ダンケルク4日間レースは最終日を迎え、コカールやナポリターノを振り切ったトップスポートのエドワード・テウンスがスプリント勝利。総合ではイグナタス・コノヴァロヴァスが優勝した。



逃げたトマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)ら逃げたトマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)ら photo:www.4joursdedunkerque.orgダンケルク4日間レースも最終第5ステージを迎え、ダンケルク近郊を巡る171kmのフラットコースにここまで残った105名が駆け出した。途中には小規模な丘越えが2カ所用意され、1周6.9kmのサーキットコースを10周してゴールへと至る。

最終ゴールスプリントを制したのはエドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)最終ゴールスプリントを制したのはエドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン) photo:www.4joursdedunkerque.orgこの日序盤から逃げたのは、トマ・ヴォクレール(フランス、ユーロップカー)やセバスティアン・テュルゴー(フランス、AG2Rラモンディアール)、ローラン・ピション(フランス、FDJ)といった6名の選手たち。

しかしスプリントに執念を燃やすコフィディスやトップスポートフラーンデレンが牽くメイン集団によって終盤に吸収され、そこからベノワ・ヤリエ(フランス、ブルターニュ・セシェ)が単騎飛び出したが成功せず。

最後はコフィディスの強烈な牽きからスプリントに持ち込まれ、口火を切ったエドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)が追い込むブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)とダニーロ・ナポリターノ(イタリア、ワンティ)を振り切って勝利。惜しいレースが続いたテウンスにとっては嬉しい勝利となった。

また、総合優勝は危なげなく走り切ったイグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM)。サーヴェロテストチーム、モビスター、MTNキュベカと渡り歩き今年からフランスのコンチネンタルチームに所属する29歳が勝利を飾った。



総合優勝したイグナタス・コノヴァロヴァス(中央・リトアニア、マルセイユ13KTM)総合優勝したイグナタス・コノヴァロヴァス(中央・リトアニア、マルセイユ13KTM) photo:www.4joursdedunkerque.org


ダンケルク4日間レース2015第5ステージ結果
1位 エドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
2位 ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)
3位 ダニーロ・ナポリターノ(イタリア、ワンティ)
4位 ヤウヘニ・ウタロヴィッチ(ベラルーシ、ブルターニュ・セシェ)
5位 ティモシー・デュポン(ベルギー、ルーベ・リールメトロポール)
6位 ミハエル・シュワルツマン(ドイツ、ボーラ・アルゴン18)
7位 ラッセル・ダウニング(イギリス、クルトエナジー)
8位 アンドレ・ローイ(オランダ、ルームポット)
9位 アンソニー・マルドナード(オベール93)
10位 バプティステ・プランカート
3h54'23"











個人総合成績
1位 イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、マルセイユ13KTM)
2位 ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)
3位 アロ・ヤキン(エストニア、オベール93)
4位 フレデリック・バッカールト(ベルギー、ワンティ)
5位 ダミアン・ゴダン(フランス、AG2Rラモンディアール)
6位 マッズ・ペデルセン(デンマーク、クルトエナジー)
7位 エドワード・テウンス(ベルギー、トップスポートフラーンデレン)
8位 フロリアン・ヴァション(フランス、ブルターニュ・セシェ)
9位 ブリース・フェイユー(フランス、ブルターニュ・セシェ)
10位 アントニー・ドゥシェーヌ(カナダ、ユーロップカー)
21h25'03"
+14"
+31"
+35"
+40"
+44"
+46"
+1'04"
+1'36"
+1'37"


ポイント賞
ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)

山岳賞
ジュリアン・アントマルキ(フランス、ルーベ・リールメトロポール)

ヤングライダー賞
ブライアン・コカール(フランス、ユーロップカー)

チーム総合成績
ブルターニュ・セシェ

text:So.Isobe
photo:www.4joursdedunkerque.org


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