11月24日、ASO(アモリー・スポーツ・オルガニザシオン)は、2013年のツール・ド・フランスがコルシカ島(フランス語:コルス島)でグランデパール(開幕)を迎えると発表した。1903年に第1回大会が開催され、2013年に開催100回目を迎える世界的ビッグイベントが、歴史上初めてコルシカ島に脚を踏み入れる。

2013年のグランデパールを迎えるコルシカ島2013年のグランデパールを迎えるコルシカ島 photo:A.S.O.地中海西部、フランス本土とイタリア・サルデーニャ島に挟まれたコルシカ島で、2013年のツールが動き出す。フランスにある22の地域圏の中で、まだツールが通過していないのは現状このコルス地域圏(コルシカ)だけ。ナポレオン1世の出身地として知られ、人口30万人、四国の半分ほどの面積の島が、歴史上初めてツールを迎える。

ASOは2010年から2年連続でクリテリウム・アンテルナシオナル(UCI2.HC)をこのコルシカ島で開催している。2011年大会には土井雪広(スキル・シマノ)も出場。フランク・シュレク(ルクセンブルク)が総合優勝を飾っている。

コルシカ島は山がちな島であり、島中央部には2500m級の山々が連なる。その最高峰サント山は標高2710m。WRC(世界ラリー選手権)のラウンドの1つ「ツール・ド・コルス」の舞台としても知られている。

2013年のツールはコルシカ島で数ステージをこなし、その後休息日を経てフランス本土に移動すると見られる。コースの詳細は12月6日にコルス地域圏の首府アジャクシオで行なわれる記者会見で明らかにされる予定だ。

text:Kei Tsuji

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