合わせて64個のLED 最大300ルーメン
付属のリモートスイッチでウインカー作動
スマートフォンの設定でフロント、リアともに点灯パターンの細かい設定が可能。
Bluetooth 4.2

バッテリー
3.7V 1100mAh リチウムイオン電池
USB Type-C (ケーブル付属)
3時間で満充電
点灯時間は設定により4時間から10時間