フランスで開催されたパリ〜ブールジュ(UCI1.1)で、集団スプリントを制したアンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)が今シーズン20勝目をマーク。新城幸也(Bboxブイグテレコム)は集団スプリントに絡んで14位。アシストとして力を使った土井雪広(スキル・シマノ)は途中リタイアに終わった。

アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)写真はブエルタ出場時アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)写真はブエルタ出場時 photo:Cor Vosパリ〜ブールジュは1913年に第1回大会が開催された歴史ある大会で、今年で開催59回目。193kmのレースは、序盤から20名の逃げが決まり、最大2分30秒のアドバンテージ。しかし大集団がゴール11km手前で逃げを吸収し、集団スプリントでグライペルが優勝を飾った。

ブエルタ・ア・エスパーニャでポイント賞&ステージ4勝のグライペルは、今シーズンの勝利数を20勝の大台に乗せた。グライペル自身も「シーズン序盤は出遅れていただけに、こんなに勝利数を伸ばせるとは思っていなかった」と驚きの様子。

「今日はポッソーニとレイネスが逃げに乗っていたから、集団コントロールに力を使う必要が無かったし、実際彼らが逃げ切ると思った。(逃げが吸収されてから)レース終盤はアタックを封じ込めるためにチームが総力を挙げて集団を牽引。チームメイトのおかげでいいポジションをキープして、ラスト300mからロングスプリントを仕掛けた。アエドが迫ってきたけど、向かい風が彼の追い上げを拒んだのだと思う」。チームコロンビアとしては昨年のベルンハルト・アイゼル(オーストリア)に続く大会連覇。ついに昨年のシーズントータル勝利数の85勝に並んだ。プロツアーチームの勝利数としてはブッチギリ1位だ(2位のサクソバンクは43勝)。

集団スプリントに絡んだ新城幸也は14位。新城は自身のブログの中で「残り25km辺りで約15人の逃げに入ったけど、複数のチームが前に入っておらず、ゴール前に吸収された」とレースを振り返る。「今回はチームメイトのウイリアム・ボネの地元でもあったので、最後は彼にスプリント!と思ったが、、、彼は序盤から逃げに入って、力が残っておらず、僕に出番が回ってきたのだけど、僕も上手くこのチャンスをモノに出来なかった。しかし、調子は良かった。その分、中盤で動きすぎたのが、最後仇になってしまった」。

新城は10月11日に開催されるパリ〜トゥールに初出場する予定。「昨年は逃げが逃げ切ったそうで、でも、集団スプリントのレースとも聞きます。日本の皆さんに元気な姿を見てもらえるように頑張ります!」と意気込みを語った。

ヨーロッパ最終戦の土井雪広は、アシストとして集団牽引に力を尽くして途中リタイア。「逃げグループにスキル・シマノは誰も入れなくて、2時間近くに及ぶ追走も実らず、その追走ですべてを使い切って、レースを降りました。最終戦もっといい走りしたかったけど、違う形で力を使い切っちゃいました」と悔しさを滲ませる。

土井はジャパンカップに出場するために帰国。「気持ちを切り替えて、ジャパンカップに向けて調整していきたいと思います」。スキル・シマノが出場しないため、日本ナショナルチームのメンバーとして出場する予定だ。

レース展開&選手コメントはチーム公式サイト、ならびに選手ブログより。

パリ〜ブールジュ2009
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア・HTC)4h11'55"
2位 フアンホセ・アエド(アルゼンチン、サクソバンク)
3位 アレクサンドル・ウソフ(ベラルーシ、コフィディス)
4位 ロジャー・ハモンド(イギリス、サーヴェロ)
5位 セバスティアン・シャヴァネル(フランス、フランセーズデジュー)
6位 セバスティアン・イノー(フランス、アージェードゥーゼル)
7位 アンドレアス・ダイツィカー(スイス、フォアアールベルク・コラテック)
8位 マルティン・ライマー(ドイツ、サーヴェロ・テストチーム)
9位 ボルト・ボジッチ(スロベニア、ヴァカンソレイユ)
10位 ロメン・フェイユ(フランス、アグリチュベル)
14位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
DNF 土井雪広(日本、スキル・シマノ)

text:Kei Tsuji

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