6月18日、フランス南部で第33回ルート・ドゥ・スッド(UCI2.1)が開幕した。初日の第1ステージで別府史之(スキル・シマノ)が4名の逃げに乗った。最後は逃げ切りを決めた4名のスプリント勝負に持ち込まれ、フミは僅差の2位。スプリントには敗れたが、フミは山岳賞ジャージを獲得している。

山岳コースで逃げる別府史之(日本、スキル・シマノ)ら4名山岳コースで逃げる別府史之(日本、スキル・シマノ)ら4名 photo:www.routedusud.fr今年で開催33回目のルート・ドゥ・スッドは、ピレネー山脈に近いフランス南部を舞台に行なわれる4日間のステージレース。アージェードゥーゼル、Bboxブイグテレコム、ケースデパーニュ、コフィディス、フランセーズデジューのプロツアー5チームも出場している。日本からは別府史之と土井雪広(スキル・シマノ)、松尾修作(チームネオテル)が出場。早速第1ステージでフミが逃げに乗った。

フミとともに逃げたのは、アテネ五輪団体追い抜き銅メダリストのカルロス・カスターノ(スペイン、シャコベオ・ガリシア)、ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)、ヤン・ピヴォワ(フランス、ブルターニュ・シュレー)の3名。この逃げは一時メイン集団を10分以上引き離した。

中盤に設定された2級山岳スロー峠(標高1474m)と3級山岳ボルデレ峠(標高1156m)はどちらもフミが先頭で通過し、合計12ポイント獲得で山岳賞トップに。フミは山岳賞ジャージ獲得を決めている。

やがてメイン集団は追撃を開始したが、先頭4名を捉えるには至らない。最後は4名によるスプリント勝負に持ち込まれ、26歳のルソーが先着。北京五輪の団体追い抜きで5位に入ったルソーが、プロ4年目でプロ初勝利。同時にリーダージャージを獲得した。

フミは悔しい僅差の2位。フミのレース後インタビューはこちら

レース展開はレース公式サイトより。

ルート・ドゥ・スッド2009第1ステージ結果
1位 ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)3h45'23"
2位 別府史之(日本、スキル・シマノ)
3位 ヤン・ピヴォワ(フランス、ブルターニュ・シュレー)
4位 カルロス・カスターノ(スペイン、シャコベオ・ガリシア)
5位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)
91位 土井雪広(日本、スキル・シマノ)+16'58"

個人総合成績
1位 ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)3h45'04"
2位 別府史之(日本、スキル・シマノ)+10"
3位 ヤン・ピヴォワ(フランス、ブルターニュ・シュレー)+13"
4位 カルロス・カスターノ(スペイン、シャコベオ・ガリシア)+15"
5位 マルコ・マルカート(イタリア、ヴァカンソレイユ)+2'17"
91位 土井雪広(日本、スキル・シマノ)+17'17"

ポイント賞
ニコラ・ルソー(フランス、アージェードゥーゼル)

山岳賞
別府史之(日本、スキル・シマノ)

チーム総合成績
アージェードゥーゼル

最新ニュース(全ジャンル)