ジュニアに続いて開催されたシクロクロス世界選手権 U23は、ラルス・ファンデルハール(オランダ)が接戦の末ウィーツ・ボスマンス(ベルギー)をスプリントで下し、2年連続のU23世界王者に輝いた。

コクサイデ名物の砂地が選手たちを苦しめるコクサイデ名物の砂地が選手たちを苦しめる (c)CorVosジュニア世界選でのオランダのマシュー・ファンデルプールの優勝に沸くコクサイデ。ジュニア終了から時間を置いて開催されたU23を制したのもまたオランダ。シクロクロス大国ベルギーはオレンジのオランダにまたしても制圧された。

レースはスタートからしばらくは落車が相次ぐが、優勝候補筆頭のラルス・ファンデルハール(オランダ)がまずは大きくリードを保ち、混乱からの危険を避ける戦法に出た。これにウィーツ・ボスマンス(ベルギー)が追いつき、ふたりのランデブーに。
2週目に入ってミヒエル・ファンデルヘイデン(オランダ)らが追いつき、4人のパックが形成された。

コクサイデ特有の砂地ではパワフルな走りを見せてリードする長身のボスマンスに対し、ファンデルハールは小柄な身体を使ったキレのある走りで応戦する。ワールドカップでのリザルトではファンデルハールのほうが優っているが、ボーマンスの健闘が光る。

オランダのファンデルハールとファンデルヘイデン、ベルギーのボスマンスの3人が後続を離し、先頭を入れ代わり立ち代わり後続とのリードを広げた。

混乱する集団から飛び出すラルス・ファンデルハール(オランダ)混乱する集団から飛び出すラルス・ファンデルハール(オランダ) (c)CorVosオランダの2人を相手に闘うウィーツ・ボスマンス(ベルギー)オランダの2人を相手に闘うウィーツ・ボスマンス(ベルギー) (c)CorVos

オランダ2人対ベルギーひとりの体制のまま残り2周へ。最終周回では2008年シクロクロスU23世界チャンピオンのアルノー・ジョフロワ(フランス)が差を詰めて迫るが、ポディウム3枠の戦いは最後まで前の3人で繰り広げられた。

ウィーツ・ボスマンス(ベルギー)を下し2年連続のU23クロス世界王者に輝いたラルス・ファンデルハール(オランダ)ウィーツ・ボスマンス(ベルギー)を下し2年連続のU23クロス世界王者に輝いたラルス・ファンデルハール(オランダ) (c)CorVos数のメリットを活かそうとするオランダの2人は、アタックを掛けて引き離そうとする。しかしボーマンスはそれを許さず、ふたりの間に割って入る。肩をぶつけ合い、割り込み合い、砂地ではあわやクラッシュ寸前の火花を散らす。
勝負は最終ラップのゴールスプリントへ。テール・トゥ・ノーズの戦いは最終コーナーで前に割って入ったファンデルハールがそのまま鋭いスプリントで決着をつけた。

20歳、身長169cmと小柄なラルス・ファンデルハールは2011年にはオランダナショナル選手権、ヨーロッパ選手権、そしてドイツのセントヴェンデルで開催された世界選手権を制したトリプルチャンピオン。下馬評通り再び世界選手権に勝ち、見事世界選連覇を達成した。


U23世界王者のラルス・ファンデルハール(オランダ)と3位のミヒエル・ファンデルヘイデン(オランダ)U23世界王者のラルス・ファンデルハール(オランダ)と3位のミヒエル・ファンデルヘイデン(オランダ) (c)CorVosシクロクロス世界選手権2012 U23 結果
1位 ラルス・ファンデルハール(オランダ) 0:49:20
2位 ウィーツ・ボスマンス(ベルギー)     +0:00:01
3位 ミヒエル・ファンデルヘイデン(オランダ) +0:00:04
4位 アルノー・ジョフロワ(フランス)     +0:00:05
5位 ローレンス・スウィーク(ベルギー)    +0:00:50
6位 マレク・コンワ(ポーランド)       +0:00:50
7位 ミケ・テウニッセン(オランダ)      +0:01:03
8位 アルノー・グランド(スイス)       +0:01:13
9位 ダヴィ・メヌ(フランス)
10位 ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー)  +0:01:28
  

text:Makoto.AYANO
photo:(c)CorVos

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