2012年1月14日、オーストラリア初のUCIプロチーム(ファーストディビジョンチーム)であるグリーンエッジがチームプレゼンテーションを行ない、正式なチームジャージを発表した。同会場には全日本チャンピオンの別府史之も登場。白基調のナショナルチャンピオンジャージを披露した。

グリーンエッジのツアー・ダウンアンダー出場メンバーグリーンエッジのツアー・ダウンアンダー出場メンバー photo:Kei Tsujiステージにはツアー・ダウンアンダーに出場する7名の選手(オグレディ、ダーブリッジ、ハワード、マキュアン、マイヤー、ジェランス、ゴス)が正式なチームジャージを着て登場した。

オーストラリア選手権で使用されていたジャージとは異なり、胸元に大きく「Green EDGE」の文字が入る。黒を基調としながら、オーストラリアのイメージカラーである緑とゴールド(黄色ではない)が強調されたジャージだ。

チーム立ち上げまでの経緯を話すシェイン・バナンGMチーム立ち上げまでの経緯を話すシェイン・バナンGM photo:Kei Tsujiシェイン・バナンGMは「トラックレースやクラシック、そしてツールで成績を残すオーストラリアが、トップチームを持つ到達する瞬間がようやく訪れた。じっくりとグリーンエッジというブランドを作り上げたい」と声を躍らす。

チームはオーストラリアの若手とベテラン、そして海外選手を組み合わせた30名の布陣。チームを先導するのはベテランのオグレディとマキュアンだ。「自分がプロを引退するまでにオーストラリアのトップチームが誕生することを夢見ていたんだ」とオグレディ。

キャメロン・マイヤー、サイモン・ジェランス、マシュー・ゴス(いずれもオーストラリア、グリーンエッジ)キャメロン・マイヤー、サイモン・ジェランス、マシュー・ゴス(いずれもオーストラリア、グリーンエッジ) photo:Kei Tsujiマキュアンは「自分がこれまで培ってきた経験を若い選手に伝えたい。だが自分もまだまだ走れると思っている」と力強い言葉を残す。

翌15日に開幕するツアー・ダウンアンダーでは、オーストラリアチャンピオンのジェランスや、ディフェンディングチャンピオンのマイヤーらが総合を狙う。「ダウンアンダーで結果を残さないといけないというプレッシャーはあるが、みんなリラックスしていて良い雰囲気。良い状態でレースに挑めそうだ」と語るのは、平坦ステージでエーススプリンターを担うゴス。その表情は明るい。

チームプレゼンテーションには登場しなかったが、現地入りした別府史之も来場。その場で受け取ったばかりのナショナルチャンピオンジャージを報道陣に披露した。フミは数日間アデレードで過ごし、その後メルボルンでのチームトレーニングキャンプに参加する予定だ。

チームプレゼンテーションの模様はフォトギャラリーにて!!

グリーンエッジで再びチームメイトとなったロビー・マキュアン(オーストラリア)と別府史之グリーンエッジで再びチームメイトとなったロビー・マキュアン(オーストラリア)と別府史之 photo:Kei Tsuji全日本チャンピオンジャージを着てアデレードの街を走る別府史之(グリーンエッジ)全日本チャンピオンジャージを着てアデレードの街を走る別府史之(グリーンエッジ) photo:Kei Tsuji

全日本チャンピオンの別府史之(グリーンエッジ)と新たな相棒スコット・FOIL全日本チャンピオンの別府史之(グリーンエッジ)と新たな相棒スコット・FOIL photo:Kei Tsuji

text&photo:Kei Tsuji in Adelaide