現代においてもイタリア・ミラノ郊外の工房でのハンドメイド生産にこだわる職人気質のイタリアンブランド、デローザ。そのデローザから、一度はカタログから姿を消したハイエンドマシン PROTOS(プロトス)が再び復活を果たした。

復活を果たした最高峰モデル デローザ プロトス復活を果たした最高峰モデル デローザ プロトス (c)日直商会

先代プロトスは2004年、ジロ・デ・イタリアを戦うステファノ・ガルゼッリのためのスペシャルモデルとして登場した「PROTOTYPE 1d」をリファインして市販化したものだった。プロトスはプロチームのエース級の選手のみに供給され華々しい活躍を飾ったものの、2007年にカタログから姿を消してしまった。

スクエア断面のチューブを採用するスクエア断面のチューブを採用する (c)日直商会大きくボリュームを持たせたヘッド周り大きくボリュームを持たせたヘッド周り (c)日直商会


そして2012年1月27日、巨匠ウーゴ・デローザ氏の誕生日にあわせてプロトスは復活を遂げた。大口径のスクエアチューブで構成されたモノコックフレームは弾性率の異なる3種類のハイモジュラスカーボンを配合し、BB30などの新規格を採用することで高次元での性能のバランシングを図ったという。

プロトスは完成車として販売がされ、バリエーションはカンパニョーロ・スーパーレコード+ボーラtwoウルトラ仕様(1,617,000円・税込)と、スーパーレコードEPS+ボーラtwoウルトラ仕様(1,837,500円・税込)の2種類という超プレミアモデルだ。 

デローザ近年の流行であったインテグラルシートポストは排されたデローザ近年の流行であったインテグラルシートポストは排された (c)日直商会非常に特徴的なBB周辺のフォルムを見せる非常に特徴的なBB周辺のフォルムを見せる (c)日直商会


フレームサイズは44.5~58.5(AF)までの8サイズがラインナップされ、加えて特筆すべきは、カスタムサイズ&ジオメトリーがアップチャージ無しでオーダーできる点。さらにハンドル幅、ステム長、クランク長、カセットの歯数を選択することができ、パーソナルマッチングを可能としている。

プロトスはデローザがサポートするチームのエース級ライダーのみに供給が行われ、同じくデローザを使用するチームNIPPOにも非常に僅かな数ながら供給される予定とのことだ。 国内での取り扱いは日直商会。


デローザ プロトス
■サイズ:44.5、47.5、49.5、51.5、52.5、54.5、56.5、58.5、カスタムオーダー
■カラー:マットブラック
■価 格:
・カンパニョーロ・スーパーレコードEPS+ボーラtwoウルトラダークラベル完成車:1,837,500円(税込)
・カンパニョーロ・スーパーレコード+ボーラtwoウルトラダークラベル完成車:1,617,000円(税込)
・いずれもハンドル幅、ステム長、クランク長、カセットの歯数が選択可能



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